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「祇園祭」2016年の日程と宵山・山鉾巡行を楽しむ方法を紹介します。
今年2016年の「祇園祭」は、土曜に宵山、日曜に山鉾巡行(やまほこじゅんこう)が開催されるので、週末に見どころ満載です。
歩行者天国の情報や、宵山を楽しむ方法、山鉾巡行の観覧ポイントなどを事前にチェックしておけばいっそう楽しますね。
彼女との夏のデートに「祇園祭2016」はいかがですか。
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■ 祇園祭とは?
約1100年の歴史を誇る八坂神社の例祭
祇園祭とは、疫病退散を願って行われる八坂神社の祭礼で、日本3大祭りのひとつとして知られています。
平安時代から約1100年の歴史を誇り、7月1日~31日の1か月にわたり、さまざまな神事が行われます。
2014年、150年ぶりに休み鉾(ほこ)だった大船鉾が復興したのに伴い、49年ぶりに神様をお迎えに行く「前祭(さきまつり)」と「後祭(あとまつり)」に分かれて山鉾が巡行。
宵山も前祭と後祭それぞれに行われ、楽しみが2倍になりました。
祭りのハイライトは、絢爛豪華な山鉾が市内中心部を巡行する17日(日)の前祭巡行と、24日(日)の後祭巡行です。
これを目当てに人がやってきます。
本来の姿を取り戻した祇園祭と、ユネスコの無形文化遺産にも登録された「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」をぜひその目で確かめてみては。
■ 祇園祭の日程 宵山(よいやま)の日程はこれ!
名称 :祇園祭(ぎおんまつり)
日程 :7月1日(金)~31日(日)
来場者数:約85万人
■前祭(さきまつり)の日程
宵山:7月14日(木)~16日(土)
巡行:7月17日(日)
■後祭(あとまつり)の日程
宵山:7月21日(木)~23日(土)
巡行:7月24日(日)
■1ヶ月の日程
7月1日(金)~18日(月)
「吉符入り」
各山鉾町
祭神を祀り、祭りの無事を祈願する神事です。
長刀鉾では稚児らの名前を書いた吉符を神前に納めます。
7月2日(土)
「くじ取り式」
10:00~京都市役所
山鉾巡行の順番を決めるため、各山鉾町の代表者が集まり、京都市長立ち合いのもと、くじを引きます。
7月10日(日)
「お迎提灯」
16:30~21:00 八坂神社~京都市役所
神輿洗式の神輿を迎えるための神事です。
式者姿など趣向をこらした行列が祇園周辺を巡行します。
「神輿洗式」
祭典18:00~ 神輿洗い19:30~
八坂神社~四条大橋
神輿渡御に出る中御座神輿を鴨川の水で清め、17日(日)の神輿渡御に備えて飾りつけを行います。
7月10日(日)~14日(木)
「前祭 山鉾建て」
各山鉾町
「前祭 曳き初め(ひきぞめ)」
各山鉾町
「前祭 宵山 屏風祭」
各山鉾町
7月15日(金)
「伝統芸能奉納」
15:00~18:00
八坂神社能舞台
祇園祭を祝い、今様謌舞楽、一弦琴、地唄舞、箏曲、尺八、詩吟といった伝統芸能を奉納します。
7月16日(土)
「石見神楽」
18:30~ 八坂神社能舞台
「宵宮神賑奉納」
夕方 八坂神社石段下四条通
「日和神楽」
22:00~ 各山鉾町、八坂神社
「献茶祭」
9:00~ 八坂神社
祇園祭の安全と茶道の発展を祈願し行われる祭事です。
表千家・裏千家が隔年で奉仕します。
7月17日(日)
「前祭 山鉾巡行」
9:00~
四条烏丸~河原町ほか
「神幸祭 神輿渡御出発式」
神事16:00~ 神輿出発18:00~
八坂神社~御旅所
7月18日(月)~20日(水)
「後祭 山鉾建て」
各山鉾町
7月20日(水)・21日(木)
「後祭 曳き初め」
各山鉾町
7月21日(木)~23日(土)
「後祭 宵山 屏風祭」
各山鉾町
7月23日(土)
「あばれ観音」
深夜
各山鉾町
7月24日(日)
「後祭 山鉾巡行」
9:30~
烏丸御池~河原町ほか
「花傘巡行」
10:00~
八坂神社~京都市役所
「還幸祭」
神輿出発17:00~
御旅所~八坂神社
7月25日(月)
「狂言奉納」
10:30~
八坂神社
祇園祭を祝い、八坂神社において、茂山忠三郎中の人々により狂言が奉納されます。
7月28日(木)
「神輿洗式」
祭典18:00~、神輿洗19:30~
八坂神社~四条大橋
形式は10日(日)とほぼ同じです。
すべての神事が終わると神社に戻ります。
7月31日(日)
「疫神社夏越祭」
10:00~
八坂神社境内
八坂神社境内の摂社で大茅輪(おおちのわ)をくぐり、厄をはらいます。
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■ 祇園祭 宵山(よいやま)を楽しむ4つの方法
■前祭(さきまつり)
宵山:7月14日(木)~16日(土)
巡行:7月17日(日)
■後祭(あとまつり)
宵山:7月21日(木)~23日(土)
巡行:7月24日(日)
歩行者天国、御朱印集め、屏風祭など、お祭りムード満点の宵山の楽しみ方をテーマ別に紹介します。
■ 祇園祭「宵山」を楽しむ方法1.
7月15日(金)16日(土)
夜店巡りを楽しむなら、前祭の歩行者天国に!
前祭の宵山では、18:00から四条通・烏丸通一帯が歩行者天国になります。
祇園囃子(ぎおんばやし)が響く夜の華やかな雰囲気が祭りムードを盛り上げます。
たくさんの夜店が並び、にぎわいは最高潮に!
前祭の宵山期間の歩行者天国には、夜店がずらり。
2016年は宵山が土曜なので、早い時間から祭りを満喫しましょう。
■歩行者天国攻略法
★烏丸御池から歩いて現地へ
阪急烏丸駅、地下鉄四条駅、京阪祇園四条駅が便利です。
ただ、これらの駅は大混雑するので、地下鉄烏丸御池駅で降りて歩くと大混雑に遭わないで済みます。
★混雑を避けるなら21:00以降に
18:00~23:00(予定)は歩行者天国になります。
歩行者天国スタートから2時間はどこも人でいっぱいになります。
21:00頃からだと、少し道が通りやすくなります。
★山鉾通りを楽しもう!
前祭では四条通。
南北の通りでは室町通。
エリアでは油小路・仏光寺通あたりと、四条・室町通あたり、西洞院・四条通あたりで山鉾が多数見られます。
■ 祇園祭「宵山」を楽しむ方法2.
7月14日(木)~16日(土)、21日(木)~23日(土)
様々な御利益も!授与品&グッズを授かろう
宵山期間中、各会所では山鉾にちなんだ授与品やグッズを販売します。
厄除けのお守りとして知られる粽(ちまき)や山鉾の御利益があるお守りをはじめ、手ぬぐいや扇子など多彩な商品がそろっています。
・長刀鉾の粽 1,000円
・占出山(うらでやま)の吉兆あゆ 1,200円(5個)
・大船鉾の手ぬぐい 1,000円
・月鉾のお願い袋 1,000円
などがあります。
■ 祇園祭「宵山」を楽しむ方法3.
7月14日(木)~16日(土)、21日(木)~23日(土)
33基巡って全制覇!御朱印集めて今ブーム
御朱印とは、社寺などでいただける墨書や押印をした印のことです。
宵山期間中は祇園祭でも御朱印巡りを実施。
彼女といっしょに33基の山鉾の朱印を集めてみては。
初めて御朱印集めにチャレンジするなら、ガイドブック付きがオススメです。
祇園祭の期間中は東急ハンズ京都店の1Fと4Fで御朱印帳を販売しています。
値段は2000円以内とお手頃です。
■ 祇園祭「宵山」を楽しむ方法4.
7月16日(土)23日(土)
お祭りムードを盛り上げる伝統行事や神事は必見!
1ヵ月にわたる祇園祭では、期間中に様々な神事や行事が行われるのが特徴です。
なかには八坂神社の氏子である山鉾町以外の一般人が見学・参加できるものもあります。
石見神楽(いわみかぐら)
16日(土)18:30~八坂神社
島根県・石見地方の伝統芸能です。
八坂神社の祭神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)が演目に登場することから、伝統奉納神事として奉納されるようになりました。
鷺踊(さぎおどり)
16日(土)19:00~八坂神社
八坂神社では約50年間行われてきた「鷺舞」に代わり「鷺踊」が奉納されます。
サギに扮した舞い手の優雅な踊りを楽しみましょう。
役行者山護摩焚き(えんのぎょうじゃやまごまたたき)
23日(土)24:00~ 役行者山
修験宗の総本山・聖護院の山伏が、修験道とかかわりの深い役行者山の前で護摩を焚き、お経をあげて祇園祭の無事を祈願します。
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■ 祇園祭「山鉾巡行」の観覧ポイント
「山鉾巡行」は、前祭23基、後祭10基が巡行する祇園祭の花形行事です。
見どころや観覧場所、時間などを紹介します。
11:30頃 新町通付近
細い道をギリギリで通る迫力満点の巡行を観覧
前祭の山鉾巡行で3回目の辻廻しを終えて、新町通を進む山鉾が音を立てて細い道ギリギリ、建物スレスレ出】通るので、迫力満点です。
10:00頃 御池通と河原町通の交差点付近
後祭の花傘巡行は、四条通と御池通で観覧
花傘巡行は芸術的な色彩が豊かなのが特徴です。
子供神輿に祇園太鼓、花傘に馬長稚児など、約1000人もの行列が町を巡行します。
17日(日)神幸祭18:30頃 八坂神社前
活気ある神輿渡御。神幸祭と還幸祭も必見
17日(日)神幸祭は、八坂神社前の四条石段下に3基の神輿がそろい、神輿を高く上げる「差し上げ」が見どころです。
市役所前では中御座のライトアップもされます。
24日(日)還幸祭は人が少な目なのでゆったり観覧できます。
10:30頃 御池通と河原町通の交差点付近
大迫力の辻廻しは必見。御池通で観覧。
御池通は道路幅の広く、電線などの障害物がないため、視界がすっきりとした中で辻廻しの様子を見ることが可能です。
暑くなったら地下街に避難も出来ます。
9:00過ぎ 四条通と烏丸通の交差点付近
注連縄(しめなわ)切りも観覧できる、前祭のスタート地点
四条通の歩道が広がり、観覧しやすくなっています。
長刀鉾に乗り込むお稚児さん、「くじ改め」「注連縄(しめなわ)切り」など、山鉾巡行にまつわる行事が目白押し。
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■ 祇園祭 地図
最後には、祇園祭の攻略地図を紹介します。
青いルートが、前祭「山鉾巡行ルート」
緑色ルートが、後祭「山鉾巡行ルート」
ピンクのルートは、「花傘巡行ルート」です。
クリックすると名前が出ます。
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