【モンタージュ三億円事件奇譚】 ドラマのネタバレ。結末は漫画と同じ「鳴海鉄也は病死。大和は生き延びる」

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ドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」の原作漫画を読んだので結末などネタバレに迫ります。
三億円事件のドラマというだけでなく、唐沢寿明さんと福士蒼汰さんが初の親子共演ということでも話題ですね。

ドラマを見る時間がなかったり、見るほど興味はないけどあらすじや、結末ネタバレは知っておきたいという人は参考になると思います。

「モンタージュ」の意味は、いくつかの断片を組み合わせて作った写真などのことをいいます。
ドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」での「モンタージュ」の意味は、三億円事件の犯人を指名手配したときのモンタージュ写真のことを指します。

また同時に、大和の父親・鳴海鉄也が、整形をして名前を変えたり、水死を偽装したりしながら生きていた自分の人生を原作漫画で「まるでモンタージュ写真」だと振り返るところにも、意味は通じています。
 
 

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ドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」キャスト

★現代のキャスト★

■殺人と「三億円事件」に巻き込まれ逃走
・鳴海大和 25才(福士蒼汰)
・小田切未来 23才(芳根京子)
■大和の父
・鳴海鉄也 66才(唐沢寿明)
■共和党幹事長(元「三億円事件」刑事)
・沢田慎之介 70才(西田敏行)
■沖縄でバーを経営
・響子ギブソン 68才(夏木マリ)

■大和と未来を殺人容疑者に仕立てた悪徳刑事
・関口二郎 48才(遠藤憲一)
■「三億円事件」府中南署の刑事
・東海林明 70才(香川照之)
■刑事
・水原大輔 30才(ムロツヨシ)

■未来の家族
・小田切武雄 48才(デビッド伊東)
・小田切葉子 48才(西尾まり)
■予備校
・鈴木泰成 33才(劇団ひとり)
・中野夏美 19才(杉咲 花)

★1968年のキャスト★

■「三億円事件」メンバー
・川崎雄大(のちの大和の父) 17才(野村周平)
・望月竜 18才(渋谷謙人)
・響子ギブソン(竜の彼女) 19才(ホラン千秋)
・横溝保(竜の弟分) 17才(瀬戸利樹)
■府中南署の刑事
・沢田慎之介(のちの大物政治家) 22才(三浦貴大)
・東海林明 30才(香川照之)
■雄大の彼女
・井上和子 18才(門脇 麦)

ドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」あらすじ

■1968年「三億円事件」
1968年(昭和43年)12月10日に、東京都府中市で発生した20世紀最大の未解決事件「三億円事件」。
空前の規模(のべ17万人の捜査員を動員)での大捜査が行われたものの、犯人逮捕には至らず、時効を迎えた。

■2009年
舞台は2009年の長崎、高校3年生の鳴海大和(なるみ・やまと/福士蒼汰)は通学路の途中で、幼なじみの小田切未来(おだぎり・みく/芳根京子)と共に、地面にできた血だまり、さらには壁に付着した血痕を発見する。
その血痕をたどると、袋小路に倒れる瀕死の老人・東海林明(しょうじ・あきら/香川照之)を発見。
大和は唐突に、東海林から「お前の父親は、三億円事件の犯人だ。誰も信用するな」と告げられる。
その真意を尋ねようとする大和だが、東海林は大和への宣告を最後に、亡くなってしまった。

その日の夜から、突然、姿を消した大和の父親・鳴海鉄也(なるみ・てつや/唐沢寿明)は、三日後に長崎から遠く離れた東京で水死体として発見される・・・。
元々、母親を早くに亡くし、鉄也に男手ひとつで育てられてきた大和は、若くして両親を失うことに。
幼い頃から、鉄也を父親のように慕ってきた未来の父親・武雄(たけお/デビット伊東)は、大和を放っておけず、大和は小田切家で一緒に暮らすことに。

■2016年。現代
時は過ぎ、2016年の長崎、25歳になった大和は、高校卒業後、進学も就職もせず、フリーターとして日々を無為に過ごしていた。
人生の目的を見出すこともできずに、日々を漫然と過ごす大和は、その不満を埋めるかのように、7年前に東海林から告げられた「お前の父親は、三億円事件の犯人だ」という言葉に妄想を膨らまし、「三億円事件」について詳しく調べ始める。

そんな折、大和は父親・鉄也の形見の剣道着を、武雄に譲り渡す。
武雄の計らいで「鳴海」という刺しゅうの入った「垂ネーム」だけは大和が受け取ることに。
その「垂ネーム」に違和感を抱く大和。縫い目を切り、中を調べるとそこには折り畳まれた旧・五百円札が入っており、広げてみると飛び散った血痕が付着していた。
慌てて、三億円事件関連の資料を調べる大和。資料には、三億円事件で奪われた紙幣のうち、ナンバーが分かっているのは二千枚の五百円札だけとあり、該当のナンバーが記されていた。
手元にある五百円札のナンバーを調べると、資料のナンバーと一致する。なぜ三億円事件で奪われた紙幣が、父の剣道着に隠されていたのか・・・。

■三億円を発見
一方、武雄も鉄也の甲手からメモを発見する。
その数日後、武雄と未来の母親・葉子(西尾まり)が失踪。夫婦の失踪と三億円事件の関連を疑う大和は、武雄が鉄也の甲手から発見したメモを見つけ、彼らがかつては「炭鉱の島」として空前の繁栄を誇り、今は誰も住まない孤島、軍艦島に向かったことに気付く。
夫婦を追って、軍艦島にたどり着いた大和と未来は、メモに書かれていた場所から、三億円事件で奪われたと思われる旧一万円札の束が詰まった袋を発見する。しかし、武雄と葉子の姿はなかった・・・。

大和と未来が、三億円を持って軍艦島からボートで戻って来ると、二人組の男たちに出会う。
一人は、2009年に大和と未来が、東海林の死に立ち会った際に、事情を聞かれた長崎の刑事・関口二郎(せきぐち・じろう/遠藤憲一)、もう一人は山田というヤクザだった。
彼らのただならぬ雰囲気に困惑する大和と未来の前に、車に乗って助けに現れたのは、鈴木泰成(すずき・たいせい/劇団ひとり)だった。
泰成は、予備校講師で、未来の父親・武雄が経営する剣道場の門下生でもあり、大和と未来とは旧知の仲。
泰成の助けで、関口と山田から何とか逃げられた大和と未来。

■大和と未来が殺人の容疑者に仕立てられる
二人を取り逃した関口は、刑事であるにも関わらず、近くにいた貸しボート屋の店主を殺害、さらにその犯行を大和と未来によるものだと罪をなすりつけ、二人を殺人犯として指名手配する。
また、2009年に東海林を殺害したのも、関口だった。

http://www.fujitv.co.jp/montage/story.html

 
 

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ドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」原作漫画を読んで結末ネタバレ

ドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」は、漫画を原作にして制作されているので、結末のネタバレは同じになると思います。

■東海林明は殺された理由
香川照之演じる東海林明刑事は、三億円事件の真相にたどり着いた理由で、悪徳刑事の関口二郎に殺されます。
関口二郎は沢田慎之介の手下です。
「お前の父親は、三億円事件の犯人だ」
東海林が言ったことは本当です。

■大和の父・鳴海鉄也の水死はウソ
唐沢寿明演じる鳴海鉄也は、東海林刑事が殺された3日後に東京で水死体で見つかりますが、これは鳴海鉄也が用意した別人の死体です。
じつは鳴海鉄也は沢田慎之介の船で、関口二郎にわざと撃たれて、死んだと偽装したのでした。

■沢田慎之介と川崎雄大は旧知の間柄
共和党幹事長の沢田慎之介は、川崎雄大(鳴海鉄也)とは学生時代から「雄大」「慎ちゃん」と呼び合う仲でした。
三億円事件がきっかけで刑事から出世し政治家に。
雄大に三億円事件を持ち掛けた黒幕であり、全てを知っています。

■旧・五百円札の血痕は、竜の血
「垂ネーム」に隠された旧・五百円札の血痕は、竜の血です。
三億円事件の直後に、沢田慎之介が誤って竜を撃った時の血です。
■若手警官の水原大輔は殺される
ムロツヨシ演じる若手警官の水原大輔は、夏美に刺され、関口に撃たれ、海に沈みます。
夏美は関口に弱みを握られています。

■関口二郎は夏美がとどめを刺す
関口二郎には双子の兄、欽一がいます。
欽一が夏美と殺そうとしたのを二郎を助けようとして、結果、兄弟で撃ち合い、欽一は死にます。
二郎は致命傷を負い、夏美が銃でとどめをさし殺しました。
■未来がテレビで三億円事件の犯人を暴露
未来は、長崎から逃げて北海道で両親と再会したあと、江の島で雄大のペンダントを発見します。
テレビ局に潜入し「沢田が三億円事件の犯人だ!」と暴露します。

■鈴木泰成は沢田慎之介を撃つ
テレビでの暴露を受けて、沢田慎之介は記者会見を開き、犯人だと認めます。
劇団ひとり演じる予備校の先生、鈴木泰成は、父・保の死は三億円事件が原因と思い、犯人たちを全員殺すことが目的です。
しかし記者会見場で沢田慎之介を撃った際、父・保も三億円事件のメンバーだと知ります。
沢田慎之介は死に、鈴木泰成は警察に逮捕されます。

■沢田の記者会見の詳細
未来が「沢田が三億円事件の犯人だ」と暴露したのを受けて、記者会見が開かれました。
沢田は議員辞職を発表するとともに、自分が首謀者だと告白します。
事件当時、沢田は警察官であり、警察上層部も知っていました。
すでに時効だが裁きを受けると言う沢田。
そこに、警備員に扮した鈴木泰成が近づき、沢田を撃ちます。

瀕死の沢田は「保の死の真相」を打ち明けました。
1998年、雄大48才、保49才。
保は会社を再建するために三億円の金を貸してくれと雄大に頼みますが、少額ならいいが大金を出すとバレるのでダメだと雄大は断ります。
それなら自殺して保険金を得ようとした保を、雄大に止めようとした際、保が転んで頭を打ち、打ちどころが悪く死んでしまいました。

これにより鈴木泰成は父親も犯人の1人だったと知ります。
そして、沢田は息を引き取りました。

■大和と鉄也

■大和・未来の冤罪の証拠を入手
大和は関口が殺人を犯す現在を捕らえた動画の入ったUSBを手に入れます。
これで冤罪が証明されます。
また、父親が三億円の事件のすべてを録音した音声データも手に入れます。

さらに大和の父親・鳴海鉄也(川崎雄大)は、未来の父親の父親だったことが判明します。
つまり、大和と未来は、叔父と姪の関係でした。

大和は単身、五百円札を持って軍艦島に、父親・鳴海鉄也(川崎雄大)に会いに行き、三億円事件の真相について直に聞き出します。

■三億円事件の真相ネタバレ

1968年3月12日
川崎雄大が17才のとき、彼女で20才の小田切和子が妊娠しました。
8月26日
小田切和子が1人で買物の帰り道、過激派デモ隊と機動隊の衝突に巻き込まれ、重傷を負い死んでしまいます。
ただ、お腹の子供は無事で産まれました。その子供が大和です。
8月30日
過激派デモ隊を懲らしめてほしい雄大に、沢田刑事は「少し時間をくれ」といいます。
9月9日
雄大は病院に子供(武雄)を引き取りに行きますが、未成年であり和子と籍も入れていなかったため、引き取ることができません。
そんなとき、雄大・保・竜・響子の4人に、沢田が三億円強奪の提案をします。
現金輸送車強奪が起きれば、警察はローラー作戦を実施して、過激派のアジトをつぶせるからです。
警察は手柄を立てられるし、雄大たちは大金が手に入ります。
12月7日
沢田は上層部から、計画が成功したら雄大たちを殺せと命令されます。
12月10日 三億円強奪当日、雨。
雄大は白バイ警官に扮して、現金輸送車を「爆弾が仕掛けらた可能性がある」と嘘を言って止めて、爆弾を見つけたフリをして現金輸送車を1人で運転して走り去りました。強奪成功だ。
集合場所で、雄大と竜が待っていると、沢田が銃を片手に、上司を連れてきた。
沢田が竜を撃とうとした瞬間、竜がナイフで沢田の腕を切り付け、五百円札に血が飛び散った。
そして沢田が竜のナイフを持つ手を撃とうとすると、竜がバランスをくずし、顔を撃ってしまった。
次に沢田は「許せ」と言いながら雄大を何発も撃った。

しばらく経ち、雄大は目覚めた。
沢田が白バイ警官の制服に防弾改造を施していたのだ。
しかし竜はまもなく死ぬ致命傷だった。
雄大は、こうなったのは和子の死を受け入れられなかった自分のせいだといい、残された響子と、自分の子供(武雄)のため、業を背負ったまま生きる責任があると言い残して沢田と別れた。

■三億円事件のあと整形して雄大に

雄大は整形をして戸籍を買い、鳴海鉄也になった。
息子(武雄)が剣道の師範をする施設に出入りして、近くで見守った。

武雄は18才で施設を出て長崎の会社に就職し、葉子に出会った。
そして2人の上司は、伊藤恵理。大和の母親だ。
鳴海鉄也(雄大)は、恵理を愛してしまった。
武雄と葉子の間に未来が産まれ、未来を抱く恵理の顔を見て、鳴海鉄也(雄大)は幸せにしたいと思った。
そして恵理は大和を妊娠したが、40過ぎの高齢出産だったため、出産して数日後に亡くなった。


■大和が自殺を図る
三億円事件の真相、未来と自分が産まれた経緯を聞いた大和は、ありがとうと言うとともに、持っていたカッターで自分の首を切りつける。
雄大はとっさに止めに入るが、病気が原因でその場で死んでしまう。

その後、警察のヘリで未来が軍艦島に駆け付けて、血を流して倒れている大和を発見する。

■6日後
未来はやせ我慢して、両親の前で元気に振る舞い、学校に行く。
一方、意識不明で入院していた大和が目を覚ます。
病院から知らせを聞いて未来が駆け付けると、病室から大和が消えていた。

■1年後

大和は以前行方不明。

夏美は、スカウトされ女優になり、殺人犯の演技が好評だった。
テレビのインタビューで「2人殺したことがあるから」と答える夏美。
本当のことだが、周囲は知らないので冗談として笑いになる。

ある日、未来が街で大和に似た後姿を見つけたが人違いだった。
しかし帰宅すると玄関に、雄大のペンダントがあった。
未来「ヤマト おかえり」

以上、ドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」の原作漫画を読んでの結末ネタバレでした。
 
 

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