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大腸憩室炎とはどんな病気でしょうか。
大腸にできた「憩室」が炎症を起きたのが大腸憩室炎だそうですが。
痛みの症状の原因は「食事の欧米化」や「ストレスによる緊張」だといいます。
現代病のひとつということでしょうか。
大腸憩室炎の症状や原因などをよく知って、食事やストレスに気を付けたり、いざという時の痛みに備えたいと思います。
ただ、症状が軽いうちは治療も簡単なので、早めに病院に行くのがいいですね。
目次
大腸憩室炎とは?
大腸憩室炎とは、大腸に出来た「憩室(けいしつ)」が炎症を起こす病気です。
「憩室」とは大腸の壁の一部が袋状になって外側に飛び出したものです。
「憩室」ができても通常は何も症状がなく、大腸検査によって発見されます。
それでも無症状の場合は治療する必要はないです。
大腸憩室炎は、その「憩室」に便がつまって炎症を起こす病気です。
大腸憩室炎の原因は食事とストレス
「憩室」ができる原因は2つあります。
先天的・後天的の2種類です。
ただ基本的には後天的な原因がほとんどです。
最近多い原因が、食事の欧米化です。
食物繊維が少ないことで便秘になり、便秘が続くと腸の筋肉が厚くなります。
そうすると腸内の圧力があがって、大腸の壁の一部が外側に反転、飛び出します。
腸内の、血管が貫いている壁の部分は筋肉が弱いのでここから「憩室」ができます。
ストレスが原因で大腸憩室炎になることもあります。
大腸が精神的な緊張によって収縮が高まって、腸内の圧力があがります。
大腸憩室炎 症状
症状は、腹痛・発熱・下血です。
大量出血してショック状態となることが、ごくまれにあります。
「憩室」は出来やすい場所は大腸に2か所あります。
「上行結腸」と「S状結腸」です。
「上行結腸」は右腹部に痛みが出ます。
「S状結腸」は左下腹部に痛みあり、重症化しやすいです。
よくある症状のパターンは
・いきなり下腹部に痛みが出て
・下痢が始まり
・時間の経過とともに発熱・震え
・便が赤黒くなる
といったものです。
■大腸憩室炎が軽い時の症状
お腹に定期的が痛みが出て、下痢・便秘となります。
そして、腹痛プラス発熱・血便の症状が出ます。
「憩室」の動脈が破れて大量出血することもあります。
■大腸憩室炎の症状がひどくなると
「憩室」に穴が空いて、腹膜炎や結腸周囲炎を引き起こします。
「S状結腸」は「上行結腸」に比べて穴が空きやすいうえ、血圧低下となり重症化しやすいという特徴があります。
大腸憩室炎の治療
大腸憩室炎の治療は、軽い症状と重い症状とで治療方法が変わります。
■大腸憩室炎の症状が軽い場合
・消火の良い食事
・抗生物質を内服
といった治療になります。
発熱がある場合は抗生物質の点滴や、症状によって入院して絶食することも。
■大腸憩室炎の症状が重い場合
「憩室」に穴が空いて腹膜炎になったり、膿がたまっているなど症状が重い場合は、手術で治療します。
「憩室」の穴を人工肛門にして腹腔内をよく洗浄して、管を入れて膿がたまるのを防ぎます。
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