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ドラマ「警視庁 岡部班~倉敷殺人事件~」のキャスト・あらすじ、原作を読んだので結末・犯人ネタバレに迫ります。
「警視庁 岡部班~倉敷殺人事件~の原作は、ベストセラー作家・内田康夫さんの小説。キャストは信濃のコロンボの高橋克典さん主演の警視庁岡部班。田口浩正さん・佐野史郎さんら実力派キャストを組んで事件解決に挑みます。
ある夜、新宿でデートをしていたOLの前で、刺された男性がダイイングメッセージを残して亡くなることから物語が始まります。その後、岡山県・倉敷アイビースクエアの女性毒殺事件とつながり、倉敷・東京・岡山・富山にまたがるミステリーへと発展。犯人の完璧なアリバイやトリックを岡部警部が鮮やかに謎解きます。
キャスト・あらすじ、原作を読んで結末・犯人ネタバレに迫るので、ドラマ「警視庁 岡部班~倉敷殺人事件~」を見れなかったひとや、見るほど興味はないけど内容は知っておきたい人は参考になればと思います。
目次
■内田康夫原作ドラマ「警視庁 岡部班~倉敷殺人事件~」放送日程
月曜名作劇場・内田康夫サスペンス「警視庁 岡部班~倉敷殺人事件~」
2017年11月27日(月)20時00分~22時00分
■内田康夫原作ドラマ「警視庁 岡部班~倉敷殺人事件~」キャスト
■「倉敷殺人事件」キャスト
■警視庁捜査一課「岡部班」
● 警部:岡部 和雄(高橋克典)
● 刑事:坂口 隆太郎(田口浩正)
● 刑事:神谷 幸助(佐野史郎)
● 巡査部長:松岡 千秋(中村静香)
● 刑事:佐藤 俊(鈴木貴之)
● 捜査一課の警部:宮島 昌矢(近江谷太朗)
■【新宿の被害者】富山県の養護施設「望岳寮」園長代理
● 滝沢 武彦(中丸新将)
胸にナイフが突き刺さり死んだ
ダイイングメッセージ「タカハシのヤツ…」を残す
望岳寮の帳簿を持ち出していた
■倒れた滝沢を目撃したデートしたカップル
● 草西英(朝倉あき)
● 勝浦修二(伊藤毅)
■【倉敷の被害者】東京在住のOL
● 山路 郁子(新田祐里子)
松岡巡査部長の幼馴染
岡山県の倉敷アイビースクエアで毒の入った缶ジュースを飲んで死んだ
「トモ君」に会いに行っていた
■富山県の養護施設「望岳寮」
● 寮創設者の息子:白神 敏久(久保 晶)
● 安倉 智彦(高崎翔太)
● 藤井 幸一(河相我聞)
● 強盗犯(原田龍二)
● 中谷 雅子(濱田マリ)
● 田口 茂(斉藤 暁)
● 白神 康隆(利重 剛)
● 竹村 岩男(寺脇康文)
■内田康夫原作ドラマ「警視庁 岡部班~倉敷殺人事件~」あらすじ
東京・ 新宿でデート中の草西英(朝倉あき)と勝浦修二(伊藤毅)の前に、路地から男が現れて倒れた。胸にナイフが突き刺さり、服が血に染まっている。英が駆け寄ると男は「タカハシのヤツ…」と最後の力を振り絞って発し力尽きた。面倒に巻き込まれたくない勝浦に促されるまま、英はその場を立ち去る。
早々に通報があり、岡部警部(高橋克典)を筆頭に岡部班の面々が現場に駆け付ける。所持品から、被害者の身元は富山県にある望岳寮という養護施設の園長代理・滝沢武彦(中丸新将)と判明。捜査の結果、被害者の財布などは手つかずであったが、ボストンバックが無くなっていることがわかった。
一方、滝沢が亡くなったことをニュースで知った英は、被害者の最後の言葉を聞いたのは自分しかいないと、意を決して警察に匿名で電話をする。電話に応対したのは岡部警部だった。英は滝沢のダイイング・メッセージと、その時の状況を恐る恐る岡部に伝える。
新宿の事件の後日、岡山県の倉敷アイビースクエアで、女性が毒の入った缶ジュースを飲んで死亡した。現場から若い男が立ち去ったのを目撃されており、岡山県警倉敷中央署が捜査に乗り出す。被害者の山路郁子(新田祐里子)は東京在住のOLで、なんと岡部班の松岡巡査部長(中村静香)の幼馴染みだった。郁子は友人らと倉敷へ旅行に向かう途中、東京駅で「トモ君」と呼ばれる男性と偶然会い、倉敷でその「トモ君」に会ってくると言って一人別行動をとったという。
偶然にも英の実家の寺で郁子の葬儀があり、松岡が郁子の友人らから話を聞きに訪れる。郁子たちは倉敷から「高梁(たかはし)」へ行く予定だった。その会話を耳にした英は、もしかして「タカハシ」は人名でなく地名なのではと考え…。一方、新宿の事件の捜査が進展し、被害者・滝沢が東京へ行くにあたり望岳寮の帳簿を持ち出していたことがわかる。その帳簿が入ったボストンバックがいまだ見つからないことから、犯人が計画的に帳簿を強奪したのではと岡部班は推測。さらに望岳寮について調べると、以前は寮創設者の息子である白神康隆(利重剛)が運営を手伝っていたらしい。白神に何かを感じる岡部。だが白神には完璧なアリバイがあった…。
引用:http://www.tbs.co.jp/getsuyou-meisaku/20171127/story.html
予告動画:
■内田康夫原作ドラマ「警視庁 岡部班~倉敷殺人事件~」原作読んでネタバレ 結末・犯人は?
「警視庁 岡部班~倉敷殺人事件~」の内田康夫さんによる原作小説を読んだので、結末・犯人をネタバレします。
■凶器は「飛騨片麻岩」だった■
草西英は、凶器の石の写真を見て、石が「飛騨片麻岩」だと気づき、白神に話した。
「飛騨片麻岩」は日本の最古の岩石と呼ばれ、岐阜県の飛騨地方に中心に分布し、庄川の河原には普通に存在する。
しかし安倉智彦が殺された岡山県の高梁(タカハシ)川に、「飛騨片麻岩」があるのはおかしいと。
このことを警察に電話しようとすると電話の途中で切られ、草西英は白神と運転手の藤井にナイフで脅され誘拐された。
■犯人ネタバレ■
そのころ岡部警部は犯人が白神一味(白神・藤井・赤間)だと気づいた。
白神はアリバイを作るため警察を利用していた。
犯行当時、警察を呼びつけ、アイバイ工作をしたうえで「望岳寮」を出発。
そのすぐあとに庄川の河原で安倉智彦を殺し、死体と凶器の石をトランクに詰めて倉敷へ向かった。
一方で倉敷営業所に出前を呼んで、安倉智彦がその時点で出かけたようにアリバイ工作をしていた。
白神は倉敷へ来る途中、岡山県新見市の広瀬に凶器の石を捨てて、岡山県の高梁(タカハシ)川に浮かんでいる川舟の中に安倉智彦の死体を捨てた。
白神は車の中で、草西英に事件のことを話した。
■滝沢武彦を殺した動機
白神一味(白神・藤井・赤間)は一蓮托生の仲間だった。10年近くかけて「望岳寮」の帳簿を操作して、ちの投資のための事業資金を作りだしていた。
事業が成功したら返すつもりでいたが、滝沢武彦は不正に気付いていたが、秋になってから「返せ返せ」と催促が激しくなってきた。その理由は、勲章を受けることになったから不正がバレると困るというものだった。
そして厚生省の監査が入る前に東京で暴露すると、ついに脅してきたので、殺した。
白神は当初、なんとかして告発を防ごうと考えただけだったが、安倉智彦が殺しに積極的だった。
10月7日、滝沢武彦が東京に向かう電車で、安倉智彦は偶然を装って声をかけ、東京につくと新宿の裏通りに誘い出して殺した。
■山路郁子を殺した動機
安倉智彦は新幹線の中で変装を怠ったために「望岳寮」の時の仲間、山路郁子に気付かれしまった。
すると白神と赤間のアリバイ工作は無意味となり一味は窮地に追い込まれた。だからやむを得ず、白神は、山路郁子を殺せと安倉智彦に命令した。
山路郁子が東京に帰った時に、滝沢武彦がころされた事件を知ったら、安倉智彦との関連を必ず連想したはずだ。
安倉智彦は「望岳寮」時代、自分の性格が原因で滝沢武彦に差別されたと恨らんでいた。その後安倉智彦は「望岳寮」を脱走したが、山で死にかけところを白神が救った。それ以来、白神のいいなりだった。
■安倉智彦を殺した動機
安倉智彦は新宿で滝沢武彦を刺したあと死亡確認をしなかったこと。そのため「タカハシのヤツ」というダイイングメッセージを草西英に聞かれてしまった。
滝沢武彦のダイイングメッセージ「タカハシのヤツ」の意味は、「タカハシ=岡山県の高梁」で「ヤツ=ヤス」だった。「高梁の安倉智彦」と言いかけていたのだ。
その後、ヤスで始まる名前=安倉智彦であると警察が突き止めるのは時間の問題となり、安倉智彦を殺す必要が出てきた。
しかし安倉智彦を殺しても、白神一味(白神・藤井・赤間)には警察が立証してくれたアリバイがあるので安心・・・のはずだった。
草西英が「飛騨片麻岩」に気付くまでは。
■結末ネタバレ 犯人逮捕!
草西英を乗せた車が、越光開発の福江の営業所に着き、草西英は死を覚悟した。
建物に入ると赤間が座っていていた。
しかし待ち構えていた警察に包囲され、白神一味は逮捕された。犯人逮捕の瞬間、草西英はショックで気絶した。
草西英が電話で「飛騨片麻岩」と言いかけたこと、草西英と白神が一緒にいること、これらに岡部警部が気付いたからだ。
結果、草西英の大活躍で「飛騨片麻岩」は白神の完全犯罪を崩す突破口になった。完全犯罪とするために仕組んだ工作が、逆に犯人の命とりになった。
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