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福島県会津若松市にある株式会社若松魚類、
消費期限5ヶ月も過ぎたサンマを、
福島県南会津郡下郷町の小学校と中学校の給食に出荷して
87人もの子供達が食中毒になりました。
これにより株式会社若松魚類は、
福島県から1月23日から2日間、営業停止命令を受けました。
なぜ、株式会社若松魚類は
消費期限を5ヶ月も過ぎた食品を販売したのでしょうか。
目次
株式会社若松魚類とは
会社名:株式会社若松魚類
設立 :2013年(平成25年)1月
福島県郡山市大槻町にある
生鮮食品の卸売などを事業とする
株式会社郡山水産の関連会社です。
株式会社若松魚類は会津若松市の市場で
水産物を扱っている2つある卸業者のひとつです。
株式会社若松魚類の社長は、上野社長という男性です。
会津若松市公設卸売市場で今年1月5日に行われた
「初せり式」では、代表で手締めを行った人物です。
「初せり式」とは、
生鮮食料品の「安全・安心の確保」「安定供給」、
市場取引の「活性化」「1年間の無事故」を祈る催しものです。
その手締めを行ったにもかかわらず、
「安全・安心の確保」「安定供給」と正面から裏切る
消費期限を5ヶ月も過ぎた食品の販売をしたのです。
株式会社若松魚類 上野社長 (会津若松市公設卸売市場 「初せり式」) pic.twitter.com/bFdMOEJzxR
— クロスケ (@kuro_we) 2016, 1月 23
なぜ?消費期限5ヶ月も過ぎたサンマを給食に
2015年8月27日、
株式会社若松魚類はサンマの冷蔵すり身45キロを
岩手県の加工業者から仕入れました。
賞味期限は「8月29日」でした。
2015年8月28日
株式会社若松魚類の担当者は
サンマの賞味期限「8月29日」の表示ラベルを剥がして
冷凍保存しました。
2016年1月21日
上記のサンマを仕入れてから5ヶ月がたったのを知りながら
子供たちが食べると知りながら、
45キロの14キロを、業者を仲介して
福島県南会津郡下郷町の学校給食調理場に販売、納品したのでした。
担当者はなぜこんなことをしたのか?
福島県の調べに対して株式会社若松魚類は
「担当者がもったいないと思ってやってしまった」と
答えています。
ココイチの廃棄ビーフカツをダイコーとみのりフーズは不正転売して
大騒ぎになっているのによくやったものです。
上野社長はきっと知らなかったんでしょうね・・・。
ひどい話です。
「もったいない」などという理由で、やってはいけないことです。
子どもたちの具合は?
食中毒になった子供たちは、幸い大事に至らず回復に向かっているとのことです。
福島県南会津郡下郷町の小学校と中学校、
生徒と教員あわせて377人のうち
生徒84人と教員3人の合計87人が、発疹・頭痛に見舞われましたが
回復に向かっています。
納品されたサンマには、
保存状態の悪い赤身に含まれるアレルギー物質「ヒスタミン」が
検出されたそうです。
このサンマを、その担当者にぜひ食べてほしいと思います。
社長が知らないわけない
関係者か何かしらないが
いち従業員が、そんな重大な判断を勝手にするわけない