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iPhone8に有機ELパネルが採用されるのではと話題になっています。アメリカのApple社が、2018年発売予定のiPhone新型モデルに、有機ELパネルを搭載したモデルを投入すると報じたからです。「有機EL」のディスプレイは、表示性能・省電力性などが液晶パネルと比較してメリットがあることから、導入を判断したそうです。
そんな「有機EL」の、スマホでのメリットはどんなものがあるのでしょうか
目次
★有機ELとは
「有機EL」とは、「有機エレクトロルミネッセンス」を省略した呼び方です。有機物に電圧を与えると、その有機物が光る現象のことを指すんだそうです。「有機物」とは植物や動物を構成する、どこでにも存在する物質なんだとか。今から25年も昔にアメリカの研究者が、有機物の薄い層(面)を形成して発光することに成功したらしいです。
点ではなく、面で発光しますから、液晶などの点光源と違って影ができにくいという特徴があります。今後は医療現場での活躍が期待されるそうです。
★有機EL LEDとの違い
「LED」は、無機半導体で電圧をかけて光ります。それに対して「有機EL」は有機物に電圧をかけて光ります。LEDは無機、有機ELは有機、ということですね。
「LED」の特徴は点による光なので照らす範囲が狭い、それに対して「有機EL」の特徴は、面による光なので照らす範囲が広いといいます。どちらも省エネでエコであります。
また、「有機EL」は光源なのに発熱が少ないといった特徴もあります。普通、電球は熱くなるのが常識ですが、違うのですね。
「LED」は寿命が長いことが特徴でもありますが、「有機EL」はどうなのでしょう?「LED」は1日10時間つけて約13何半利用できるというほど寿命が長いです。「有機EL」の寿命は、「LED」より寿命が短いのが欠点でしたが最近はその改善も日々進んでいるそうです。
「有機EL」はフレキシブルなのも特徴で、例えばテレビなら、曲面ディスプレイが作れてしまいます。天井が丸ごと証明になるなんてこともできちゃいます。曲面にできますから車の車内天井を丸ごと照明にもでできます。店内の商品ディスプレイの棚板そのものを光らせることも可能です。
「有機EL」のイメージとしては、「光る薄いプラスチックの板」といったところでしょうか
★有機ELの特徴
・従来の点ではなく、面で発光
・影ができにくい
・薄い面で形成
・曲面にもできる
・発熱が少ない
・LEDより寿命が短い
・値段が高い=製造コストが高い
LEDより寿命は短いですが、例えばテレビの場合、液晶テレビが6万時間の寿命に対して有機ELテレビは3万時間だったりしますが、それでも1日8時間で10年観れるので問題ない範囲といえます。
★有機ELスマホのメリット
有機ELスマホのメリットは、
・ケータイを薄く作れる
・圧倒的なコントラスト比
・鮮やかで然な発色
・広い視覚野
・曲面デザインができる
などがあります。
★iPhone8 有機ELは一部モデルにとどまる見通し
街中で見かけるひとがiPhoneを持ってる確率は本当高いですよね。私の周りでもiPhoneユーザーばかりです。出荷台数は1年間でなんと2億台以上あるそうで、これをすべてのモデルに有機ELにはできないのが現状です。なぜなら、有機ELはまだ新しい技術ということもあり、供給する設備が整っていないからです。
iPhone8に採用される「有機EL」は、一部モデルにとどまる見通しです。従来の液晶モデルと併せて販売されるようです。
ちなみに、採用されるのがiPhone8だいうのは、今までと同じ開発ペースから推測した、あくまでも予測です。2016年「iPhone 7」、2017年「iPhone 7s」、2018年「iPhone 8」という予測です。
「Apple Watch」には既に「有機EL」を採用した実績があって、サムスンがAppleに、iPhoneにも有機ELを採用したらどうかと話を持ちかけているという噂もあります。
★有機ELスマホ 現在はサムスンのGalaxy
「有機EL」が採用されているスマホで、安定して量産されているのは、韓国のサムスン「Samsung Electronics」の「Galaxy」です。韓国LG Displayは、アメリカのAppleの通達を受けて、「有機EL」の生産施設の大規模な投資に乗り出す方針だといいます。
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