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旭化成建材の施工実績!マンションは愛知県名古屋最多で学校も!札幌・新潟・広島など全国に広がる不安の波・・・
二次下請けの旭化成建材が横浜市都筑区のマンションで杭の打ち込みが硬い地盤に届いておらず傾くマンションになってしまった問題は連日のニュースになっています。
しかしなぜか、一次下請けの日立ハイテクノロジーズは杭工事の責任を問われていません。
10月22日、旭化成建材が過去10年間の、マンションも含む施工実績の一覧リストを国土交通省に提出しました。そして、旭化成建材のニュースの度に出るのが、データ改ざんを行った担当者の責任です。
10月20日に謝罪会見を行ったのは、親会社の旭化成と旭化成建材。しかし、元請けの三井住友建設と販売元の三井不動産レジデンシャルは謝罪の記者会見を行っていないですし、一次下請けの日立ハイテクノロジーズはニュースにほとんど名前が出てきません・・・責任はないのでしょうか・・・なぜなのでしょう。
目次
日立ハイテクノロジーズとは?マンション施工の役割はいったい何?
日立ハイテクノロジーズの前身は、日製産業という商社でしたので、取りまとめをして実務を下請けに割り当てるという役割を担っていたのかもしれません。
日立ハイテクノロジーズが行っている事業は、
・電子デバイスシステム
・ファインテックシステム
・科学・医用システム
・産業・ITシステム
・先端産業部材
の5本柱です。
・「電子デバイスシステム」は、半導体メーカーと共同研究開発して電子デバイスの製造を行っていて、「測長SEM」は世界トップシェアを誇ります。
・「ファインテックシステム」」は、鉄道の安全運行などを始めとする、社会インフラ検査に関する装置の提供を行っています。
・「科学・医用システム」は、電子顕微鏡や科学機器を扱っています。
・「産業・ITシステム」は、最先端のエレクトロニクスで生産やIT分野に貢献しています。ハイビジョン対応のテレビ会議システムはヒットしたそうです。
・「先端産業部材」は、商社のノウハウやネットワークを活かして、ハイテク分野のモノづくりをサポートしています。
このような事業内容なんですが、マンションの建設現場の施工に関わるようなものがドも見えてきません。あるとすれば、商社のノウハウがあるということくらいです。
ただ、建設業法第22条で「建設業者は、その請け負つた建設工事を、如何なる方法をもつてするを問わず、一括して他人に請け負わせてはならない」とあり、丸投げは禁止されているので、日立ハイテクノロジーズ はただ間に入ってピンハネしたのではなく、なんらかの役割を担っていたはずです。
日立ハイテクノロジーズ 杭工事の責任は?
施主・売主:三井不動産レジデンシャル
↓
元請け:三井住友建設と明豊エンタープライズ
↓
杭工事一次下請け:日立ハイテクノロジーズ
↓
杭工事二次下請け:旭化成建材(旭化成の子会社)
↓
杭工事三次下請け:中部地方の会社で社名は未公表
(現場管理担当者が契約社員として所属)
何をしていた会社かわからないので、責任はわからない状態となっています。一次下請けという重要な位置にいるはずなのに、ニュースではほとんど社名すら扱われません。なぜなのでしょう?
日立ハイテクノロジーズ 杭工事 なぜ責任を問われない?
叩かれまくっている旭化成建材は、資本金30億円だといいますが、一次下請けの日立ハイテクノロジーズは、その倍以上の資本金79億円で、日立グループです。
さらに元請けの三井住友建設は資本金が120億円、施主・売主の三井不動産レジデンシャルは資本金は400億円と莫大です。
旭化成と旭化成建材だけが責任を追求されるのは、チカラが弱い会社だからだという説があります。マスコミも国も、強大なチカラを持つ日立と三井にr手を出せないのではないかという説です。ウラでつながっているのではないかと・・・。
そんなことあってほしくないですが、現実の社会ではチカラのある者には逆らえないということがあるのは確かですから、説は正しいかもしれません。なんともやりきれませんが・・・。
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