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ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の最新進路予想で、2016台風17号のたまごが発生しているのが確認されました。
気象庁、WeatherUnderground、JTWC(米軍)ではまだです。
台風が接近・上陸した際は、強風や高波、暴風や豪雨、土砂災害・河川の増水などに警戒が必要です。
2016台風17号のたまごの進路予想図を詳しくみていきましょう。
目次
■ 2016台風17号たまごの進路 「ECMWF(ヨーロッパ)」最新予想
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の最新予想図・GIF動画です。
9/25(日)に日本の遥か南、フィリピンの東沖に、2016台風17号たまごが発生しています。
その後は西へ進路を取っているので、現在のところは日本に影響はなさそうです。
静止画像でもみてみましょう。
■9/25(日)21:00
北緯20度・東経135度あたりに熱帯低気圧=台風のたまごが発生しているのがわかります。
↓
■9/26(月)21:00
月曜日には西へ移動し、緑色の強風部分が濃くなり、発達してたまごから台風に近づいています。
↓
■9/27(火)21:00
さらに緑色の強風部分が濃く・拡大し、この時点では台風になっていると予想されます。
フィリピンには影響も出ているでしょう。
↓
■9/28(水)21:00
2016台風17号は、沖縄方面に北上せず、そのまま西に進路をとっています。
ただ、進路が変わって沖縄・九州へとカーブすることもあるので、今後も注意が必要です。
▼ちなみに現在の大気の様子です。
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■2016年の台風は7月~9月に集中発生?
2016年の台風1号発生は7月3日で、1951年以降の史上2番目に遅い発生となりました。
ちなみに史上1番に遅かったのは1998年で、7月9日でした。
その1998年には、7月に7個もの台風が、そして9月までの3ヵ月で14個もの台風が発生しています。
2016年も1998年並みの集中発生になるかもしれません。
そうなればダブル台風やトリプル台風となるでしょう。
・7月発生数☓4(1~4号)
・8月発生数☓7(5~11号)
・9月発生数☓5(12~16号)
豆知識 台風のたまごから発生、衰退まで
台風は、たまご~発生期~発達期~最盛期~衰弱期という段階を経過します。
「たまご」とは熱帯低気圧のことです。赤道付近の海上で発生することが多く、海面水温が高い熱帯の海上で発生しやすい上昇気流によって、積乱雲(いわゆる入道雲)が次々と発生します。積乱雲が多数まとまると渦を形成するようになって、渦の中心付近の気圧が低下、またさらに発達して熱帯低気圧になります。これが台風の「たまご」です。
「発生期」には、熱帯低気圧の風速が17m/sを超えたものが台風と呼ばれます。
「発達期」は文字通り発達する期間のことで、最盛期に向けて勢力を増していく期間のことです。暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギーにどんどん発達します。
「最盛期」は、勢力のピークです。
「衰弱期」は、台風が衰えていく期間のことです。日本付近に接近すると、熱帯よりも海面水温が低いので、海面からの水蒸気エネルギー供給量が減って、台風は衰弱し、熱帯低気圧や温帯低気圧に変化します。
豆知識 台風の強さ
台風の強さは、台風、強い台風、非常に強い台風、猛烈な台風 というように区分され、
風速が
64ノット(32.7m/s)が強い台風、
85ノット(43.8m/s)が非常に強い台風、
105ノット(54.1m/s)が猛烈な台風、
となっています。
豆知識 昨年2015年の台風発生数
1月☓1 2月☓1 3月☓2
4月☓1 5月☓2 6月☓2
7月☓3 8月☓4 9月☓5
10月☓4 11月☓1 12月☓1
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