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非常に強い2016台風10号「ライオンロック」が、ゆっくりと進んでいます。
最新の進路予想だと、週明け月曜には本州にかなり接近して、8/30火曜には上陸する可能性が高いです。
2016台風10号の勢力は非常に強く、今後もさらに発達して8/28(日)には猛烈な台風になる予想です。
広範囲で大荒れするとみられ、強風や高波、暴風や豪雨、土砂災害・河川の増水などに警戒が必要です。
気象庁やWeatherUndergroundおよび米軍・ヨーロッパなどの進路最新予想をcheckしましょう。
目次
■ 台風10号2016の進路 「気象庁」8/26最新予想
■台風10号2016の勢力
中心気圧945ヘクトパスカル
中心付近の最大風速45m
最大瞬間風速60メートル
強風域は、中心から半径190キロ以内は風速15m以上
暴風域は、中心から半径90キロ以内で風速25m以上
8月26日12:00時点で2016台風10号は南大東島の南約300kmに位置しています。
現在、東にゆっくりのスピードで進み、8/27(土)には北東に進路を変え、8/29(月)になると北に進路を変えて関東地方を直撃する進路コースを取っています。
■ 台風10号2016の進路 「Weather Underground」8/26最新予想
ウェザー・アンダーグラウンドの5日間予想も、気象庁とほとんど同じ進路となっています。
しかし勢力については気象庁と異なり、いったんカテゴリー3になるものの、日本に接近・上陸する頃にはカテゴリー1に弱まる予想となっています。
■ 台風10号2016の進路 「JTWC(米軍)」8/26最新予想
米軍の8/31(水)までの最新予想進路図です。
時差が+9時間なので日付の見方は
「26/00Z」の場合「8/26 9時」です。
米軍も気象庁の予想と同じような進路予想ですね。
■ 台風10号2016の進路 「ECMWF(ヨーロッパ)」8/26最新予想
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の最新予想図・GIF動画です。
29日には日本に最接近し、30日に日本上陸、日本を横断して中国方面へ抜ける進路となっています。
■ 台風10号2016の進路 8/26最新予想まとめ
どの最新進路を見ても、だいたい同じでした。
8/30(火)は関東含め東日本の広い範囲で、大荒れの天気となりそうですね。
関東直撃となれば、自然災害に弱い首都圏は打撃を受けそう。
飲み物や食べ物は、8/28(日)に調達しておいたほうが安心ですね。
▼現在の大気の様子
■最近の連続する台風8月中旬以降、連続して台風が発生し日本上陸がありました。 ■連続台風の原因台風が続けざまに上陸している原因は、高気圧。 |
■2016年の台風は7月~9月に集中発生?
2016年の台風1号発生は7月3日で、1951年以降の史上2番目に遅い発生となりました。
ちなみに史上1番に遅かったのは1998年で、7月9日でした。
その1998年には、7月に7個もの台風が、そして9月までの3ヵ月で14個もの台風が発生しています。
2016年も1998年並みの集中発生になるかもしれません。
そうなればダブル台風やトリプル台風となるでしょう。
豆知識 台風のたまごから発生、衰退まで
台風は、たまご~発生期~発達期~最盛期~衰弱期という段階を経過します。
「たまご」とは熱帯低気圧のことです。赤道付近の海上で発生することが多く、海面水温が高い熱帯の海上で発生しやすい上昇気流によって、積乱雲(いわゆる入道雲)が次々と発生します。積乱雲が多数まとまると渦を形成するようになって、渦の中心付近の気圧が低下、またさらに発達して熱帯低気圧になります。これが台風の「たまご」です。
「発生期」には、熱帯低気圧の風速が17m/sを超えたものが台風と呼ばれます。
「発達期」は文字通り発達する期間のことで、最盛期に向けて勢力を増していく期間のことです。暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギーにどんどん発達します。
「最盛期」は、勢力のピークです。
「衰弱期」は、台風が衰えていく期間のことです。日本付近に接近すると、熱帯よりも海面水温が低いので、海面からの水蒸気エネルギー供給量が減って、台風は衰弱し、熱帯低気圧や温帯低気圧に変化します。
豆知識 台風の強さ
台風の強さは、台風、強い台風、非常に強い台風、猛烈な台風 というように区分され、
風速が
64ノット(32.7m/s)が強い台風、
85ノット(43.8m/s)が非常に強い台風、
105ノット(54.1m/s)が猛烈な台風、
となっています。
豆知識 昨年2015年の台風発生数
1月☓1 2月☓1 3月☓2
4月☓1 5月☓2 6月☓2
7月☓3 8月☓4 9月☓5
10月☓4 11月☓1 12月☓1
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