ドラマ【回帰】ネタバレ。今野敏の原作小説の犯人と結末に衝撃!国際テロに内藤剛志が挑む

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今野敏ドラマ「回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」が12月14日(金)にテレビ東京で放送されるので、キャストとあらすじ・予告動画、原作小説を読んだので犯人と結末をネタバレします。

「回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」の原作は、今野敏さんによる樋口顕シリーズ。内藤剛志さん主演の2年ぶりテレビドラマ化です。

大学付近で爆破事件が発生。爆発物から国際テロとみられるなか、元刑事でテログループに入ったと噂のある因幡芳治(尾美としのり)に犯人の疑いが浮上。果たして犯人は警察元同僚の因幡なのか?結末は?

キャスト・あらすじ、原作小説を読んで犯人と結末をネタバレするので、ドラマ「回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」に興味のある人参考になればと思います。
 
 

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●今野敏ドラマ「回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」キャスト


■「回帰」キャスト


■転落死事件

● 隅田川に転落死:坂本祐介(佐藤幾優)
 食品輸入会社経営、

■大学付近で車の爆破事件

● 樋口の娘・照美(逢沢りな)
 巻き込まれ軽傷を負う
● レストランシェフ市川雄作(志賀廣太郎)
 食材の中から爆破の証拠を見つける。

■犯人?

● 因幡芳治(尾美としのり)
国際テロ組織のメンバーという噂もある元刑事

■イラン大使館に勤務

● 牧田詠子(黒谷 友香)
中東情勢のスペシャリスト

■警視庁刑事部捜査一課 強行犯第3係

● 樋口顕(内藤剛志)
● 管理官:天童隆一(榎木孝明)
● 藤本由美(片山萌美)

■公安部

● 管理官:梅田正之(嶋田久作)
 捜査の主導権を握ろうとする
● 柳瀬泰彦(宇梶剛士)
 因幡を疑い樋口と意見が対立する

■生活安全部少年事件課

● 氏家譲(佐野史郎)

●今野敏ドラマ「回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」あらすじ


隅田川に転落死した坂本祐介(佐藤幾優)の遺体が発見され、強行犯係の樋口顕(内藤剛志)は現場に向かう。

藤本由美(片山萌美)によると、数日前、坂本が経営する食品輸入会社へ、肉に粘土状の欠片が挟まっていたというクレームがフレンチレストランから入っていた。

同じ頃、大学付近で車の爆破事件が発生。
樋口の娘・照美(逢沢りな)も巻き込まれ軽傷を負う。

国際テロとみた公安部の梅田正之(嶋田久作)と柳瀬泰彦(宇梶剛士)は刑事部と合同捜査を主張。
天童管理官(榎木孝明)は受け入れるが捜査員の間には微妙な空気が…。

そんな折、樋口は生活安全部の氏家譲(佐野史郎)から元同僚の因幡芳治(尾美としのり)が会いたがっていることを聞く。
国際テロ組織に入った噂もある因幡が何の目的で?

やがて爆破で軍用爆薬が使用されたことが判明。
テロ組織も事件の関与を発表し、国際テロの可能性が高まる中、樋口は坂本の死と爆破事件を繋ぐある証拠をつかむ。

あらすじ引用:http://www.tv-tokyo.co.jp/higuchiakira_kaiki/

 
 

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●今野敏ドラマ「回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」原作小説読んで犯人と結末ネタバレ


ドラマ「回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」の今野敏さんによる原作小説を読んだので、犯人と結末ネタバレに迫ります。

※ドラマに登場する牧田詠子(黒谷 友香)はイラン日本大使館で働く中東情勢のスペシャリストですが、原作小説では大学図書館勤務となっています。

■テロ発生

四谷の大学近くで車が爆発事件発生して、大学の警備員と爆発した車の脇をすり抜けようとした車の運転手の2人が死亡した。ここは樋口の出身大学だった。

爆発前に中東系の若い男を見たという目撃情報あり。防犯カメラの映像はも映っていた。

爆発の原因は、軍用の粘土状C4爆薬。やはり国際テロか?犯行声明はまだないがテロと断定する。日本版CIAで秘密主義の公安部が刑事部と合同捜査となる。

■元同僚の因幡芳治(尾美としのり)

同じ頃、10年前に警察を辞めた因幡から、天童に「テロを防ぎたいから協力してほしい」と電話が。因幡は海外を放浪したのち中東の歌劇な国際テロ組織に入ったと噂があるので、公安に知られたら因幡は拘束されてしまうだろう。

因幡が警察をやめた理由は、幼女の誘拐殺人事件だった。
ほぼ犯人で間違いないが物的証拠不十分という段階で因幡が先走ってしまった。厳しい追及をしたら暴力による自白の強要とされ、犯人は無罪放免。刑事や検察もみな犯人で間違いないと思っていたが、因幡はその責任をとって辞職したのだ。

■中東系の若い男シファーズ

目撃情報から中東系の若い男は、旅行者として来日したあと不法就労しているパキスタン人、名前はムハンマド・シファーズ・サイード(26才)だと判明。身柄を拘束して取り調べを行う。

シファーズは中古販売店「シンヨー自動車販売」で働いていて、午後はずっと店にいたと目撃証言と異なる供述をした。公安SSBCが分析した防犯カメラの画像を見せてもシファーズは「似ているが私じゃない、おそらくバングラディシュ人だ」と否定した。嘘を言ってるようには見えない。

中東系は日本人から見たら人相の区別も難しい。「シンヨー自動車販売」の社長と従業員からもシファーズが午後店にいたとアリバイがとれた。
 
 

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■2人目の目撃者・牧田詠子

2人目の目撃者が現れた。名前は牧田詠子(35才)。爆発現場近くの大学出身で、半年前から大学図書館で働いている。

牧田詠子がシファーズを見ると、現場で目撃した人物とは似ているが違うと証言した。牧田詠子はボランティアでバングラデシュに滞在したことがあるから見分けがつくのだ。

このままシファーズを拘束したら人権問題になりかねない心配もある。

公安は用心深が、刑事部はシファーズを釈放し、監視をつけることにした。

大学付近で目撃された中東系の若い男は、バングラディシュ人の加羅夢だと判明し、警察は拘束する。

一方で、牧田詠子とシファーズはテロ組織の仲間同士である疑いが浮上する。

■因幡がテロの犯人?

因幡は、テロ組織ヒスボラを援助しているイラン情報省VEVAKのエージェントだった。

これにより樋口は因幡がテロ首謀者だと疑うようになり、公安部も因幡を監視する。因幡が来日した途端に爆発事件が起きた=牧田詠子とシファーズが活動を始めたからだ。

そんななか因幡から樋口のケータイに呼びだし。待ち合わせ場所には因幡がタクシーに乗って現れ、タクシーを降りるとレンタカーを借りて乗り換えた。

■牧田詠子の正体ネタバレ

大学構内で牧田詠子の身柄が拘束された。

で牧田詠子はイラン情報省VEVAKの名前を聞くと自供を始めた。保護を条件に『聖戦のための国際戦線』と関わりがあると認めた。

牧田詠子はの正体はイラン情報省VEVAKに雇われたエージェントであり、因幡がパキスタンで出会った彼女をエージェントにスカウトしていた。

その後スパイとしてシファーズたちのテロ組織に潜入し、テロの後方支援としてスリーパーになっていた。

■因幡の正体ネタバレ

因幡が日本を出た理由は、幼女の誘拐殺人事件で警察官として正義を行ったつもりが違法だとされ、司法に失望して日本にいたくなかったから。

東南アジア、南アジア、中東、トルコからバルカン半島、ヨーロッパを横断してスペインからモロッコ 危険な場所ばかりを回った。自暴自棄で死んでもいいと思っていた。そんななかテロと戦う道を選んだ。

因幡の正体はイラン情報省VEVAKに雇われたエージェントで、目的はテロを未然に防ぐこと。

VEVAKは、イスラエルに敵対するテロ組織ヒスボラを援助しているのでアメリカからは経済制裁の対象である。しかし中東やアフガニスタンの状況は部族間争い、シーア派vsスンニ派、など複雑なのだ。

ヒスボラを援助しているからアメリカの経済制裁の対象なので、アメリカの敵に日本の警察は協力しない。因幡と牧田詠子がVEVAKのエージェントだと知れば公安は身柄を拘束しようとするから、身分を隠していた。

日本に戻る気がなかった因幡が日本にきた理由は、日本人だからだ。日本国内のテロは許せないから。
 
 

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■加羅夢に罪を着せようとした理由

大学付近で目撃されたバングラディシュ人の加羅夢は、自分そっくりな男(パキスタン人のシファーズ)がいるとツイッターでつぶやいていた。

その投稿を牧田詠子を偶然知ったことで、シファーズが動きだした。

シファーズが動き出すためにそっくりさんの加羅夢を利用したのだ。

牧田詠子は防犯カメラに映った人物をシファーズではなく加羅夢だと証言して、捜査を混乱させた。加羅夢がいたのは嘘ではなく、ネットで接触して事件当日に図書館に呼び出していた。警察が不用意にシファーズに接近して逃げられるのを防ぐためだった。

■結末ネタバレ 真犯人シファーズを逮捕

因幡は車をずっと運転をつづける。すると天童から、シファーズが公安の監視を振り切って姿を消したと連絡が入る。

すると牧田詠子が、テロの目標はおそらく靖国神社だと供述した。因幡はこれを待っていた。

因幡が樋口を乗せて車を運転して靖国神社へ。公安の柳瀬と佐藤も追跡する。

因幡は公安の柳瀬に「シファーズを見つけ次第撃て。警察に気付いたら爆弾を爆破させるかもしれない」と言うが、それは日本の警察のやり方ではないと断る。参拝客に流れ弾があたる可能性もある。

天童からも、応援のSIT到着までシファーズを見つけても手だしするなと命令が下る。

しかし因幡は「ここは戦場と同じ。指示は待てない」と反対する。応援が来てからでは手遅れで、シファーズは気付いて逮捕される前に自爆すると。

そこにシファーズが前方20mに現れる。樋口は悩んだあげく因幡に賛成。因幡がシファーズに近づき顎を殴り、樋口が手錠をかけ、因幡が頸動脈をしめて眠らせることに成功した。

そのとき応援のSITが到着。バックパックの爆弾を爆発処理車両のタンクに入れて、持っていった。その混乱のなか、因幡を姿を消した。

■結末ネタバレ エピローグ

因幡に逃げられて重い足取りの樋口が指揮本部に帰ると、管理官の席に座っていたのは天童ではなく因幡。

梅田管理官は諜報機関に慣れてるから満足な様子で、塩崎刑事にとっては別世界なのでキツネにつままれた表情だった。

牧田詠子は、因幡がテロ対策に必要な中東の情報を公安部に提供する条件と引きかえに、解放された。

犯人シファーズは現行犯逮捕され、無実の加羅夢は釈放。

犯行当日、シファーズが店にいたと嘘の証言をした「シンヨー自動車販売」の経営者や従業員は全員逮捕された。

因幡は日本の警察の雰囲気を懐かしんでるが、それは一瞬の回帰。樋口はテロリストだと疑ったことを因幡に謝った。

■終わり。以上、回帰の結末・犯人ネタバレでした。

 
 



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