【ハンガリー「ナジレブのエンジェルメーカー」事件】犯人と真相「妻たちと助産婦ファゼカシュが起こした悪夢とは」

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今から100年前後の昔、ヨーロッパ中央ハンガリーで起こった「ナジレブのエンジェルメーカー」事件の犯人と真相に迫ります。

「ナジレブのエンジェルメーカー」事件は、妻たちと助産婦ファゼカシュが起こした悪夢のような大量殺人事件です。
戦争から帰還した旦那たちが、次々に謎の死を遂げていったのです。

病院も役場もないようなハンガリーの田舎町で、いったい何があったのでしょうか。
犯人と真相を知ると、そこには衝撃の事実がありました。
 
 
 
 

■ ハンガリー「ナジレブのエンジェルメーカー」事件 犯人ら関係者と舞台


・舞台:ハンガリーの小さな村「ナジレブ村」
 ハンガリーはヨーロッパ中央部に位置。
 首都豚ベストから南東に約100km、ティサ川の沿岸にある村。
・犯人:助産婦ユリウシュ・ファゼカシュ
 ヒ素を使って男たちを殺す方法を主婦たちに広めた
 エンジェルメーカーの元締め
・犯人:「ナジレブのエンジェルメーカー」
 殺人主婦集団
・被害者:旦那たち
 14年間で死者162人
・捕虜収容所の男たち
 妻たちの情事の相手、愛人

■ ハンガリー「ナジレブのエンジェルメーカー」事件 概要


1900年代初頭、ハンガリーの小さな村・ナジレブ。この村で、162人もの村人が次々と不可解な死を遂げるという悪夢のような事件が起こった。

■男たちが戦争から帰還
1915年、ナジレブに、戦争へ徴兵されていた男たちが帰還した。
男たちが戦争に行っている間、女たちは力仕事から家事まで全てを担い、負担の大きな生活を送っていた。
そのため、どの家庭でも夫の帰還を祝った。

■男たちが次々に死亡
しかし、その後、戦争から帰還した男たちは、病死、突然死、事故死などで、次々に命を落としていく。
目立った外傷もなく事件性はないと思われていたが、気になることが。

■14年間で死者162人 死因と犯人が判明
それは、夜な夜な女たちが外出すること。
最初の死から10年後には、死者は100人を超えた。
警察は捜査を開始するものの、事件解決への手がかりを得られず、14年が経過した頃には死者は162人に。
その頃、警察に1通の匿名の手紙が届く。
そこには、村人たちの死因と犯人の名前が書かれていた。
悪夢のような事件の真相とは?
引用:http://www.fujitv.co.jp/unb/

 

 
 

■ ハンガリー「ナジレブのエンジェルメーカー」事件 犯人と真相


■男たちは戦争へ
1914年
ハンガリーのナジレブ村の男たちは皆、第一次世界大戦に徴兵された。
旦那たちが戦争にいき、残されたのは妻と子供たちだけだった。
当時は男尊女卑の時代。旦那から解放された女たちは自由を満喫していた。

■捕虜収容所が作られる
そんななか、村のはずれに「捕虜収容所」が作られた。
捕虜収容所といっても、簡単な収容キャンプ。

すると、妻たちが1人また2人と、収容所に通い始めた。
男に飢えた妻たちが、男を求めたのだ。

やがて収容所に通う妻の人数は増えていき、捕虜の男の数よりも増えていった。
妻たちは彼らを愛人とし、お互いに愛人自慢をしたりもした。
中には複数の愛人を持つ者もいた。
ナジレブ村はあっという間にハレンチ天国に変わった。

■旦那が戦争から帰還
1915年
旦那解放された自由と、捕虜の男たちとの情事を楽しんでいた妻たち。
しかしそれも長くは続かなかった。
旦那が戦争から帰還したからだ。

表向きは、どの家庭でも旦那の帰還を祝った。

しかし戦争を経験した旦那たちは以前とは別人となり、疲弊していた。
苦労自慢話を延々とし、聞かないと暴力をふるう者も。
一度ハレンチ天国を味わってしまった妻たちは、旦那がいる生活が我慢ならなかった。

この頃から、旦那たちが謎の死を遂げ始める。

■助産婦ファゼカシュに相談
旦那を疎ましくて仕方ない妻たちは、村の助産婦ファゼカシュに相談した。
ナジレブ村には病院や医者がゼロなので、困った時や病気の相談相手は彼女だった。

ファゼカシュは、ハエ採り紙を煮ると、有毒なヒ素を抽出できると知っていた。
これを使って旦那を殺せばいいと・・・。
彼女が抽出したヒ素は、主婦たちにバカ売れした。

■男たちが次々に死亡
主婦たちは、邪魔な旦那たちをヒ素で殺していった。
犯人は、妻たちだったのだ。

男たちが亡くなっていく一方、警察沙汰になることはなかった。
それは、ナジレブ村には病院・警察・役場など全くなく、医者に近い人物といえば助産婦ファゼカシュだけ。
死亡証明は、助産婦ファゼカシュが作ったので殺人がバレることはなかった。

■殺人集団「エンジェルメーカー」誕生
やがて、最初は旦那を排除するだけだったのが、邪魔者を排除する手段へと変わっていった。
・やかましい姑
・ムカつく隣人
・頭の悪い息子
など。

主婦たちは自分たちを「エンジェルメーカー」と名乗る。
平和的な名前とは真逆の、いわば恐ろしい暗殺部隊。
「エンジェルメーカー」は、悩んでいる女性にはヒ素をプレゼントして仲間を増やし、その人数は50人の犯人集団となっていった。

殺す方法もヒ素だけでなく、川に顔をうずめて溺れさせたり、毒蛇を使うなど大胆になっていった。

■14年間で死者162人
村で最初に男が死んでから10年間で、死者は100人を超えた。

ついに警察も動き出したが、解決の糸口は見つからないまま、14年が過ぎた時には、死者は162人に達っしてしまった。

■死因と犯人が判明
1929年7月
最初の死から14年後
「エンジェルメーカー」崩壊の時が訪れる。

ある日、警察に匿名で手紙が届く。
警察関係者であるサボー夫人が、ワインで男を毒殺しようとしたという告発だ。
サボー夫人は厳しい取り調べを受けて罪を自白。
自分だけ捕まるのはイヤだったのだろう、仲間のブケノヴェスキ夫人も同罪だと明かした。

ブケノヴェスキ夫人は、「エンジェルメーカー」元締めである助産婦ファゼカシュの名前を自供。
状況を察した助産婦ファゼカシュは、警察の手が伸びていることを、仲間たちに警告して回った。

しかし愚かにも、助産婦ファゼカシュは警察が尾行されていることに気づいていなかった。
結果、彼女らは次々に逮捕され
・26人は訴追
・8人が死刑(絞首刑)
・7人が終身刑
という結果になった。
ちなみに助産婦ファゼカシュは、この中に含まれていない。
自ら命を絶ったから。

犯人は、戦争で旦那がいなくなった間に、自由と男を満喫した妻たち。
帰還した旦那をうとましく感じて助産婦ファゼカシュに相談した結果、彼女が抽出したヒ素で、旦那だけでなく邪魔者を殺していった。
これが悪夢のようなハンガリー「ナジレブのエンジェルメーカー」事件の犯人と真相だった。

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