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仲間由紀恵さん主演のテレビ朝日SPドラマ「そして誰もいなくなった」のキャスト・あらすじと、原作小説を読んだので犯人は誰なのかネタバレします。
共演キャストには向井理さんや故・渡瀬恒彦さんなど豪華。
「そして誰もいなくなった」の原作は、イギリスの女流作家アガサクリスティによる傑作ミステリー。
孤島「兵隊島」に集められた10人の男女。
招待したオーナーは不在で、過去の犯罪を暴く謎の声が。
そして無気味な童謡の歌詞通りに1人また1人殺されてゆく・・・犯人はいったい誰なのか?
キャスト・あらすじと、原作小説を読んで犯人が誰かネタバレするので、ドラマ「そして誰もいなくなった」を見れなかったひとや、テレビで見るほど興味はないけど内容は知っておきたい人は参考になればと思います。
アガサクリスティ「そして誰もいなくなった」は日本初の映像化!テレビ朝日で二夜連続放送されます。見逃せないですね。
第一夜3月25日(土)21:00
第二夜3月26日(日)21:00
目次
■SPドラマ「そして誰もいなくなった」キャスト
■殺された10名(8名+執事夫妻)
■殺された8名
1.元水泳選手:白峰涼
謎の声「5年前に教え子をプールで溺死させた」 (仲間由紀恵)
10年前の世界水泳で100m・200m自由形の金メダリスト。
引退後の現在は家庭教師。
2.ミステリー作家:五明卓
謎の声「5年前にサラリーマンを殺した」 (向井理)
5年前はアマチュアボクサーだった。
3.元傭兵で軍事評論家:ケン石動
謎の声「13年前、とある戦地で兵士5名を殺した」 (柳葉敏郎)
島には拳銃を所持してくる。
4.元銀幕大女優:星空綾子
謎の声「8年前、お手伝いの女性を殺した」 (大地真央)
引退したが旦那が死んで芸能界に復帰
5.元刑事の探偵:久間部堅吉
謎の声「11年前、強盗殺人犯を殺した」 (國村隼)
建築関係のサラリーマン「橋元陽二」を名乗り島に来る
6.救急センター医師:神波江利香
謎の声「16年前、患者を殺した」 (余貴美子)
東京中央救急センターの外科部長。
趣味は釣り。
7.元国会議員:門殿宣明
謎の声「15年前に妻の愛人を殺した」 (津川雅彦)
政界の大物。
8.元東京地裁裁判長:磐村兵庫
謎の声「7年前、担当裁判の被告人を殺した」 (渡瀬恒彦)
どんな裁判でも公正な判決を下してきた
■「自然の島ホテル」執事夫妻
翠川信夫
謎の声「10年前、当時の雇い主を殺した」 (橋爪功)
ホテルのオーナー「七尾 審」に雇われ、島に来た
翠川つね美
謎の声「夫と共謀し、10年前に当時の雇い主を殺した」 (藤真利子)
■事件の謎に迫る刑事
警視庁捜査一課・警部:相国寺竜也
(沢村一樹)
下調べを徹底し、現場ではどんな些細な証拠も見逃さない。鋭い観察眼の持ち主。
現場の再現検証にこだわりがある。
独特のキャラで多々良刑事を振り回す。
八丈島東署捜査課・警部補:多々良伴平
(荒川良々)
淡々と仕事をこなし捜査能力も高い。
が、今回は相国寺に振り回される。
■SPドラマ「そして誰もいなくなった」あらすじと予告動画
八丈島沖に浮かぶ孤島・兵隊島。
その孤島に立つ『自然の島ホテル』のオーナー・七尾審によって10人の男女が島に呼び寄せられる。七尾からの招待状を受け取りやってきたのは
元水泳選手の白峰涼(仲間由紀恵)、
元東京地裁裁判長・磐村兵庫(渡瀬恒彦)、
元国会議員・門殿宣明(津川雅彦)、
救急センター医師・神波江利香(余貴美子)、
元傭兵・ケン石動(柳葉敏郎)、
元女優・星空綾子(大地真央)、
ミステリー作家・五明卓(向井理)、
元刑事の久間部堅吉(國村隼)
の8人。
島に到着するも、ホテルの執事夫婦・翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)からオーナーの七尾は不在であることを伝えられる。これから何が起こるのか、自分たちはなぜこの島に招待されたのか―期待と不安に包まれながら用意された夕食をとっていると、突如としてどこかから彼らの過去の罪を暴露する“謎の声”が聞こえてくる。
それぞれの胸の内に去来する過去の出来事…。
10人が互いの過去を探り合う中、突然招待客のひとりが目の前で殺害される!
そしてそれをきっかけとするように、ひとり、またひとりと招待客が殺されていき…?そして招待客たちが島に渡ってから数日後。
事件の報を受けた警視庁捜査一課の警部・相国寺竜也(沢村一樹)と八丈島東署捜査課の警部補・多々良伴平(荒川良々)が兵隊島へと向かう。
大きな“密室”となっていた兵隊島で発見された10体の他殺体――果たして犯人は誰なのか?
そして10人は何のために集められ、殺されなくてはならなかったのか?かつてない大きな謎に、天才的な観察眼を持つ刑事が迫る…!!
引用:
予告動画:
■SPドラマ「そして誰もいなくなった」アガサクリスティ原作読んでネタバレ 犯人は誰?
ドラマ「そして誰もいなくなった」のアガサクリスティによる原作小説を読んだので、犯人が誰なのかネタバレします。
原作だと犯人は
元判事ロレンス・ウォーグレイヴ
なのでドラマだと
犯人は元東京地裁裁判長、磐村兵庫
故・渡瀬恒彦さんがまさかの犯人というわけです。
謎の声は「7年前、担当裁判の被告人を殺した」と言っていますが、被告人は有罪だったので、殺人は犯していません。10人の中で唯一、過去に殺しをしていないのが犯人でした。
■原作の登場人物
原作はイギリスの女流作家アガサ・クリスティの推理小説。
原作の登場人物をドラマ版に当てはめてみました。おそらくこうなると思われます。
・体育教師:ヴェラ・クレイソーン
➝元水泳選手:白峰涼
・青年:アンソニー・マーストン
➝ミステリー作家:五明卓
・元陸軍大尉:フィリップ・ロンバード
➝元傭兵で軍事評論家:ケン石動
・老婦人:エミリー・ブレント
➝元銀幕大女優:星空綾子
・元警部:ウィリアム・ブロア
➝元刑事の探偵:久間部堅吉
・医師:エドワード・アームストロング
➝救急センター医師:神波江利香
・退役軍人:ジョン・マッカーサー
➝元国会議員:門殿宣明
・元判事:ロレンス・ウォーグレイヴ
➝元東京地裁裁判長:磐村兵庫
・執事:トマス・ロジャーズ
➝翠川信夫
・執事の妻:エセル
➝翠川つね美
■犯人の動機
巨大な密室「兵隊島」で10人はなぜ殺されなくてはならなかったのか?犯人の動機とは?
犯人ウォーグレイヴは、幼い頃から自分の中に相反する2つの性格が存在していた。
・ロマンチックな自分
・生き物が死ぬのを見て喜ぶ自分
さらにこの2つと並んで
・強い正義感
という性格だった。
犯罪と刑罰に魅了され、小説を読み漁り、殺人方法を考案して楽しんだりもした。
やがて判事になると、有罪の被告を裁くのが楽しくなった。
一方で、無罪の人間が苦しむのは耐えられなかった。
ここ数年は、人を裁くのではなく、自分で殺したくなった。
犯罪の芸術家になりたいと強く思ったのが今回の動機。
ありきたりの殺人ではダメだ。希有なものでないと。
しかし罪もない人を殺してはいけない。
そこでアイデアが浮かんだ。
それは法律で裁けない殺人を犯した人間を殺すこと。
そして童謡「10人の兵隊の歌」にあるように、兵隊の数がどんどん減っていく。
■兵隊島は買い取った
犯人ウォーグレイヴは、人づてに話を聞いてターゲットを見つけていった。
兵隊島はモリスという男を隠れ蓑して買い取った。
モリスは小悪人で、麻薬の密売人でもあった。
犯人ウォーグレイヴの友人の娘は、モリスに騙されて麻薬中毒になり21才で自殺していた。
兵隊島に10人が集まったときには、すでにモリスは薬で殺したあと。
■犯人による殺人の順番と手口
犯人ウォーグレイヴは、殺す順番を決めていた。
罪の軽いものから順番に殺していく。
罪の重い者ほど恐怖を味わって精神的に苦しむべきだと考えた。
■1番と2番目の殺人
青年アンソニー・マーストンと執事の妻エセル
アンソニーは青酸カリで殺した。
謎の声が聞こえた騒ぎの隙に、グラスにそっと入れたのだ。
エセルは睡眠薬の過剰摂取で安らかに眠りながら死んだ。
ロジャーズが妻に飲ませようとしたグラスに薬を入れたのだ。
■3番目の殺人
退役軍人ジョン・マッカーサー
犯人が後ろから忍び寄り、後頭部殴打で頭蓋骨折。
苦しまずに死んだ。
■アームストロングを味方に
3人が殺され残った7人は疑心暗鬼になった。
犯人ウォーグレイヴは、
元陸軍大尉フィリップ・ロンバードを疑っていた医師エドワード・アームストロングを騙して味方にした。
犯人を罠にかけようと持ち掛けた。
■4番目の殺人
執事:トマス・ロジャーズ
火をおこすため薪割りをしていたところを襲い、頭を割られて死亡。
ロジャーズの死体が発見された騒ぎの隙に、犯人ウォーグレイヴは元陸軍大尉ロンバードの部屋に忍び込み、ピストルを盗んだ。
■5番目の殺人
老婦人エミリー・ブレント
睡眠薬で眠らせ青酸カリ。
朝食のテーブルで、カップにコーヒーを注ぎたすときに睡眠薬を入れた。
意識がぼんやりしたところへ青酸カリを注射して殺した。
■死んだふり
犯人ウォーグレイヴは、全員に厳しい検査を提案。
ピストルはロンバードの部屋に隠し、睡眠薬と青酸カリは使い切ったのでもうない。
検査後、医師アームストロングに計略実行を話す。
それは
「ウォーグレイヴを次の犠牲者にように見せかける」というもの。
死んだことにすれば、こっそり動き回って犯人の正体を探れるというわけ。
医師アームストロングは大乗り気で賛成。
赤い粘土を額につけ、赤いカーテンと毛糸のカツラを身に付けた。
死んだふりをすると全員悲鳴を上げて逃げて行った。成功だ。
■6番目の殺人
医師エドワード・アームストロング
水死。
犯人ウォーグレイヴはアームストロングを深夜に屋敷の裏手の崖に誘った。
崖の下に洞窟があると言うと、覗き込んだので、ドンと押すと真っ逆さまに海に落ちていった。
■7番目の殺人
元警部ウィリアム・ブロア
頭をつぶされて死亡。
残った3人
体育教師ヴェラ・クレイソーン
元陸軍大尉フィリップ・ロンバード
元警部ウィリアム・ブロア
は強烈な疑心暗鬼になりにらみ合っている
テラスにいたブロアに、上の窓から大きな大理石の時計を落として殺した。
■8番目の殺人
元陸軍大尉フィリップ・ロンバード
心臓を撃たれて射殺
犯人ウォーグレイヴの部屋の窓から、体育教師ヴェラ・クレイソーンがロンバードを撃つのが見えた。
思った通り、機転のきく女性だった。
■8番目の殺人
体育教師ヴェラ・クレイソーン
自分の部屋で首つり自殺。
これは人の心理を試す実験だった。
人を撃ち殺した彼女は、罪の意識が頭から離れない。
そんな時に自殺を暗示する舞台を与えられたらどうするか?
洋服ダンスの陰から見守る犯人ウォーグレイヴの前の前で、クレイソーンは首をつった。
倒れたイスは、壁のそばに移した。
ピストルは彼女の指紋が消えないように気を付けた。
■最後の殺人「自分」
元判事ロレンス・ウォーグレイヴ
頭を射殺。
誰にも解けないミステリーを考案するのが夢だった。
告発文を書いた手紙をビンに入れて、海へ投げた。
自分の部屋のベッドに横たわる。
メガネに細いゴムヒモを結び付ける。
メガネは体の下におき体重をかける。
ゴムヒモはドアに絡ませてあり、その先にはピストルを緩めに結びつけてある。
ハンカチでおおった手でピストルの引き金を引く。
(クレイソーンの指紋を残すため)
すると手が体のわきに落ちて、ピストルはゴムヒモに引っ張られてドアのほうへ飛び、床に落ちる。
縮まったゴムヒモは、体の下にあるメガネから垂れ下がる。
誰も自殺したとはわからないだろう。
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