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映画「ミケランジェロプロジェクト」は2015年今秋11月6日に公開予定の作品ですが、実はもともと昨年2014年の秋に公開予定でした。公開前の6月に20世紀フォックス映画が公開を中止したのです。そしてその公開中止の理由は、政治的圧力ではないかといわれています。
そんな訳ありの映画「ミケランジェロプロジェクト」の原作者のロバート・M・エドゼルさんが、公開を目前に控えたいま、2015年10月24日(土)19時56分から日テレで放送の「世界一受けたい授業」に出演し、映画のモデルの実話、ナチスから名画を守った芸術戦士たちの戦いを授業で教えてくれます。
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映画ミケランジェロプロジェクト 公開中止の理由
映画「ミケランジェロプロジェクト」は大ヒット作品ではありませんが、ジョージ・クルーニー が監督し、本人も出演しています。マット・デイモンやケイト・ブランシェットなど出演者は豪華なので、日本でもある程度のヒットは見込めるはずです。
そういった理由からは公開を中止する要素は見当たりませんが、問題はこの映画の内容そのものにあったようです。
第二次世界大戦の終戦間際、ナチス・ドイツに奪われた芸術作品を取り戻し守るために戦った芸術戦士たちの戦いを描いているのがですが、公開を中止・延期したのは日本だけでなく海外でもそうでした。
アメリカでは2014年2月7日に公開されたのですが、それまでに公開が2回延期されています。その理由は、編集作業の遅れということでした。オスカーへのエントリー調整という噂もありました。
ところが日本での公開中止の理由はそういった説明はなく、ただ「諸般の事情により」ということでした。2chなどのネット上でも様々な憶測や物議を醸していて、理由は政治的圧力だろうという見方があります。
日本もかつて朝鮮半島や中国の本土で美術品などを奪っていて、そしていまだに返還していない美術品も多々あるといいます。映画「ミケランジェロプロジェクト」の公開によって、放っておきたい問題をマスコミが蒸し返すことになる恐れがあるというのが理由だという説です。
原作者のロバート・M・エドゼル
原作者のロバート・M・エドゼルさんは、映画「ミケランジェロプロジェクト」の原作になった「ナチ略奪美術品を救え~特殊部隊『モニュメンツ・メン』の戦争~」の著者です。
「モニュメンツ・メン」とは、第二次大戦中の1943年から終戦後の1951年までの間、連合軍「記念建造物・美術品・古文書部」に属していた兵士たちの呼び名です。当初の任務は、歴史的建造物を戦いから守ることでしたが、ドイツ軍の後退とともに任務は変化し、ナチスが奪っていった美術品や文化財を探すことになりました。
ロバート・M・エドゼルさんは、たくさんの慈善事業を手がけていて、その活動は評価されてアメリカ最高の人道支援表彰の「National Humanities Medal」を受賞しています。
映画「ミケランジェロプロジェクト」の主役は「モニュメンツ・メン」
「モニュメンツ・メン」の活躍については、原作者のロバート・M・エドゼルさんが、2015年10月24日(土)19時56分から日テレで放送の「世界一受けたい授業」で詳しく教えてくれます。
歴史を学ぶ良い機会ですね。また、映画を観る前の予習にもなるので、気になったひとは11月6日の公開に映画館に足を運んでみてはいかがですか
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