木嶋佳苗の生い立ちと男を騙すテクニック「被害者らから総額1億円以上をだまし取った女」

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2009年「首都圏連続不審死事件」
木嶋佳苗被告は、お世辞にも美人とはいえない容姿と、15号サイズのぽっちゃりスタイル。
にもかかわらず、たくさんの男性にモテモテで、総額1億円以上を貢がせてきました。
その生い立ちと男を騙すテクニックには大きな注目が集まりました。

被害者男性3人の殺人罪のほか複数の詐欺容疑もあり、3月12日に死刑が求刑されました。
約30人にもなる被害者たちの多くは、出会い系や婚活サイトで知り合った男性ばかりです。

「首都圏連続不審死事件」に至るまでの木嶋佳苗被告の生い立ちや、騙すテクニックに迫ります。
 
 
 
 

■ 木嶋佳苗「首都圏連続不審死事件」


木嶋佳苗被告は3人の被害者男性を練炭自殺に見せかけて殺害した容疑、さらに複数の男性に詐欺容疑もあります。
男を騙すテクニックに長けた木嶋佳苗被告はウソが多いです。
床上手で、男性の胃袋を掴んだといわれますが、自分で買ったものを「自分が作った」とネットに載せたりもしていました。
仕事の収入もなかったが、騙してお金で最後は高層マンションに住んでいました。

■被害者たち

・寺田隆夫さん(53才)➝殺人
 1850万円を搾取され2009年1月に殺害された
・安藤健三さん(80才)➝殺人
 銀行口座から180万円を引き出され、2009年5月に殺害された
 メールして間もなく、まだ会ってもいないのに50万円を振り込み
・大出嘉之さん(41才)➝殺人・詐欺
 470万円を搾取され2009年8月に殺害された
 学費支援の名目で、出会った8日後に470万円を振り込んだ
・長野県の50代男性➝詐欺
・静岡県の40第男性➝詐欺・窃盗
・長野県の50代男性➝詐欺未遂
・埼玉県の30代男性➝詐欺未遂
・神奈川県の50代男性➝詐欺未遂

■「木嶋佳苗チャンネル」

獄中で記事を書いているサイトです。被害者や家族の心情を想えば不謹慎です。

有料:月額864円 ※不定期で小説をアップ
運営:ドワンゴコンテンツ ※刑事被告人によるサービスは異例
自己紹介:
「拘置所で綴る自伝的小説です。
北国で生まれ育った幼少期から、単身上京して『普通ではない世界』へと足を踏み入れていく少女の成長と心の内面を赤裸々に描きます」

更新は、木嶋佳苗被告が書いた文章を支援者がネットに投稿して行っているようです。
ちなみに木嶋佳苗被告は支援者たちのことを「チームかなえ」と呼んでいます。

■ 木嶋佳苗 生い立ち


木嶋佳苗被告は北海道別海町出身1974年11月27日生まれの現在41才。
弟1人・姉3人の長女。
木嶋家は代々「有力者の家」で、木嶋佳苗被告は裕福に育ちました。
祖父は、町議会議長を三期務めた司法書士
祖母は、元町長の妹
父親は、行政書士で大学の臨時職員
母親は、音楽教室を開くピアノ講師

■小学生から窃盗
木嶋佳苗被告は幼い頃ピアノも習っていて、地元のコンクール優勝するほどの実力でした。
周囲は貧しい農家の子供ばかりの中で、お金持ちである彼女は特別視されていました。
しかし一方で、小学生の頃から盗み癖があり、家族は頭を悩ませていたといいます。
小学生時代になんと他人の貯金通帳を盗んでいる驚きの生い立ち。

また、中高生当時から豊満な体型だった木嶋佳苗被告は、同級生の男子を子供扱いし、恋愛の対象としていませんでした。なぜか援助交際をしているという噂も流れます。

別海高校時代にも、他人の貯金通帳と印鑑を盗んで、実際にお金を引き出し、保護観察処分に。
父親が700~800万円弁償する事態に。この事件は彼氏にそそのかれたそうですが。
一方、成績はふつうで、真面目で上品という評判がある一方で、どことなく色気がある・援助交際の噂も。
実際、高校時代から木嶋佳苗被告は10才年上の彼氏もいました。

■18才で東京へ
高校卒業後は大学進学を望んでいた父親に無断で東京のケンタッキーに就職して目黒へ。
その後はピアノの経験を活かしてピアノ講師をします。
一方で、裕福だったはずの実家が借金で苦しんでいて、2005年31才の頃に父親が車ごと崖から転落して事故死しています。借金苦だとみられます。

その後木嶋佳苗被告は訪問ヘルパーに。
実は学生時代から介護は経験があり、好きだったようです。
 
 

 
 
■上京してからの窃盗
木嶋佳苗被告は上京してから窃盗を繰り返しています。
・1999年24才 化粧品を万引き
・2000年25才 本を万引き
・2001年26才 現金を盗む
毎年盗みを働いて、捕まっています。

そして詐欺も始めます。
・2003年28才、ネットオークション詐欺
 被害者10名・懲役2年6ヶ月執行猶予5年

不審死が発生
・2007年32才、リサイクルショップ社長福山定男さん(70才)が死亡
木嶋佳苗被告が26才の頃、高学歴とウソをついて家事手伝いとして働いた男性です。
一緒に旅行に行っていますし年間1000万円以上の援助を受けていたので実際は愛人関係でではないかとみられます。
福山さんは風呂場で全裸で謎の死を遂げますが事故として処理。
ただ、木嶋佳苗被告はこの頃に練炭を購入していたことは事実です。

福山さんが亡くなり収入がなくなったのでしょう。
木嶋佳苗被告はネット愛人クラブなどで収入を得るようになります。
そして2008年5月33才で婚活サイトに登録をして「首都圏連続不審死事件」を引き起こしていったのでした。

■ 木嶋佳苗 テクニック


木嶋佳苗被告は、お世辞にも美人とはいえない容姿と、15号サイズのぽっちゃりスタイル。
にもかかわらず、たくさんの男性にモテモテで、総額1億円以上を貢がせてきました。
なぜでしょう?
「人は見た目が9割」だということがありますが、その外見がむしろ武器になったようです。

もし木嶋佳苗被告が美人だったら「何か裏があり騙されるかも」と男性は警戒したかもしれません。
しかしそのルックスで男に尽くす姿勢を見せていたので、「自分が彼女を助けてあげなければ」と男性は思い込んでしまったようです。
大出さんの母親によると
大出さんは木嶋佳苗被告について
「彼女は太っててね。美人は3日で飽きるけどブスは慣れるし、まあいっか」
と語っていたそうです。

そして木嶋佳苗被告がターゲットにしたのは
・女性経験が少ない
・寂しい男性
などモテないでした。
木嶋佳苗被告は、婚活サイトなどで知り合ってすぐ
・すぐに男女の関係になれる
・避妊はしなくていい
ということを遠まわしに伝えたりするテクニックを使って男性をひきつけていました。
自己紹介の画像も、胸を強調したり。

ちなみに木嶋佳苗被告はブスと呼ばれることは慣れていて、まったく動じないとか。
一方で、田舎育ちなことにはコンプレックスがあるようです。
また、お金持ちであることにアイデンティテイーを持っていたようです。
 

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