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われわれが小学校時代、健康診断のときやっていた座高検査。
2015年に廃止となったそうです。
廃止の理由がなんとも驚きなのですが、
「意味はないと分かったから」なんだとか。
目次
座高検査はいつから始まった?
座高検査がスタートしたのは、1937年(昭和12年)です。
それから2015年までの実に78年間、半世紀以上にわたって
続けられてきました。
1937年(昭和12年)当時は、日中戦争が始まった年です。
その前には1931年に満州事変、1914年に第一次大戦があるなど
戦争のまっただ中でした。
1941年には太平洋戦争が起こり、12月8日に
パールハーバーを日本が攻撃したのがきっかけで
眠れる獅子アメリカを叩き起こしてしまい、
最終的には原爆を落とされ敗戦したのでした。
そんな戦時中に、座高検査が始まった目的は、
「丈夫な体の子供を選ぶため」だったそうです。
男の子は兵士に、女の子は工場で働くために、
元気な子供が必要だったということでしょうか。
座高検査 廃止
座高検査は2015年で廃止となり、学校の健康診断の項目から
なくなるそうです。
ただ、自治体によって独自に行うのは可能ということなので
座高検査を続ける学校もいるかも?
いや、いないでしょうね。
座高検査 意味
座高検査が戦時中に丈夫な子供を選ぶためだとわかりましたが、
そもそも、なぜ座高検査で「体が丈夫だ」とわかるのでしょうか?
和洋女子大学大学院の元教授である村田光範さんによると
胴体には臓器が入っているので、
『どっしりと大きく入っているのは健康』という考え方があったそうです。
しかし、そこに科学的な根拠はなかったらしいですね。
戦時中だったからかわかりませんが、変なこじつけの屁理屈みたいなのが
日本軍にあったんでしょうね。
日本軍からのお達しなら逆らえませんから、座高検査は盲目的に
浸透していったのでしょうか。
『どっしりと大きく入っているのは健康』ということは
座高が低いほうが健康という意味?なのでしょうか。意味不明ですね。
学校や医者からも、
「座高の結果を活用したことはない」という指摘があったので
結局「意味はなかった」ということで廃止になったそうです。
日本の医療は最先端をいってると思ってましたが、
なんだか間抜けな話ですね。
それとも学校教育のレベルが低いということなのでしょうか。
座高検査の廃止 ネットの反応
@asatan1293 @syu_koy
日本人の短足コンプレックスから、少しでも座高の高さを意識させて、潜在意識レベルで平均座高を縮めようとしてたのでしょうかね…
— 小林 沙和子 (@_oOsawaOo_) 2016, 1月 13
@asatan1293 足の長さを競い合うあの光景はなくなるのか。でも確かに意味無いなww
— ウヒャッホイ@MHX (@australia0710) 2016, 1月 13
@asatan1293 @___youco___ 子供の健康診断表みて座高は?って聞けないのか、子供いねぇけど
— 黒谷白亜 (@renz79747) 2016, 1月 13
意味がないから座高測定がなくなるみたいなの流れてたけど、
なんで座高なんて測るんだろうって考えたこともなかったな
— 幸子. (@sachh_y) 2016, 1月 13
素朴な疑問ですが、座高を計って足の長さってわかるもんなんでしょうか。
お尻の肉付きがよいワタシのようなタイプは、尻の分、座高が高くなりそうな気がしますが(;´∀`)
— 原山実子Jitsuko Harayama (@Jko_Harayama) 2016, 1月 13
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