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鈴木京香さん主演のテレビ東京SPドラマ「冬芽の人」のキャスト・あらすじと、原作を読んだので結末・犯人をネタバレします。
放送日は4月5日(水)21:00
「冬芽の人」の原作小説は、大沢在昌さんによる警察サスペンス。
タイトルの「冬芽」とは、春を待つ芽のこと。
鈴木京香さん演じるヒロインしずりは、殺人事件の捜査中に先輩刑事を死なせてしまって以来、心を閉ざしてひっそりと生きていました。
ある日、彼の息子と出会うことで事件の隠された真相を追うことになります。
冬景色だった彼女の心が、事件の真相を突き止めることで安らぎの春へと向かう物語。
キャスト・あらすじと、原作を読んで結末・犯人をネタバレするので、ドラマ「冬芽の人」を見れなかったひとや、テレビで見るほど興味はないけど内容は知っておきたい人は参考になればと思います。
目次
■大沢在昌原作ドラマ【冬芽の人】放送日とキャスト
放送日:4月5日(水)21:00
■冬芽の人
・元刑事:牧しずり(鈴木京香)
6年前の強盗殺人事件で前田光介を死なせて以来、心を閉ざしてきた。
・前田の息子:仲本岬人(瀬戸康史)
調査に協力し、しずりに想いを寄せる青年。
■6年前の強盗殺人事件
・被害者:奥平正 70才(堀内正美)
村内に殺された。
・強殺の犯人:村内康男(相島一之)
奥平正を殺した。
・トラック運転手:君津政一(瀧川英次)
逃走中の村内をはねた。
・亡くなった同僚:前田光介(渡部篤郎)
村内からしずりを庇って事故にあい死んだ。
女性関係にだらしなく、出所不明の大金を持っていた。
■前田の元嫁
・前田えり(高岡早紀)
夫が死んでしずりを恨んでいた。
■事件の関わりがある?
・奥畑圭介(大杉漣)
有名企業オーナー
・ニセ記者:西原栄一(要潤)
しずりに「これ以上首をつっこむなと」と警告
■旧高畑田村
・謎の老人=奥畑洋介?(田中泯)
■昔の刑事仲間
・警部補:植田敦美(小池栄子 )
しずりの味方
・刑事:三石博喜(石丸幹二 )
しずりの昔の同僚
■ほか
・中崎理(国広富之)
・駅員(温水洋一)
・高井梅子(松金よね子)
・藤原麻子(菜葉菜)
・大城利幸(山本龍二)
・宮里陽一(鈴之助)
・坂本朋代(藤村聖子)
・関口照美(本田なお)
・石塚刑事(吉家章人)
・高山刑事(日向野祥)
・上原道治(嘉人)
■大沢在昌原作ドラマ【冬芽の人】あらすじ
元刑事の牧しずり(鈴木京香)は、かつての同僚・前田光介(渡部篤郎)の墓前で彼の息子・仲本岬人(瀬戸康史)に出会う。
前田は強盗殺人事件の捜査中に、しずりをかばって負った怪我がもとで亡くなった。
以来彼女は罪の意識から周囲の人との関わりを絶ち、心を閉ざしている。そんな中父の死の経緯を知ろうと近づいてきた岬人から、過去の事件に関わる意外な情報がもたらされた。
しずりの脳裏にはある疑念が浮かぶ――あの事件は、実は仕組まれたものだったのではないか…?
自分の中で止まっていた人生の歯車が新たな時を刻み始める。
引用:http://www.tv-tokyo.co.jp/touga/story/
予告動画:
■大沢在昌原作ドラマ【冬芽の人】結末ネタバレ 犯人は?
ドラマ「冬芽の人」の原作を読んだので結末や犯人をネタバレをします。
■1.6年前の強盗殺人事件
6年前、練馬で奥平正(70才)が殺される強盗殺人事件が発生。
警視庁捜査一課の刑事しずりは、先輩刑事・前田光介と一緒に、参考人・村内の聞き込みに行った。
しかし村内が突然しずりを襲ったので、庇った前田光介と揉み合いになり階段から転落する。
前田光介は重症を負い意識不明
村内は逃走中にトラックにはねられて死亡した。
その後、DNA鑑定によって村内が奥平正を殺した犯人だとわかるが、前田光介は意識回復せず死んでしまう。
しずりは責任を感じて警察官からOLに転職した。そして心を閉ざして生きてきた。
■2.村内をはねたトラックドライバーが変死
ある日、前田光介の墓参りに行くと前田光介の息子・仲本岬人と出会う。
仲本岬人によると、村内をはねたトラック運転手・君津政一が「トラックなら事故に見せかけた殺人も可能」とうそぶいているのを聞いたらしい。
そんな中、しずりと偶然目があった君津が、途端に逃げだす。
すると翌日、君津は埼玉で変死体となって発見される。
警察は自殺と断定。死因は一酸化炭素による車中での中毒死ということだった。
しずりは、6年前の村内の死は、事故ではなく実は仕組まれたものだったのでは?と考え岬人と2人で調べ直すことに。
■3.前田えりが殺される
調査の結果、山奥にある旧高畑田村にヒントがあると判明。
2人は前田光介の元嫁・えりにも話を聞くため沖縄へ行く。
しかし前田えりは事件について何も知らなかった。
ところがその後、前田えりは6年前と同じ手口で強盗に殺されてしまう。
彼女は事件に関係ある男性と親しい仲だった。
危険を察知したしずりは、岬人を遠ざけて1人で行動することに。
■4.結末ネタバレ 犯人と黒幕が判明!
しずりは1人で旧高畑田村へ行く。
住んでいるには奥畑洋介で3人兄弟の長男。
次男は前田えりと付き合っていた奥畑圭介。
三男はなんと光介。前田光介だ。幼い頃、子供のいない前田家に養子になっていた。
旧高畑田村には前田・前畑・奥平・奥寺・奥畑の5家しかない。
前畑家…血筋が絶えた
奥平家…奥平正が死んだ
奥寺家…最初に血筋が絶えた
残っているのは、前田家の次男の嫁と、奥畑家だけ。
長男・奥畑洋介は淡々と打ち明けた。
・村内が奥平正が殺したのも
・君津が村内をはねたのも
・君津が殺されたのも
・沖縄で前田えりが殺されたのも
すべて奥畑圭介と前田光介の指示だった。
2人に指示した黒幕は長男・奥畑洋介だった。
しずりを庇った死んだ前田光介は、殺人を指示した犯人だったのだ。
始まりは奥寺家だった。
村の5軒は「身寄りのない年よりの面倒をみてもらう代わりに、死んだら財産を残りの家に分け与える」という取り決めがあったが、奥寺家が破った。
22年前、ダムの補助金が最初に奥寺家に入ると老人ホームに引っ越そうとした。
洋介ら4軒は結託して、子供のいない奥寺夫婦を殺害した。
その後、洋介が力を貸して貿易会社を設立。また、前畑の保険金が入るようにして病死と見せかけて殺した。
奥平正を殺したのは、殺人をネタに圭介を脅してきたからだった。
長男・奥畑洋介は5軒を牛耳る恐ろしい黒幕だった。
■奥畑圭介と西原栄一が死亡
話が終わるとしずりは睡眠薬で気絶させられ縛られた。
目の前には「やめろといったのに」と西原栄一がいた。なんと西原栄一は洋介の甥(圭介の息子)だった。
前田光介がしずりを庇って死んだのは想定外だったといい、しずりは光介の仇として殺されそうになる。
そこへ奥畑圭介がしずりを殺すため3人のボディガード(沖縄のヤ〇ザ)を連れてやってきた。
しかし3人のボディガードは、沖縄にいるヤ〇ザのボスが保身のために圭介たちを殺すため仕向けた人間だった。
まず圭介が銃で撃たれ殺される。
抵抗するが西原栄一も殺される。
しかし洋介は銃を奪ってしずりに持たせ、3人のボディガードを倒した。
■エピローグ
生き残った奥畑洋介は逮捕され、殺人を含む事件の真相をすべて吐いた。
銃を撃ったしずりだが正当防衛が認められ、不起訴となった。
しかし6年前の事件は事故ではなかったと警察の捜査ミスが判明したので、しずりは警察仲間に申し訳なく思う。
しずりに想いを寄せる仲本岬人は、マスコミやこれから起こる色々なことからしずりを「守ります」と約束した。しずりは嬉し涙をこらえ、微笑んだ。
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