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中村俊介さん主演「浅見光彦シリーズ 浅見光彦殺人事件」がフジテレビで3月29日にドラマ化されるので、キャストとあらすじ、原作小説を読んだので結末・犯人ネタバレします。
「浅見光彦殺人事件」の原作は、ベストセラー作家・内田康夫さんの小説でも人気な浅見光彦シリーズのなかで、ファンの中では映像化は難しいといわれた異色作。
まさか浅見光彦が死ぬ!?中村俊介さん最後の作品に注目です。
キャスト・あらすじ、原作小説を読んで結末・犯人ネタバレするので、ドラマ「浅見光彦シリーズ 浅見光彦殺人事件」に興味のある人参考になればと思います。
目次
■ドラマ「浅見光彦殺人事件」キャスト
主人公の浅見光彦役は、榎木孝明さんから27才で引き継いで16年間、39作出演し続けた中村俊介さん。今回がついに最後の浅見光彦役となり本人も感慨深げ。
「浅見光彦殺人事件」では、光彦の母・雪江を演じてきた故・野際陽子さんが過去映像の編集でVTR出演しています。
また、故・野際陽子さんの娘・真瀬樹里さんがヒロイン詩織の伯母役として登場。
そのヒロインには、昨年8月に俳優の阿部力さんとのW不倫が原因で、14年9月に旦那のET-KINGのTENNさんが亡くなったことが判明して大バッシングされた元スピードの上原多香子さん。昨年5月には演出家のコウカズヤさんとの交際もフライデーされ現在は同棲中。今回のドラマはスキャンダル前に撮影されたようで、時間が経ってようやくお披露目となりました。
■「浅見光彦殺人事件」キャスト
● 浅見光彦(中村俊介)
● ヒロイン寺沢詩織(上原多香子)
● 詩織の母:美咲(山下容莉枝)
「思い出のトランプの本を守って」と言い残し病死した。
● 詩織の父:大輔(遠山俊也)
「トランプの本の謎が解けた」と電話してきた後、殺された。
● 詩織の伯母:(真瀬樹里)
● 成都物産の添島良三郎常務( )
詩織の父・寺沢大輔の上司
● 大輔の部下:野木( )
● 「旅と歴史」藤田編集長(小倉久寛)
● 内田康夫(伊東四朗)
● 光彦の母:雪江(野際陽子)
● (田中健)
● (榎木孝明)
● (園山敬介)
■ドラマ「浅見光彦殺人事件」あらすじ
ヒロイン・寺沢詩織(上原多香子)の母・美咲(山下容莉枝)が病床の末、いまわの際に言い残した「思い出のトランプの本を守って」という言葉。
広島の出張先で「思い出のトランプの本」の謎が解けたと電話してきた後、非業の死を遂げた詩織の父・大輔(遠山俊也)。
そして詩織の元恋人までもが九州・柳川で「思い出のトランプの本」の謎を解く鍵を見つけたと詩織に手紙を出した後に殺される……。
いったい「思い出のトランプの本」に隠された秘密とはなんなのか?詩織と浅見光彦が九州・柳川にその謎を追うミステリー。
そして今回、数々の難事件を解決してきた浅見光彦が死ぬ!?衝撃のシーンが!!
あらすじ引用:フジテレビ
予告動画:
■ドラマ「浅見光彦殺人事件」原作読んでネタバレ
ドラマ「浅見光彦殺人事件」の原作小説を読んだので、結末と犯人をネタバレします。
■トランプの本の正体
「思い出のトランプの本」の正体は、北原白秋の詩集「おもひで」のことで、そこには写真が隠されて、若い父親と母親と幼児が映っていた。
詩織は浅見光彦から「最後のお願いです」と呼び出され箱根の強羅の駅前で正午に会うことに。
浅見光彦は赤いロードスターで来ていて、詩織を乗せて芦ノ湖畔のドライブインに入る。浅見光彦は話を始めた。
写真は30年ほど前のもので「写真の若い父親」は、詩織の父・大輔が勤めていた成都物産の添島良三郎常務だった。母親のほうは写真を撮ったあとまもなく亡くなったという。
■浅見光彦が明かした事件の真相
■30年前
この写真を撮影したのは、当時、成都物産の秘書課にいた詩織の母・美咲だった。探鳥会で鳥を望遠カメラで撮影しているとき偶然に撮影したものだった。
添島良三郎は生粋のエリートでプレイボーイであり、詩織の母・美咲は大勢いる相手の中の1人だった。
そんななか成都物産の創立者の孫娘との縁談という絶交チャンスが訪れ、結婚することになった。そこで邪魔になったのがあの写真の女性。
写真の女性は亡くなったが死因は心筋梗塞だった。おそらく毒殺。
ここで問題になるのは、女性との関係の証拠となる写真の存在だ。
添島良三郎が令嬢と結婚して出世街道を驀進し始めた頃、詩織の母・美咲は寺沢大輔と結婚した。
寺沢大輔は平凡な男だったがなぜか異例のスピードを果たした。その陰には添島良三郎の人事工作があった。
前社長が死去後、添島良三郎は社長に就任してもおかしくない状況だったが、寺沢大輔の存在が邪魔して社長になれずにいた。なぜ寺沢大輔にそんなにも気に掛けるのか社内でも不思議に思われていた。
実は、詩織の母・美咲が「写真」を利用して添島良三郎に、旦那の出生を強要させていた。
■寺沢大輔を殺した犯人
だから詩織の母・美咲が病死したとき添島良三郎は喜んだが、写真の存在だけが気がかりだった。
寺沢大輔は写真の存在を知らなかったので、営業部長を解任して子会社に出向させるつもりだった。
しかし寺沢大輔は広島への出張中に「トランプの本を見た」という話を添島良三郎にしてしまった。添島良三郎は直感的にそれが「写真の隠し場所」だと察知した。
寺沢大輔が出張が終わって東京に帰ったら、「トランプの本」を調べて「写真の秘密」がバレてしまうので、添島良三郎は殺人を決意した。
添島良三郎は信頼できる暗殺者を呼び寄せた。「写真の赤ん坊=息子」に寺沢大輔を殺すための毒物を運んで来させたのだ。
■添島良三郎の息子
添島良三郎は「写真の赤ん坊」を認知しなかったが、裕福な里親に育てられるよう計り、一流大学を卒業して菓子業界の専門誌の出版会社に就職した。添島良三郎のことは「あしながおじさん」として信頼できる存在だった。
しかし就職後、ある尊敬する人間の影響で大きな犯罪を加担してしまい、仲間は死刑になったが本人は添島良三郎の働きかけで、執行猶予つきで釈放となった。こうして添島良三郎に大きな恩が出来た。
■野木を殺した犯人
大輔の部下・野木を殺した犯人も、息子が犯人だった。
野木は福岡支社を視察した来た添島良三郎を接待したとき、柳川で「トランプの本」を発見した話をしたから殺された。東京に向かう直前に殺され、山中に死体遺棄された。
■息子の正体
息子は自分が犯人だと疑われるはずないと信じていた。添島良三郎とも寺沢大輔とも世間的には何の関係もないし、動機もないから怪しまれることはない。
しかし「写真」に赤ん坊=自分が映っているのを知ったとき、息子は何もかも終わったと悟った。
■浅見光彦が死んだ衝撃のシーン
話し終えたとき、浅見光彦の赤いロードスターに刑事2人が近づいていた。浅見光彦は、詩織に囮になってもらい彼らの注意をひきつけ、その隙にロードスターに乗って逃げた。
その後、芦ノ湖スカイラインでロードスターは事故を起こした。車は崖下に転落し、浅見光彦は死んだ。目撃者によるとブレーキも踏まず自殺したようだったという。
現場で浅見光彦の死体を見た詩織はショックで気絶した。
■死んだ浅見光彦はニセモノだった
正体は下川健一=添島良三郎の息子
詩織が目を覚ますと、柳川で出会った謎の男・木下陽一(本人曰く偽名)が笑っていた。そばには川根刑事もいた。
川根刑事によると、死んだ浅見光彦はニセモノで、正体は下川健一=添島良三郎の息子だという。
そして木下陽一が本物の浅見光彦だという。
下川健一が浅見光彦を名乗った理由は2つ考えられた。
1.浅見光彦を名乗れば詩織は警戒せず、警察も身元を調べなかったから。
2.浅見光彦への復讐心。大きな犯罪を犯して逮捕されたとき、事件を解決したのが浅見光彦だった。
早く下川健一を逮捕しなかったのは、ニセ浅見光彦の正体がわからず、犯人側の意図もつかめずにいたから。
下川健一は詩織のことも殺そうとしたいたはずだが、途中から惚れてしまい、殺すのはやめたようだった。
★終わり
以上、ドラマ「浅見光彦殺人事件」の原作小説を読んで結末と犯人をネタバレでした。
■感想
原作小説では、予想外の展開に驚かされ、一番の作品だと評価する声も。
浅見光彦がニセモノだったというのは驚くに間違いないです。
ただ小説では顔が見えないですが、ドラマだとだと顔が見えるので、ニセ浅見光彦を誰がどう演じるのかが注目ポイントです。
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