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台風25号2015「チャンパー」が発生中です。西の方角へ進行中ですが少しづつ進路を北寄りに変化させて発達を繰り返し、来週の前半には小笠原諸島に近づく予想です。
気象庁および米軍などの進路最新予想を見ていきましょう。
目次
台風25号2015進路最新米軍ヨーロッパ
●気象庁の進路最新予想
気象庁によると大型で強い台風25号2015「チャンパー」は現在、ナリアナ諸島に存在し、
進路を西に時速30キロの速度で進行しています。
中心気圧は975ヘクトパスカル。中心付近の最大風速35m/s、最大瞬間風速は50m/sです。
10月19日(月)の15時には、暴風警戒域を540kmに拡大して小笠原近海に到達する見込みです。
※出典:気象庁HPより
●米軍の進路最新予想
米軍合同台風警報センター(JTWC)のデータによると台風25号2015「チャンパー」は
中心位置が北緯 15度8分、東経 144度7分。
台風温度は華氏270℃、速度は17ノット(時速およそ31キロ)
波の高さは最大で25フィート(約8メートル)で、
最大風速60ノット(約111m/s)、最大瞬間風速は75ノット(約139m/s)、
10月18日(日)の15時には最大風速105ノット(約194m/s)、最大瞬間風速は130ノット(約241m/s)
という最新予想です。
※出典:米軍JTWC
●ヨーロッパの進路最新予想
ヨーロッパECMWFによると、台風25号2015「チャンパー」が
たしかに日本の東を北上し、北海道の東をかすめる進路になっていますが、
北海道への影響はかなり大きいように見えます。今回は北海道の被害が心配ですね。
※出典:ヨーロッパECMWFより
日本に到達した場合は、強風や高波、暴風や豪雨、土砂災害などに警戒が必要です。
豆知識 台風のたまごから発生、衰退まで
台風は、たまご~発生期~発達期~最盛期~衰弱期という段階を経過します。
「たまご」とは熱帯低気圧のことです。赤道付近の海上で発生することが多く、海面水温が高い熱帯の海上で発生しやすい上昇気流によって、積乱雲(いわゆる入道雲)が次々と発生します。積乱雲が多数まとまると渦を形成するようになって、渦の中心付近の気圧が低下、またさらに発達して熱帯低気圧になります。これが台風の「たまご」です。
「発生期」には、熱帯低気圧の風速が17m/sを超えたものが台風と呼ばれます。
「発達期」は文字通り発達する期間のことで、最盛期に向けて勢力を増していく期間のことです。暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギーにどんどん発達します。
「最盛期」は、勢力のピークです。
「衰弱期」は、台風が衰えていく期間のことです。日本付近に接近すると、熱帯よりも海面水温が低いので、海面からの水蒸気エネルギー供給量が減って、台風は衰弱し、熱帯低気圧や温帯低気圧に変化します。
豆知識 台風の強さ
台風の強さは、台風、強い台風、非常に強い台風、猛烈な台風 というように区分され、
風速が
64ノット(32.7m/s)が強い台風、
85ノット(43.8m/s)が非常に強い台風、
105ノット(54.1m/s)が猛烈な台風、
となっています。
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