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映画「陽だまりの彼女」のあらすじをラストの猫までネタバレします。
恋愛映画ですが、原作の小説は「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」でうたわれ、中年男性にも売れ話題になりました。なので、大人の男性が観ても全然アリです。
映画「陽だまりの彼女」のあらすじをざっくりネタバレすると
猫が自分を助けてくれた人間に恋をして、人間に生まれ変わって会いにいく
という、人魚姫の猫バージョンですが
内容が濃くテンポも良いので、ラストまで目が離せない内容になっています。
また、猫ならではの、新婚の新居で飼っている金魚を食べてしまうエピソードなど、猫にまつわることがポツポツあるのも面白いです。
目次
映画「陽だまりの彼女」 メインキャスト
■レイルアド株式会社 奥田浩介(松本潤)入社2年目の営業社員 田中進(大倉孝二)先輩 杉原部長(小籔千豊) ■株式会社ララ・オロール ■江の島の猫屋敷 ■浩介の弟 |
映画「陽だまりの彼女」 あらすじをラストの猫までネタバレ 目次
1.オープニング
2.再会
3.マーガリン事件
4.証拠写真
5.偶然なんてないよ
6.江の島デート
7.失われた記憶
8.いっそ、駆け落ちする?
9.我が家のザ・ビーチボーイズ
10.真緒の秘密
11.もう限界だ
12.a cat has nine lives
13.俺の知らない真緒
14.今日が夏だったら良かったのに
15.ありがとう浩介
16.素敵じゃないか
17.ラスト・エンドロール
映画「陽だまりの彼女」 あらすじをラストの猫までネタバレ 前半
■1.オープニング
浩介の子供時代の記憶・・・一匹の猫を助けました。
■2.再会
浩介はモテない君です。
朝8:30。ベッドに弟の翔太が寝ていて驚いて浩介は起きます。
会社に遅刻しそうな浩介は慌てて出勤、プレゼン初日に遅刻して上司の田中から怒られます。
プレゼン先の会社で新藤に挨拶した際、中学の同級生の真緒に再会します。
プレゼン中、浩介は真緒を見つめっぱなしです。
しかし真緒は上司の新藤と付き合っているように見えます。
■3.マーガリン事件
浩介が帰宅すると、弟の翔太がまだいてゲームをしていました。
真緒に再会したことを話すと中学時代の「マーガリン事件」の話題になりました。
「マーガリン事件」とは。
真緒はテスト0点で女子から背中に「南中バカ代表」と貼り紙をされいじめられていました。
さらにいじめっ子はマーガリンを真緒の髪に塗ります。
それを見た浩介は、いじめっ子に「いい加減にしろ」と怒りマーガリンをいじめっ子の顔に塗ったのでした。
それ以来真緒は浩介のことを「浩介」と慕うようになりました。
現在の真緒は仕事優秀で、ラフデザインした案を浩介がセットボードの提案をします。
新藤が真緒を口説こうとした時、タイミング悪く浩介がセットボードのデザインを持ってきます。
そして帰り際真緒が「ありがとう浩介」と言いました。
■4.証拠写真
順調だったセットボード制作ですが「セクシーで卑猥だ」という理由で杉原部長から却下されます。
帰り道で落ち込む浩介でしたが、「セクシーな」広告を見かけ、写真を撮りました。
外で真緒と偶然出会い、事情を話すと一緒に街のセクシー広告を証拠写真として撮ることに。
休日に2人で会い、写真をたくさん撮ります。まるでデートです。
■5.偶然なんてないよ
浩介が街のセクシー広告の証拠写真を杉原部長に提出すると、セットボードのOKが出ました。
まっさきに真緒に知らせ「ありがとう」と言う浩介。
中学時代の話になり、浩介がいつも守ってくれたから助かったという真緒。
「偶然なんてないよ」真緒は浩介にキスしました。
中学時代「マーガリン事件」以降、浩介もいじめにあい、浩介と真緒は仲良しになりました。
2人は公園で東京の大学に行く誓いをしました。
真緒「ありがとう私にかまってくれて」。浩介はキスをしました。
■6.江の島デート
セットボードが無事、街に飾られました。
喜ぶ2人はバスケットコートでバスケをします。
浩介は中学の途中で名古屋に転校してます。
真緒は大学に行けば浩介にまた会えると思い、必死で勉強して大学に行ったと話します。
帰りの駅のホーム。真緒は終電にわざと乗り遅れ、門限に厳しい父親にウソをついて浩介と過ごすのでした。
翌日、職場でにこにこしっぱなしの浩介。
一方、新藤は真緒に週末の食事に誘いますが、「週末彼と江の島に行くんです」と真緒から断られます。
週末。江の島デート。
水族館に行くと真緒が魚たちを見てなぞか「おいしそう」と言います。
まんじゅうを食べる2人。新藤は女性とのデートを装い2人を尾行します。
浩介は子供の頃に遊んだ「猫屋敷」のことを思い出し、真緒を連れていきました。
浩介が飲み物を買いに行ってもらい、真緒は謎の老婆、大下と話をします。
■7.失われた記憶
今度は真緒が近くにある実家へ浩介を連れていきました。
真緒は里子で養子です。
ここで浩介は、真緒の養父から、真緒が記憶喪失の病気だと知らされます。
養子になる13才までの記憶がないのです。
いつ発症する病気がわからないため、浩介のことを忘れる可能性もあります。
真緒は記憶喪失の病気を言わなかったことを浩介に謝ります。
2人で食事をしていると、中学のいじめっ子女子が偶然現れました。
「まだまっ裸で徘徊してんの?」と未だにバカにするいじめっ子。
浩介は「真緒は俺にとって今も昔も誰よりも大切だ」と言い放ち、店を出ました。
■8.いっそ、駆け落ちする?
真緒の義父は交際に反対しています。記憶喪失の病気があるからです。
真緒「いっそ駆け落ちする?」「会えなかった分、一緒にいて。10年分」
2人は婚姻届を役所に提出し結婚しました。
新居への引っ越し(団地です)。真緒の義父もついに納得しました。
隣に住む平岩親子に引っ越しの挨拶をします。
■9.我が家のザ・ビーチボーイズ
新居で金魚を飼う真緒。
真緒は金魚全部に名前をつけ「我が家のザ・ビーチボーイズ」と呼びました。
新居の家具や生活用品を買いに行く2人。
朝の歯磨きを一緒にする2人。
夕方ベランダで一緒にビールを飲む2人。
2人で寝そべっていると真緒が浩介の腕の傷について尋ねます。
江の島で猫を拾ったときの傷。
岩場の隙間に猫が挟まっていて、無我夢中で手をつっこみ引っ張り出したのです。
ロシアングレーの猫で、浩介は一目ぼれしましたがすぐ逃げられました。
真緒「あなたと結婚してよかった」
映画「陽だまりの彼女」 あらすじをラストの猫までネタバレ 後半
■10.真緒の秘密
真緒が何かを探しています。浩介には「ピアスを探してる」という。
浩介が金魚の水槽を見ると、ブライアンがいませんでした。
水槽の下の床に指輪があり、実は真緒は指輪を探していたのです。
しかし浩介が真緒の指に指輪を通すと、指が痩せていて指輪がガバガバです。
さらに、ベッドには真緒の抜け毛がたくさんありますが真緒は大丈夫と言います。
浩介は心配で、真緒に病院で検査を受けさせますが異常が見られません。
医者によると、記憶の底にある何かが体に影響を与えているかもしれないという。
浩介が1人で義父に知らせにいくと新たな事実を知ります。
真緒は、全裸で道を徘徊しているところを義父が保護していました。
「真緒」という名前は義父がつけたもので、誕生日も保護した日でした。
■11.もう限界だ
浩介が帰宅すると真緒が笑顔で「おかえり」。
大きなクリスマスの飾りつけが盛大にしてありました。
クリスマスプレゼントにニューヨーク旅行でもと、パンフレットも。
浩介は真緒が愛おしくなり抱きしめます。
真緒が仕事中に倒れました。もう限界なようです。
上司の新藤が車で、新居に真緒を連れていこうとしますが、真緒は「江の島の実家に」と言います。
しかし実家は藤沢のはずです。
真緒が車内にお守りを落としていました。
真緒は猫屋敷に向かい、大下に会います。
大下が真緒にみかんを投げますが真緒はキャッチできません。手が猫手になっています。
大下「そりゃあもう12年だからなぁ」
真緒「なんとかしてよ、なんだってできるでしょ」
実は、真緒の存在・記憶は、関わった人の頭からもうじき消えます。
しかし真緒はまだ生きたい・・・。
もう限界で、年は越せない可能性です。
実はその様子を、新藤は見ていました。
■12.a cat has nine lives
真緒はベランダで、会社で浩介に再会した時のことを思い出して泣いています。
浩介と真緒はニューヨーク旅行のために英語を覚えようと、本屋で本を見ています。
たまたま取った本に
「a cat has nine lives」とありました。
「猫は九回生き返る」という意味です。
■13.俺の知らない真緒
真緒を心配する新藤は、浩介に1人で会います。
新藤は真緒が好きだったと告白し、浩介に
「何があっても彼女を見ていてください」と頼みます。
そして真緒が車内に忘れたお守りを渡しました。
翌日。浩介が真緒にお守りを見せます。
このお守りは、昔江の島で助けた猫の首にかかっていたものなんです。
真緒「浩介、私、本当は・・・」
その時!隣から「助けて!」の声が。
しゅうくんがベランダが落ちそうになって母親が必死に手を握っています。
浩介も一緒に手を握りますが、しゅうくんは落ちてしまいました。
もうダメだと思った時、落ちるしゅうくん真緒が下の階からを飛び出しキャッチして地面に着地しました。人間技ではありません。
■14.今日が夏だったら良かったのに
翌朝。真緒がはりきって朝食を作りました。
浩介が朝食を食べさせ、真緒は朝の新聞を取りに行き部屋を出ました。
しかしそれきり真緒は姿を消しました。
浩介が真緒の実家に電話をかけると
「お宅は誰だ?うちに娘はいない」
真緒の会社に行き問い合わせても
「渡来真緒という社員はいない」
新藤に聞くと
真緒を知らないばかりか、浩介のことすら知りません。
浩介は江の島の猫屋敷に向かい、大下に会います。
浩介「真緒はどこですか?真緒に会わせてください」
大下「もう少し経てば、その想いも忘れる」
大下によると真緒の時間は
人間の6分の一以下。
記憶は消えて命も終わる。
ロシアングレーの猫(真緒)は、浩介に助けられて以来
「人間になって好きな人に会いたい」
と言い続け、浩介の元に行ったのでした。
浩介がロシアングレーの猫を助けた場所に行くと真緒がいました。
浩介「お前、ブライアン食ったろ」
真緒「ごめん」
浩介は真緒にお守りを渡します。
ロシアングレーの猫は浩介に助けられたあと、逃げたのではなく「人間にしてください」と大下に頼みに行ったのでした。
■15.ありがとう浩介
浩介と真緒は想い出を作るため、自転車に2人乗りして海岸を走りました。
2人が通った中学校に行き、教室で席に座って向かい合います。
真緒は浩介の腕の傷を触って「これも消えちゃうのかな・・・」
中学時代2人が会っていた公園に行きます。
浩介「俺の記憶は真緒で埋め尽くされてる」
真緒「ねぇ私、いい奥さんだった?」
浩介「これからもずっと」
真緒「今度生まれ変わっても、浩介を見つける気がする。あと8回チャンスあるんだもん。」
抱き合う2人。
泣きながらキスをしました。
真緒「ありがとう浩介」
今までの想い出がフラッシュバックします。
中学時代は、教室で2人で勉強しました。
■16.素敵じゃないか
朝7:30。浩介は目覚めました。
酒臭い弟の翔太と同居しています。
真緒のいない過去に戻ったのです。
その夜、同僚や上司たちとの飲み会。
店のBGMで曲「素敵じゃないか(Wouldn’t It Be Nice)」が流れました。
口ずさむ浩介、しかし泣いています。
腕の傷は残っています。
この曲は、真緒がよく口ずさんでいた曲です。
■17.ラスト・エンドロール
春。
公園の桜並木を浩介が歩いていると、足元にロシアングレーの猫が一匹。
猫が浩介の元を離れ抱き寄せた女性。
女性「猫、好きなんですか?」
女性の顔は、真緒でした。
微笑む浩介。記憶の底では真緒を覚えています。
きっと真緒2回目の生まれ変わりでしょう。
真緒の首元には、指輪のネックレスもあります。
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