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VWことドイツの自動車大手フォルクスワーゲンがディーゼル車の排ガスを不正に操作した問題で、社長のウィンターコルン氏が責任を取って辞任することになりました。国際的な企業なだけに海外での反応も厳しいものが多いです。
最大180億ドル(約2兆円1600億円)ともいわれる制裁金と、株価の急落。自滅とはいえフォルクスワーゲンが大ピンチです。世界のビートルファンは日本でも多く、たいへん残念なニュースです。
また、ディーゼル車といえば日本のマツダがここ数年取り組んできましたが、せっかく築き上げてきたそのイメージが今回のフォルクスワーゲンのスキャンダルでパーになってしまったとの声も。
目次
VWの排ガス不正 海外の反応
・フォルクスワーゲンに限ったことではなく、自動車業界で競争に勝つには必要なことなのだろう
・ドイツ車は、メルセデス・BMW・アウディ含めてお断り
・不正対象車のオーナーだが、リセール価格がゼロになってしまった
・修復には時間がかかるだろうがフォルクスワーゲン自体は大丈夫だろう
・フォルクスワーゲンがむしろ好きになった
・もう少し小さな会社なら潰れていた
・フォルクスワーゲンの自滅
・盗みと嘘。ドイツの典型的な手法
・フォルクスワーゲンが他の車でどれだけ嘘をついているかが本当の問題
・VWがやっていたから、もう他の企業がやってたとしても驚かない
・このスキャンダルによってトヨタが世界最大の自動車会社に返り咲く。バイバイフォルクスワーゲン
・トヨタは自動車製造メーカートップクラス
・アメリカ人はフォルクスワーゲンの不正車をアメリカから追放するべき。
・この状況の打開策はゴルフを無料で配ること
・社長は今すぐ辞任するべき(・・・そうなりました。)
・国際的な大企業がまたしても利益のために嘘をついた
・フォルクスワーゲンは購入検討対象から消えた
・アメリカのGMは危険な車だと知りながら販売し数百人を殺して1000億程度の罰金で済んだが
EPAはフォルクスワーゲンに最大180億ドル(約2兆円1600億円)の罰金を科すつもりか
・180億ドルという数字は、今後の投資が足りず開発が遅れるだろう
・アメリカだったら制裁金100万ドルほどで見逃してもらえたはず
・フォルクスワーゲンの車とすれ違ったら呼吸をゆっくり
・40倍もの汚染物質を排出する車を運転してはいけない
・EPAがディーゼル車を排除しようとしてきたのは事実。燃費が良すぎるために税収が減るので
・ゴルフの投げ売りはいつからでしょうか
VWの排ガス不正 マツダ・日本への影響
マツダは、CX-5・アテンザは、ディーゼルエンジン搭載車が販売台数の半分以上を占めています。さらにCX-3はディーゼル専売車なので、今回のフォルクスワーゲンによるディーゼル車のイメージダウンの影響が日本にもあれば今までの売上傾向が大幅に変わってしまう可能性もあるといわれています。
日本はディーゼル車が減れば、ハイブリッド車一辺倒になるかもしれないとの予測も。
VWの排ガス不正を整理
フォルクスワーゲンは2015年、トヨタを競り勝って生産台数世界一になると宣言してましたが、そんな矢先に不正が発覚しました。排ガス中の環境汚染物質を検査の時だけ減らす不正ソフトがコンピュータに搭載されていたのです。2015年9月18日にEPA(アメリカ環境保護局)から排ガス規制違反の指摘を受けました。
フォルクスワーゲンは不正を認め、9月20日にウィンターコルン社長が謝罪のメッセージを発表しました。
検査の時には排ガス中の環境汚染物質を大幅に減らすソフトを使って排出ガス規制をクリアし、
一般車両には、通常のソフトを使い、その排気ガスは規制値の40倍という衝撃の数字でした。
EPA(アメリカ環境保護局)からフォルクスワーゲンへの制裁金は最大180億ドル(約2兆円1600億円)に達する可能性があります。また、この不正スキャンダルによってフォルクスワーゲンの株価は9月21日に急落して時価総額の約4分の1が失われる事態となりました。
対象となった車は北米で発売したディーゼルエンジン車、ゴルフ・パサート・アウディA3など5車種。ディーゼルは低燃費が長所ですが、一方で有害排出ガスが多いのが欠点です。フォルクスワーゲンやメルセデスなどドイツ車は「クリーンディーゼル技術」によってその欠点を克服したと思われていましたが、フォルクスワーゲンは嘘だとわかりました。
排ガス不正の背景
検査燃費と実用燃費に大きな開きがあるのは、検査業者とメーカーの癒着だと言われています。今回は癒着を誰かがEPAに暴露したのかもしれません。日本でもあり得ることですね、でも、ないことを祈ります。
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