【タンス航空204便墜落事故】驚きの真相!原因はパイロットにあり「ペルーのリマ発旅客機に何があった?」

2005年、ペルーの首都リマを出発した「タンス航空204便」が墜落事故を起こし、41人が死亡する事故がありました。
悪天候のなか、機体は高速道路付近のジャングルに墜落し、機体は真っ二つに割れて炎上する大惨事に。

急がれる原因究明・・
しかし事故のあと近隣住民たちが数百人規模で、墜落現場から乗客の荷物や部品・記録装置を盗んでしまったため、原因調査は難航しました。
ついにわかった原因と真相は、驚くべきものでした。

原因はパイロットたちの自信過剰にありました。
どういうことなのでしょう?
  
 

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■「タンス航空204便墜落事故」事故の概要


2005年8月23日
ペルー国営「タンス航空」国内線旅客機が墜落し、41人が死亡する事故がありました。
リマを出発した、ペルー北部のイキトス行きのタンス航空204便が墜落したのです。

■乗客・乗員
乗客は、合計92人。
ほとんどは地元民で、あとはアメリカ人11名・イタリア人2名・スペイン人1名・コロンビア人1名・オーストラリア人1人という外国人らを含んでいました。日本人乗客はいません。
乗員は、合計6人。
乗客・乗員あわせて98人が乗っていました。

また、事故を起こした機体は1981年製「ボーイング737-200型機」でした。
パイロットは3人。
機長・副操縦士・訓練中のパイロット。
パイロットは墜落する前、暴風雨だから着陸できない旨を管制塔に伝えていました。

■墜落した場所
リマの北東約780kmに位置する都市プカルパの空港近くのジャングル。
事故当時、付近は激しい嵐という悪天候でした。
空港まで3kmの地点、高速道路近くに墜落して、機体は真っ二つに割れてしまいました。

■「タンス航空204便墜落事故」乗客の証言


生き残った乗客の証言があります。

特に異常なく飛行機は飛んでいたところ
機長から「まもなく着陸する」というアナウンスの直後、機体が揺れ始めたそうです。
そして激しく揺れで機内に悲鳴があがる中、突然強い衝撃を感じたといいます。

「タンス航空204便」は空港近くの墜落した衝撃です。
機体は真っ二つに割れて、飛行機は炎上。
衝撃を感じたあとはまさに地獄で、機内は炎に包まれました。
乗客は機体に空いた穴を見つけて外へと逃げ出し、外では「爆発するぞ」と叫び声が。

脱出したあとは安全な場所を見つけて、他の生存者たちと身を寄せ合って、生き残ったことを神様に感謝する祈りをささげたそうです。

■「タンス航空204便墜落事故」ブラックボックス(フライトレコーダー)が盗まれた?


事故のあと、原因の調査が行われました。
しかしなんと、フライトレコーダー(通称ブラックボックス)が盗まれていたのです。

墜落事故のあと、付近の住民ら数百人が事故現場に殺到して、乗客の持ち物や電子機器など、換金できそうなものや使えそうなものを勝手に盗んでいってしまいました。
その中に、フライトレコーダー(ブラックボックス)も含まれていたのです。
事故現場には数十人のペルー空軍兵士が監視していましたが、住民たちの窃盗行為を黙認している状態。

結局、懸賞金をかけてブラックボックスを回収できたですが、肝心のデータがリセットされていて、原因調査ができない・・・
事故直前の飛行記録や操縦室音声記録の確認ができなくなってしまい、調査は難航しました。
 
 

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■「タンス航空204便墜落事故」原因と真相!


原因調査は難航しましたが、懸命な調査によってついに原因が判明しました。

事故当時「タンス航空204便」には
・機長
・正規の副操縦士
・訓練中の副操縦士
3人が乗っていました。

■副操縦士は訓練中だった
当初、正規の副操縦士は訓練業務を行う機長をサポートする予定でした。
しかし操縦室の予備座席のシートベルトが壊れていたので、正規の副操縦士は客室に移動していました。
・機長➝■操縦室
・正規の副操縦士➝※客室
・訓練中の副操縦士➝■操縦室
操縦室には機長と訓練中の副操縦士、2人だけです。

■原因1. 高度計を確認しなかった
墜落の原因は、パイロット2人が滑走路を探している間、誰も高度計を確認しなかったことでした。
実はプカルパ空港にはレーダーがなかったので、目視で滑走路を探す必要がありました。
機長が滑走路を探すため外を見ました。
本来は、1人が外を見る間、もう1人は計器をチェックする義務があります。
しかし正規の副操縦士は客室。
操縦室にいる訓練中の副操縦士が計器をチェックするのですが、不慣れなためきちんとチェックできませんでした。

■原因2. 窓のヒビで滑走路が見えなかった
機長は滑走路を目視で探しました。
しかし外は激しい嵐の悪天候で、見えにくい状態。
さらには
操縦室のウインドシールドが、ヒョウで傷つきクモの巣状にひびが入っていたので、そもそも天気に関係なく外が見にくい状態だったのです。残骸を調査した結果わかったことでした。

■原因3. 失速警報装置に気が付かず上昇できなかった
飛行機は地上に接近しすぎたので、地上接近警報が作動しました。
このままでは墜落する!
パイロットは操縦桿を引いたのですが、エンジン推力を上げていなかったので、失速警報装置「スティックシェイカー」が作動。
ところがパイロットは、機体の揺れによる振動で失速警報装置に気付きませんでした。
エンジン推力を上げていない状態で、操縦桿を引き続けたので、機体は上昇することができず、墜落したのでした。

■驚きの真相!最大の原因は・・

最大の原因は、パイロットたちが規則を守らなかったことです。
これが墜落事故の真相でした。
正規の副操縦士が計器をチェックしていれば、高度計の低さに気付いたろうし、上昇する際に失速警報装置を見逃すこともなかったでしょう。

どうやら自分たちの操縦テクニックに自信過剰になっていたようです。
よくありますよね「根拠のない『大丈夫』」というのが。

■「タンス航空」倒産!


「タンス航空204便墜落事故」が起きたのは2005年8月23日。
翌2006年に、「タンス航空」は経営破たんして、運航停止しました。

実は2年前にも同じような墜落事故を起こしていて、その教訓が生かされずに起きたのが「タンス航空204便墜落事故」でした。
2年前のその事故でも乗員4名・乗客42名が亡くなっています。

自分のテクニックや経験に自信をもつことは大事ですが、自信過剰になって大切なルールを守らないのは、よくないですね。特に人命に関わる仕事では重要です。
 
 

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