エンテロウイルスd68型 2015の症状は麻痺だけじゃない 喘息を引き起こす呼吸器疾患も!子供たちが危ない

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子供たちが原因不明の体の麻痺を訴えていて、2人の子供から「エンテロウイルスD68型」が検出されたことが判明しました。

国立感染症研究所によれば、2015年8月1日から10月25日までの期間に、子供が熱や咳などの症状を起こしたあとに体が麻痺したという報告が、都府県21ヶ所で合計で人数は47人いたそうです。そしてそのうち2人から「エンテロウイルスD68型」が検出されたといいます。

「エンテロウイルスD68型」とは、アメリカで昨年2014年に感染が広がって、体が麻痺するという報告があるそうです。国立感染症研究所は、「エンテロウイルスD68型」によって子供2人が麻痺したのか、調査を開始しました。
 
 

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エンテロウイルスd68型とは 2014年アメリカで急増


2014年8月19日、アメリカのミズーリ州カンザスの小児病院で、重症呼吸器疾患の子供たちがそれまでのこの時期とくらべて増えているとわかりました。そして、8月5~19日の検査によって「エンテロウイルスD68型」の検出も増えていることがわかりました。

カンザスの患者19人のうち10人は生後6週~16才の男の子でした。そしてすべての患者は集中治療室での治療を必要としました。

2014年8月23日、アメリカのイリノイ州のシカゴ大学小児病院でも、同じような患者と「エンテロウイルスD68型」が増えていることがわかりました。

シカゴの患者11人のうち9人は生後20ヶ月~15才の女の子でした。10人は呼吸困難により小児集中治療室での治療を必要としました。

2014年8月中旬~9月12日までの期間、アメリカでは6つの州で97人が、「エンテロウイルスD68型」による呼吸器疾患を患いました。

2014年のアメリカ全土では、1000件以上の「エンテロウイルスD68型」による重度の呼吸器疾患が報告されていて、そのなかの一部に、「急性弛緩性麻痺症状」という麻痺の症状がありました。そして、このうち14人が亡くなったといいます。

重症化して筋肉が弱まり、脳神経の機能に異常をきたす場合があるようで、麻痺した人のなかには、後遺症となった人もいるといいます。

2005年~2010年のあいだ日本でも毎年数件ありましたが、
2010年と2013年になると100件以上になったそうです。
 
 

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エンテロウイルスd68型は アメリカで発生


「エンテロウイルスd68型」は、
「ぜんそく症状を引き起こす呼吸器疾患」と
「麻痺」を
引き起こすウイルスだといいます。

1962年、アメリカのカリフィルニア州で気管支炎や肺炎を患った子供4人から「エンテロウイルスD68型」が検出されました。ただ、検出される頻度は少なかったので、まれに発生する呼吸器感染症を起こすウイルスと考えられました。

エンテロウイルスd68型2015 感染予防


エンテロウイルスd68型2015の感染予防をするには?

エンテロウイルスd68型には、実は治療法やワクチンがないそうです。
できることは、
・石鹸での手洗いを都度行う。オムツを交換したあとは、特に。
・手を洗う前には、目・鼻・口に触らない
・病気の子供にキスしたり、抱いたり、コップや食器を同じのを使わない。
・病気の子供がいるなら、おもちゃや手でわさるものは頻繁に消毒する
・喘息もちの子供はリスクが高いので、薬で喘息を整えるとともにインフルエンザワクチンの摂取が勧められる。
 
 

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