小頭症の症状に繋がる「ジカ熱」とは。日本も「蚊」に注意!デング熱のヒトスジシマカ

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小頭症の症状に繋がる「ジカ熱」とは、どんなウイルスなのでしょうか。
ブラジルでは130万人が感染し、2401人の新生児が小頭症の症状を患いました。
「ジカ熱」は「蚊」を媒介するので、日本にも「蚊」に注意が必要です。
2014年にデング熱を持ち込んだあのヒトスジシマカという蚊です。

日本の厚生労働省は「ジカ熱」という感染症について
保健所に医師が届け出する義務付けるため、
感染症法のなかデング熱など危険度の高い「4類」に指定する方針を固めました。

30代サラリーマン男性なら、結婚して妻が妊娠中だったり、
知り合いや友人、同僚が妊娠中というケースも少なくないはずです。
これから生まれてくる子供たちが小頭症の症状にならないように
日本では「ジカ熱」、「蚊」に対してしっかり対策をしてほしいものです。
 
 

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ジカ熱とは


「ジカ熱」とは、ブラジルなど中南米をメインに流行している感染症です。
5月に最初の感染後、ブラジル全土に広がり44万~130万人が感染しました。
妊婦が感染すると胎児が影響を受けて小頭症の症状になる恐れがあり
ブラジル保健省は2015年11月に国家緊急事態宣言を出しました。

「ジカ熱」とは、ジカウイルスによる感染症です。
ジカウイルスを持つ蚊にさされたら潜伏期間10日以内に発症します。

感染後の症状は、
・発熱 ・発疹 ・頭痛
などが一週間続きますが、軽症が済むケースが多いです。
また、ワクチンや特効薬はなく、まだ謎も多いウイルスです。
しかし、妊婦が感染すると胎児に悪影響が出ます。

ジカ熱、妊婦は小頭症の症状を持つ子が生まれる恐れ


妊婦が「ジカ熱」に感染した場合、
生まれてくる子供は「小頭症」という、
先天的に頭の小さい症状を持つ子供になる恐れがあります。

「小頭症」の症状は恐ろしく、
・脳が充分に発達しない
・知能障害
・運動障害
といったことになります。

ブラジルでは、なんと2401人の新生児が「小頭症」の症状を持ち
29人は亡くなってしまいました。現在も「ジカ熱」は流行中です。

リオデジャネイロ五輪があるからといって、
ブラジルへの旅行はもちろんやめたほうがいいですし、
蚊が増えてくる暑い時期は非常に心配になります。

ジカ熱は蚊を媒介する


2014年に流行した「デング熱」はまだ記憶に新しいところです。
あれから2年後の今年2016年、今度は「ジカ熱」に注意です。

ブラジルではネッタイシマカという蚊を媒介しましたが
「ジカ熱」は2014年に「デング熱」を媒介したあの
「ヒトスジシマカ」という蚊も媒介します。

蚊が活動する時期に、蚊を媒体にして「ジカ熱」が日本に持ち込まれると
日本国内で「ジカ熱」が流行してしまう危険性があります。

ジカ熱 日本での感染報告は?


「ジカ熱」は、日本での感染報告はこれまでにありません。

ただ、2013年以降に、海外で感染した患者が
日本国内で3名見つかっています。
 
 

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感染症法の「4類」とは


感染症法では、感染力の高さ・危険度の高さの順に
病原体を1~5類に分類していますが、
いままでは「ジカ熱」はこの中に含まれていませんでした。

「4類」に指定された病原体は、
・すべての症例の迅速な把握
・ウイルスする媒介する蚊の駆除
がスムーズに行いやすくなるので
病原体が日本国内で感染が拡大する備えを強化することが出来ます。

現在「4類」に指定されている病原体は43種類あり、
有名なものでは「デング熱」「黄熱」「狂犬病」があります。

感染症法「4類」43種類
1)E型肝炎 2)ウエストナイル熱 3)A型肝炎 4)エキノコックス症 5)黄熱 
6)オウム病 7)オムスク出血熱 8)回帰熱 9)キャサヌル森林病 10)Q熱
11)狂犬病 12)コクシジオイデス症 13)サル痘 14)重症熱性血小板減少症候群
15)腎症候性出血熱 16)西部ウマ脳炎 17)ダニ媒介脳炎 18)炭疽 19)チクングニア熱
20)つつが虫病 21))デング熱 22)東部ウマ脳炎  23)鳥インフルエンザ
24)ニパウイルス感染症 25)日本紅斑熱 26)日本脳炎 27)ハンタウイルス肺症候群
28)Bウイルス病 29)鼻疽 30)ブルセラ症 31)ベネズエラウマ脳炎 32)ヘンドラウイルス感染症
33)発しんチフス 34)ボツリヌス症 35)マラリア 36)野兎病 37)ライム病
38)リッサウイルス感染症 39)リフトバレー熱 40)類鼻疽 41)レジオネラ症
42)レプトスピラ症 43)ロッキー山紅斑熱

※ちにみ一番感染力が高く危険な「5類」には、
ウイルス性肝炎、急性脳炎、、破傷風、風疹などがあります。

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