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ECB(欧州中央銀行)では2014年に導入された
「マイナス金利」を日銀が導入することを決めました。
この「マイナス金利」とは何か?
メリットとデメリットとは?わかりやすく知りたいところです。
「マイナス金利」にはメリットとデメリットがあり、
日銀の決定は期待通りの効果が現れるのでしょか。
できるだけわかりやすくみていきます。
目次
「マイナス金利」とは何か。わかりやすく
普通、お金を貸したり預けたりすると、利子がプラスされてお金増えます。
しかし「マイナス金利」の場合はその逆で
お金を貸したり預けると、利子がマイナスされてお金が減ります。
2月16日から日銀「マイナス金利」0.1%
銀行は、その融資額によって日銀の口座にお金を預ける義務があります。
現在は日銀は、利子が年0.1%ですが、
2月16日から「マイナス金利」が導入され、金利がマイナス0.1%になってしまいます。
銀行は日銀に預けたくなくなる
「マイナス金利」になる、預けたお金が減ってしまうので
銀行は日銀にお金を預けたくなくなります。
銀行はその分のお金を、融資に回そうと考えます。
「マイナス金利」のメリット 企業や消費者にお金が回る
「マイナス金利」のメリットとは、経済活性化です。
銀行が日銀に預けるのを避けて、融資にお金を回すので
企業や消費者にお金が回っていき、
経済が活性化されてデフレを抑える効果が期待されます。
例えば個人が家を購入する際に
銀行からの融資を受ける場合、金利が低くなるので
ローンを組んで買いやすくなるメリットがあります。
また、融資に回ったお金で、海外の資産の購入があると
通貨高になりすぎた場合に、通貨安に転じる効果も期待されます。
「マイナス金利」 ECB(欧州中央銀行)が2014年に導入
ECB(欧州中央銀行)では2014年に導入されて、
スイス・デンマーク・スウィーデンなどの各国も「マイナス金利」を導入しています。
「マイナス金利」には、お金が融資に回るメリットが期待されますが
実際に期待どおりにいっているわけでもありません。
銀行が融資に回したくでも、融資を受けたい人や企業がいなければ成立しないからです。
欧州では、需要が少なかったため、融資にお金が回っていないので現状です。
「マイナス金利」のデメリット 預金金利が下がる可能性
メリットがあれば当然デメリットもあります。
「マイナス金利」のデメリットとは、何でしょうか。
じつは「マイナス金利」がずっと続くと、預金金利が下がってしまう可能性があります。
日銀が「マイナス金利」導入を決定した直後には、
新発10年物国債の利回りが0.1%を初めて下回って、0.09%となりました。
この利回りは長期金利の指標となるものです。
銀行の普通預金の金利を影響を与えることが予測されます。
銀行預金の金利が下がった場合、
個人がお金を投資に回してくれれば経済の循環がよくなりますが
そうなるかは未知数ですし、本当によくなるかもわかりません。
投資をしない、銀行には預けるだけという人は
金利が低くなるのでデメリットが大きいですね。
「マイナス金利」のメリットとデメリットとは まとめ
「マイナス金利」のメリットとは、
銀行が融資にお金を回すので、融資時の金利が低くなります。
例えば、ローン金利が低いので家を買いやすくなります。
これによって経済活性化が期待されます。
「マイナス金利」のデメリットとは、
銀行の預金の金利も低くなります。
銀行の預金金利をあてにしている人にとっては損に感じます。
これを機会に、投資をはじめてみるにもいいかもしれません。
「マイナス金利」のメリットとデメリットは、
期待される効果だということなので、
実際にこうなるかは未知数だといわれています。
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