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「インフルエンザ2016-2017」の症状と、「自宅で出来る予防法3選」を紹介します。
今回のインフルエンザの症状は、高熱が出ないのが特徴だそうですが、だからといって安心すると痛い目にあうようです。
紹介する「自宅で出来る予防法3選」は、日テレ「世界一受けたい授業」で紹介された内容です。
解説をしてくれたのは
企業や大学で感染対策のコンサルタントをしている新ゆり内科院長の高橋央(ひろし)先生(54才)。
「インフルエンザ2016-2017」は流行が11月下旬からと早いと話題。
しかしインフルエンザ予防ワクチンの数は、2015年より300万本以上少ないです。
その理由は熊本地震・・・ワクチン製造会社が熊本地震で被災して製造停止に追い込まれたからです。
ワクチンは、なくなった場合追加で作れるかというとそう簡単ではありません。
鶏の有精卵にワクチン株を注射して作っていて、無菌状態で管理するのがとても大変。
しかも卵1個でワクチン1個しかつくれず、時間もかかるので急には作れないといいます。
症状と予防法を知って、インフルエンザ対策の参考になれば幸いです。
目次
■【インフルエンザ2016-2017】流行が11月からと早い!
インフルエンザの流行は
・毎年12月下旬に小さな流行
・年明け1月下旬~2月に大流行
というのがパターン。
ところが2016年は、11月下旬にすでにインフルエンザの流行が始まって、例年よりも早い流行入りです。
毎年猛威をふるい、年間1000万人がかかるというインフルエンザ。
インフルエンザを患って仕事に穴をあけてしまったという人も少なくないでしょう。
2016年はすでに9月に学級閉鎖が始まり、11月下旬でのインフルエンザ患者数は、2015年と比べて5倍以上!
とはいってもインフルエンザのピークはこれから。
2015年の患者数の推移は
10~11月は横ばい、12~1月にかけて急増し、1月下旬にピークを迎えます。
インフルエンザ対策は、今からすることが大切です。
■【インフルエンザ2016-2017】症状「高熱が出ないからと油断は禁物!」
インフルエンザの症状は、普通の風邪と似ています。
・発熱
・鼻水・咳
・嘔吐・下痢・腹痛
・筋肉痛
・体の節々の痛み
・全身の倦怠感
しかし風邪と違うのは、熱が38℃以上の高熱だったり、その症状自体が風邪と比べて重いということです。
熱が出る期間も、風邪と比較すると1~2日間長い傾向があります。
■2016年のインフルエンザは高熱が出ない?
2016年は高熱が出ないインフルエンザに注意です!
インフルエンザといえば38℃以上の高熱です。
しかし微熱だからと安心していると「隠れインフルエンザ」の危険が潜んでいます。
熱が出なくて楽でいいと思いがちですが、実はこれが大問題。
インフルエンザウイルスは熱に弱いので、体が熱でウイルスを殺します。
なので熱を出すのは大切なこと。
例えば高齢者は免疫力が低いので、熱を出すことができず「隠れインフルエンザ」になります。
そして怖いのは、気づかないうちに感染源になり学校・職場・家庭でウイルスをまき散らすことです。
そうやって多くの高齢者が肺炎になり亡くなっている現実があります。
なので軽い風邪だと思っても(高齢者に限らず)病院へ行くのが賢明です。
■インフルエンザの検査方法
従来の検査キットは、発症から12時間以上経過しないと判別不可でした。
その理由は、体内でウイルスがある程度増えていないとわからないから。
しかし最新の検査キットは、発症後3時間で判別できます。
鼻の粘膜を採取してマシンでチェックする仕組みです。
1回1000円と割安!
■【インフルエンザ2016-2017】手っ取り早く治す方法
タミフルは、症状が重くなってからでないと効果がありません。
手っ取り早くインフルエンザを治す方法があります。
それは、2010年から登場した抗インフルエンザ薬「ラピアクタ」点滴剤がオススメ。
点滴なので全ての医療機関で出来る訳でないが、30分程度で終わり即効性が非常に良いといいます。
■【インフルエンザ2016-2017】自宅でできる3つの最新予防法
■自宅でできる3つの最新インフルエンザ予防法を紹介します。
1.★食べ物★
キノコの「マイタケ」です。
β-グルカンを豊富に含み、免疫力アップ効果があります。
2015年の研究によると、北海道産マイタケを3か月間食べた人は、食べなかった人と比較して、インフルエンザ予防接種の効果が最大3.5倍あったそう。
富山大学が行ったマウス実験では、マイタケにインフルエンザウイルス増殖を抑える効果があることもわかっています。
食べる量は、家族4人で1パック(1人あたり約70g)でよいです。
熱を加えてもOK。
2.★習慣★
毎日の「歯磨き」です。
インフルエンザはウイルスが喉の粘膜にくっついて増えて発症する
気道の粘膜はもともとはタンパク質のバリアで守られているが、歯垢など口の中が悪玉菌で汚れていると、そこから酵素が発生しバリアを壊してしまう
バリアが壊れればウイルスは喉にくっつきやすくなる
実際老人ホームで正しい歯磨きを徹底したところ、発症率が10分の1に減ったというデータがある
3.★体操★
呼吸法を改善する「あいうべ体操」です。
福岡の小学校でこの体操を実践したところ、発症率が6分の1に減少しました。
この体操をすると、口呼吸をしていた人が、自然と鼻呼吸に変わっていきます。
口呼吸だと
インフルエンザが直に入ってしまい、冷たい空気も口の中に入り喉が乾燥し、検疫力が低下してしまいます。
鼻呼吸では
鼻水や鼻毛がフィルターになり、ウイルスをある程度ブロックし、空気そのものも鼻の内部で温められるため感染率が減るわけです。
現代人は固いものを食べなくなったため、口周りの筋肉が弱く、普段から口を開けてしまう。
なので、口呼吸の人が増えているといわれています。
「あいうべ体操」
1.「あ~」と口を大きく「噛みつく」ように
2.「い~」と口を横に大きく「痛てー」という感じで
3.「う~」と口を前に「ひょっとこ」みたいに
4.「べ~」と「舌」を長く思い切り「伸ばす」
これは筋トレです。
鍛えるという意識付けを持たないと鍛えられません。
回数は、1日30回くらい。
口周りの「口輪筋」と、舌筋が鍛えられて、たいだたい1週間くらいで、口呼吸から鼻呼吸に変わります。
↓参考動画
■【インフルエンザ2016-2017】まとめ
「インフルエンザ2016-2017」は高熱が出ないのが特徴のようですが、微熱でも病院に行ったほうが良いですね。
インフルエンザ予防接種は当然ですが
自宅でできる3つの最新予防は
・マイタケ
・歯磨き
・あいうべ体操
この3つなら簡単だから誰でも出来るのでオススメですね。
キノコが苦手な人は大変かもしれませんが。
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