パラダイス文書とは?わかりやすく説明「日本人リストに鳥山明もタックスヘイブン」

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2016年のパナマ文書に続き、2017年は「パラダイス文書」が流出しました。

「パラダイス文書」とは?わかりやすく説明します。

去年パナマ文書の時は史上最大のリークといわれ、タックスヘイブンやICIJが公開したリストが大きな話題に。

パナマ文書の時も日本人リスト・日本企業リストが注目されましたが、「パラダイス文書」にも日本人リストがあります。その中にはなんと漫画家の鳥山明さんの名前が。

外国人リストには、トランプ大統領に近い人物もいて、ロシアとの繋がり疑惑が再浮上しそうです。
 
 

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■パラダイス文書とは?わかりやすく説明


パラダイス文書とは、タックスヘイブン(租税回避地)を利用して、匿名で経済活動をしている人々のリストです。

リストに含まれる取引の大部分は、違法行為は認められていません。

■タックスヘイブンとは?

タックスヘイブン(租税回避地)とは、その名の通り税金がかからない、もしくは税金が極端に低い場所。

本国からの取り締まりも難しいので、個人や企業がお金・資産・利益を持っていいき低税率の恩恵を受ける場所。犯罪組織が資金洗浄に利用することもあるといいます。

・イギリスのケイマン諸島
・イギリスのバージン諸島
・カリブ海のバミューダ諸島
・西ヨーロッパのモナコ公国
・南ヨーロッパのマルタ共和国
・アメリカのデラウェア州
などが有名です。別名「オフショア投資」といい正式名称は「オフショア金融センター(OFC)」。

■パラダイス文書 流出元はどこ?


パラダイス文書は、カリブ海のイギリス領・バミューダ諸島にある法律事務所「アップルビー」から流出しました。

「アップルビー」はオフショア投資(タックスヘイブン)の仕組みをで顧客に提供している法律事務所です。

2016年のパナマ文書と同じく南ドイツ新聞がパラダイス文書を手に入れ、ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)に分析協力を求めていました。
 
 

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■パラダイス文書は1340万件 日本人リストは?


パラダイス文書のリスト件数は1340万件。史上最大のリークと話題になった2016年のパナマ文書よりも190万件おおいです。

11月5日に公表されたリストには、日本人リストも含まれていました。

■日本人リスト

日本人リストには意外な名前が。

● 漫画家の鳥山明
鳥山明さんを含む日本人12人は2000年に、アメリカの不動産リース投資事業組合に出資していました。

この投資事業組合は、2005年に税逃れだとして国税当局が出資者に追徴課税しました。

鳥山明さんはマスコミに「日々多忙のため、税務面はおまかせにしていますのでお話しできることはありません」と書面で答えています。

● 鳩山元首相
鳩山元首相は政界引退の2013年から、タックスヘイブンであるバミューダ諸島の資源会社「ホイフー・エナジーグループ」の名誉会長に就任していました。

鳩山元首相はマスコミに「名前だけでも連ねてくれと要請された。名誉会長で実質何も意味はない」と答え、経営関与を否定しています。

■外国人リスト ミュージシャン

● ロックバンド「U2」ボーカル・ボノ
タックスヘイブンであるマルタ共和国にある会社「ヌード・エステート」に投資していました。
● 歌手のマドンナ
カリブ海のバミューダ諸島にある医薬品関連会社の株を保有していた。

■外国人リスト 起業家・実業家

リストに起業家の名前は多いそうです。
● マイクロソフト共同創業者のポール・アレン
豪華ヨットや潜水艇をタックスヘイブンに登記していました。
● イーベイ設立者ピエール・オミディア
ネット競売大手イーベイ設立者は、ケイマン諸島の金融商品に投資していました。
●実業家のファルハド・モシリ
英サッカークラブチーム「エバートンFC」の所有権50%近くを手に入れた際、その株式は30.4%を所有する実業家アリシェル・ウスマノフさんからプレゼント(資金提供)された可能性があります。

■外国人リスト アメリカの政治家

●ウィルバー・ロス米商務長官
アメリカのロス商務長官は、90年代にまだ実業家だったトランプ大統領の破産回避を助けた人物。

ロシアのエネルギー企業向けの石油・ガス運送で、毎年何百万ドルの収入がある海運会社への間接的な所有権を保有し続けています。

そのエネルギー企業は、アメリカが経済制裁の対象にしているロシアのプーチン大統領の側近や親族が実質的なオーナーです。

これは、アメリカ大統領選以来の、トランプ大統領とロシアと繋がりをめぐる新たな疑問です。

■外国人リスト カダナの政治家

●カナダのスティーブン・ブロンフマン
ジャスティン・トルド首相はタックスヘイブンをなくすと選挙でアピールしていました。

しかし首相にに近い人物で、与党自由党の資金集めを務めているブロンフマン氏はタックスヘイブンに関わり、その結果カナダの税収を何百万ドルも失っている可能性があります。

■外国人リスト イギリスの国王・政治家

●英エリザベス女王
エリザベス女王はの個人資産5億ポンドのうち、1000万ポンド(約15億円)をタックスヘイブンに置いています。
法律違反でもないし脱税でもないですが、国王がタックスヘイブンするのはいかがなものかと議論になりそう。

●アッシュクロフト卿
英保守党の元副党首で主要献金者。
規定違反でタックスヘイブンをした可能性があります。
 
 
 

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