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甘利明大臣、秘書の清島健一氏、秘書の鈴木陵充氏らに
賄賂を1200万円渡したという薩摩興業の正体不明告発人、一色武さんですが、
稲川会らしき右翼団体Aに所属していたときの名刺画像と
甘利明大臣に近づくため勝手に作ったNPOの副理事長の名刺画像が
週刊新潮によって公開されています。
薩摩興業の総務担当と名前以外、正体はわからず謎に包まれた一色武さんですが、
用意周到に罠をしかけたともいわれ、ますます謎めいた存在となっています。
目次
一色武の名刺画像1.稲川会らしき右翼団体A
こちらは週刊新潮に掲載された、
一色武さんが稲川会らしき右翼団体Aに所属していたときの名刺画像です。
迫力ある名刺ですね。
甘利明大臣・秘書の清島健一・鈴木陵充に
賄賂を渡したという一色武氏。
稲川会らしき右翼にいたときの名刺 pic.twitter.com/RQYbsYD3FN
— クロスケ (@kuro_we) 2016, 1月 28
一色武の名刺画像2.NPOの副理事長
こちらも週刊新潮に掲載された、
甘利明大臣に近づくため勝手に作ったNPOの副理事長の名刺画像です。
NPO法人自体は実在する「国際人権教育推進センター」ですが
一色武さんが所属している事実はなく、副理事長だったこともありません。
甘利明大臣・秘書の清島健一・鈴木陵充に
賄賂を渡したという一色武氏。
NPO法人「国際人権教育推進センター」副理事長の名刺。
しかし実際はこのNPOに所属はせず
甘利明大臣に近づくために勝手に作った名刺。 pic.twitter.com/YAAujlXnk8
— クロスケ (@kuro_we) 2016, 1月 28
一色武 稲川会らしき右翼団体Aからの経歴
謎に包まれた一色武さんの、これまでにわかっている経歴を
まとめてみたいと思います。
名前:一色武
年齢:62才
身長:170cm弱
家族:結婚して妻と子供がいる
女性遍歴:フィリピンパブが大好きで、フィリピン女性と暮らしたがある。
職業:千葉県白井市の建設会社S(薩摩興業)の総務担当
マメ:
自分を守る?手段として、賄賂のやりとりの証拠を残す。
・いつどこで会ったかを記録
・領収書はメモといっしょに保管
・50時間以上にもおよぶ会話の録音データ
・ピン札のコピー
しかし過去には、録音データをもとに相手を遠回しに脅すようなこともしています。
経歴1.川会らしき右翼団体に所属
今から20年くらい(1995年42才の頃?)
知人の不動産会社に紹介されて
八王子市を拠点に活動する、構成員20名ほどの「右翼団体A」に所属。
(おそらく稲川会の右翼団体)
月に2度行われる新宿小田急百貨店の前で街頭演説に
年に1~2度ついていった。
この頃からマメな性格で知られ、
領収書はすべて保管・いつ・だれに会ったのか全てメモ。
「録音マニア」ぶりもすでにこの頃からで。
同じ右翼団体の幹部との会話を平気で録音していた。
経歴2.URとの交渉のために薩摩興業の名刺を持つ
薩摩興業の社長からの依頼で、
右翼団体Aと右翼団体Bは3000万円でURとの交渉を引き受けた。
元大臣で元国会議員を使って交渉をすすめるも交渉は失敗してしまう。
薩摩興業の社長は怒り、右翼団体に1000万円払えと迫ったが払えないので
代わりに一色武さんと幹部1名が、URとの交渉をつづけることに。
そのため、一色武さんは薩摩興業の名刺を持つようになった。
経歴3.URとの交渉に甘利明大臣を利用するためNPOの名刺を作る
元大臣で元国会議員を使ったURとの交渉は失敗したので
今度は、現閣僚の甘利明大臣を利用することに。
そのため、甘利明大臣の父親の元秘書が前理事長を務めいていた、
NPO「国際人権教育推進センター」に目をつける。
NPO「国際人権教育推進センター」の前理事長に
甘利明大臣に合わせてくれと頼む一方で、
自分が副理事長だという名刺を勝手に作る。
しかし前理事長から警戒され、甘利明大臣とは会えずこの作戦は失敗。
経歴4.後援会を作るという口実で甘利明大臣に近づく
甘利明大臣は、総務を目指してるので、金を集めるために
全国に後援会を欲しがっている。その心理をついて、
「千葉に後援会を作る」という話を持ちかけ、近づくことに。
一色武さんは後援者のひとりとして、
甘利事務所の半ば身内のような存在となっていく。
2013年5月には甘利明大臣の秘書の大和事務所所長の清島健一氏に
UR交渉の相談をして、3ヶ月後には
URから補償金およそ2億2,000万円を手に入れることに成功。
2014年4月4日には
甘利明大臣の後援会「千葉県甘山会」発会式パーティーが行われる。
しかし、そのたいそうな名称のわりに、
集まったにはたった25~26人。それも、薩摩興業の社長が
声をかけて集まった人々だった。
甘利明大臣はこのパーティーであいさつをするが、
白井市の自民党関係者によれば
薩摩興業の社長は気性の激しい人物として有名であり
付き合いを持つ政治家はいないという。
甘利明大臣はそんなこととは知らずに、
後援会という甘い罠にはまったんだろうか。
経歴5.2013~2015年、賄賂の3年間
2013年から始めた、
後援会を作るという口実で近づくという一色武さんの作戦は
大当たりし、甘利明大臣を賄賂で利用して
URからおよそ2億2,000万円を手に入れることに成功した。
しかし2014年になると
URの道路工事が原因で隣接する薩摩興業の敷地に
コンクリートに亀裂が入る。
それにより、再びURに補償交渉を行うことに。
賄賂を使って甘利明大臣に頼むが
今度は動きが鈍く、夏になっても変化がない。
一方で賄賂の要求ばかりがエスカレートしていった。
ATM状態にされたことで、
一色武さんは甘利明大臣と秘書2人を見限り、
切り捨てることにしたと思われる。
・甘利明大臣と建設会社Sの一色武氏のツーショット
・甘利明大臣に渡した50万円のコピー
・賄賂を受け取ってニンマリの清島健一秘書
・一色武氏に露骨にたかるようになった清島健一氏(左)・鈴木陵充氏(右) pic.twitter.com/wYk7uggFZu
— クロスケ (@kuro_we) 2016, 1月 26
感想
金で利用しあう関係というのは、大変恐ろしいと思います。
利用しあってうまくいっているときは良いかもしれませんが
バランスが崩れたときに、なにをされるかわかりません。
会社のなかの人間関係でも、
こういった「利用しあう」「陥れる」といったことが
普段から平然と行われいる会社は存在します。
気をつけないといけませんね。
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