フジモトマサルが死去 死因は慢性骨髄性白血病!村上春樹の表紙絵も描いた聖なる怠け者の冒険のイラストレーターが46才の若さで

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フジモトマサルさんが11月22日(日)に46才の若さで死去されました。死因は慢性骨髄性白血病という病気です。葬儀・告別式は、兄の藤本雄さんが喪主を務め近親者で行われます。

フジモトマサルさんは漫画家、イラストレーターであり、村上春樹さんの「村上さんのところ」のイラストとカバーを手がけています。代表作として知れれているのは「ウール100%」「いきもののすべて」などです。「聖なる怠け者の冒険」という、森見登美彦さんが朝日新聞に連載した小説でも挿絵を描いていました。

このところ、若くして亡くなられるひとが多いですね・・・。漫画家の宮田紘次さん(34才)、声優の松来未祐さん(38才)、俳優の松山幸次さん(40才)など・・・。


 
 

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漫画家・イラストレーター フジモトマサルプロフィール


フジモトマサルさんは本名を藤本理(まさる)といい、1968年11月22日生まれ。1993年25才の頃からフリーのイラストレーターとなり、翌年1994年に回文絵物語「キネマへまねき」で作家デビューしました。

漫画家としてのフジモトマサルさんは、擬人化した動物が、都市での平凡に暮らす風刺漫画をいくつも手掛けました。
代表作の「ウール100%」は、雌ヒツジのOLが一人暮らしをする模様を描いた4コマまんがです。もうひとつの代表作「スコットくん」は、趣味はインターネットという、群れから離れた南極ペンギンが主役の漫画。「いきもののすべて」は、動物たちの日々を描いた漫画傑作選です。

イラストレーターとしてのフジモトマサルさんは、なぞなぞ、言葉遊びをモチーフにした作品も多くあり、絵本「ダンスがすんだ」は、始まりから終わりまでがすべて回文という変わった物語になっています。

また、「聖なる怠け者の冒険(挿絵集)」は、森見登美彦さんが朝日新聞に連載した小説でフジモトマサルが描いた挿絵を集めたものです。
 
 

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フジモトマサルが死去 死因は慢性骨髄性白血病


フジモトマサルさんが死去した死因である慢性骨髄性白血病とは、どんな病気なのでしょうか。

血液は、骨の中にある「骨髄」で作られるのですが、「骨髄」の中には「造血幹細胞」という、血液のもとになる細胞があるといいます。この「造血幹細胞」ががんになってしまう病気を、「慢性骨髄性白血病」といいます。

「慢性骨髄性白血病」の日本における発症率は、10万人に一人の割合だそうです。そんな、もの凄い稀な病気とフジモトマサルさんは闘っていたのですね。この病気の原因は、遺伝子の異常だそうですが、なぜ遺伝子に異常が起こるのかまでは、原因がわからないそうです。

闘病中のなか、今年は村上春樹さんの「村上さんのところ」のイラストとカバーを手がけました。「村上さんのところ」は、作家の村上春樹さんが2015年1月15日から5月13日までの期間限定サイトで質問者とのやりとりしたもので、新潮社から出版されました。

「フジモトマサル卓上カレンダー2016年」も、闘病中に制作したものだそうです。ただ、フジモトマサルさん本人は、気丈に振るまい楽しんで描いていたといいます。

「ダンスがすんだ」「村上さんのところ」を出版した新潮社は、フジモトマサルさんの若すぎる死に悲しみを募らせています。

心からご冥福をお祈りいたします。


 
 

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