【2016年ノーベル賞】日程と日本人受賞者予想「トムソンロイターからは誰の名前が?」

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ノーベル賞の発表が10月に行われるので、日程と日本人受賞者の予想に迫ります。
トムソンロイターからもノーベル賞候補として日本人の名前があがっています。

毎年、ノーベル賞が発表時期には、日本人が受賞するとテレビやマスコミは嬉しいニュースでいっぱいになります。
事件や不祥事とは違い、こういう報道は喜ばしいですね。
予想されるなかには毎年名前のような名前があがる人もいますが、2016年は果たしてどうなるのか、結果に期待です。
 
 

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■ ノーベル賞 2016年の日程


ノーベル賞は毎年10月に発表され、受賞日は12月です。

■ノーベル賞2016年「発表日」

・医学・生理学分賞 10月3日(月)18:30以降
・物理学賞     10月4日(火)18:45以降
・化学賞      10月5日(水)18:45以降
・平和賞      10月7日(金)18:00以降
・経済学賞     10月10日(月)18:45以降
・文学賞      10月第1or2週の木曜※13日が濃厚?


■ノーベル賞2016年「受賞日」

・受賞日 12月10日(土)
アルフレッド・ノーベル氏の命日が受賞日です。

■ ノーベル賞 2016年の受賞者予想 一覧


トムソンロイターからは、医学・生理学分賞に本庶佑さん、化学賞に前田浩さんと松村保広さんの名前が候補として挙がっています。
同社は、アメリカに本拠地がある学術情報サービス企業です。

●医学・生理学分賞(発表日10月3日(月))

■本庶佑(74才)(2016トムソン・ロイター予想)
 京都大学の名誉教授。
 ★タンパク質「PD-1(プログラム細胞死1)」を発見。
 免疫細胞の働きを抑制するタンパク質のことで、「がん免疫療法」の発展に貢献しました。
■坂口志文(65才)
 大阪大学の免疫学フロンティア研究センター教授
 ★「制御性T細胞」発見と「転写因子Foxp3の特性と機能に関する」発見
 制御性T細胞とは、免疫機能による自分自身への過剰攻撃を抑える細胞。
■森和俊(58才)
 京都大学大学院の理学研究科教授
 ★「小胞体内の変性タンパク質の検出」と「その修復によるメカニズムを独自に発見」
 細胞内に異常なタンパク質が溜まるのを解消する仕組み「小胞体ストレス応答」を解明。
■大隅良典(71才)
 東京工業大学のフロンティア研究機構 特任教授
 ★「オートファジ(自食作用)」のメカニズムを解明
 生命活動の最も基礎的な仕組みといわれる、細胞内でタンパク質をリサイクルする仕組みのこと。
 肉眼で観察したのは大隅氏が世界初。
■水島昇(50才)
 東京大学大学院の医学系研究科 教授
 ★「オートファジー現象」の可視化に世界初の成功
■竹市雅俊(72才)
 理化学研究所「多細胞システム形成研究センター」特別顧問
 ★「カドヘリン」発見
 細胞同士をくっつける物質のことです。
■小川誠二(82才)
 東北福祉大学の特任教授
 ★「MRI装置」の基本原理を発見
 病院の診断に使用されるMRIは、もはや当たり前となっています。
■審良静男(あきらしずお)(63才)
 ★「Toll様受容体」と「先天免疫」研究
 「獲得免疫」と「自然免疫」の新事実を解明して免疫学に大革命を起こしました。

●物理学賞(発表日10月4日(火))

■細野秀雄(63才)
 東京工業大学の応用セラミックス研究所 教授
 ★「鉄系超電導物質」の発見
 わかりやすく言えばリニアモーターカーの技術です。
 鉄は超電導と相性が悪いという常識を覆し、新しい鉄系の超電導体を発見して革命を起こしました。
■十倉好紀(とくらよしのり)(62才)
 理化学研究所「創発物性科学研究センター」センター長
 ★新たな「マルチフェロイック物質」発見
 電気を通す「導電性」蓄える「誘電性」そして磁気を帯びる「磁性」を合わせもつ物質です。
 特徴を活かして高性能な電子部品・デバイスの開発に期待に貢献。
■中沢正隆(64才)
 東北大学「電気通信研究所」所長
 ★「エルビウム添加ファイバー増幅器」を開発
 今やインターネットに欠かせない「高速光ファイバー通信ネットワーク」を支える技術で、世界中で革命をもたらしました。
■大野英男(61才)
 東北大学の電気通信研究所 教授
 ★「磁石の性質を持つ半導体」を開発
 本来は磁石の性質がない半導体に、磁石の性質を持たせる技術です。
 半導体技術と磁気技術が融合することで、メモリなど電子部品の性能向上に貢献したと思われます。

 
 

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●化学賞(発表日10月5日(水))

■前田浩(77才)と■松村保広(61才)(2016トムソン・ロイター予想)■新海征治(72才)
 九州大学の高等研究院 特別主幹教授
 ★分子機械のパイオニア
 分子機械とは、別名分子マシンともいい、生き物は分子という機械が動かしているという概念。
■北川進(65才) 
 京都大学大学院の工学研究科教授
 ★多孔性金属錯体(PCP)
 温暖化ガス「酸化炭素」を効率よく吸着する性質があるので注目されています。
■藤嶋昭(74才)
 東京理科大学の学長
 ★酸化チタンが光触媒になる「本多-藤嶋効果」
 快適な生活に欠かせない、ガラスや鏡などの曇り止めの技術。医療機器や院内感染の防止にも役立つ。
■春田正毅(68才)
 首都大学東京の名誉教授
 ★「金の触媒作用」を発見
 不活性な金属「金」にも触媒作用があることを偶然発見して、新地平を切り拓きました。
■飯島澄男(77才)
 名古屋大学特別招聘教授
 ★驚異の新素材「カーボンナノチューブ」発見
 アルミニウムの半分と軽いのに、鉄より強く、硬さはダイヤモンドの2倍。銅の1000倍電気を通しやすいという夢のような物質。

●平和賞(発表日10月7日(金))

■いない

●経済学賞(発表日10月10日(月))

■清滝信宏(61才)
 プリンストン大学の経済学部教授
 ★「清滝-ムーアモデル」を発表
 「住宅などの資産価値の下落という出来事」が経済活動全体に及ぼす影響を、たった3つの数式で表現したこと。経済政策について政府にアドバイスも行っています。

●文学賞(10月第1or2週の木曜)

■村上春樹(67才)
 言わずと知れた超有名作家
 ★「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」など
 アメリカやヨーロッパなどで翻訳出版されて人気は世界規模。韓国で出版されたこともあります。

■ 最後に


ノーベル賞2016の発表が待ち遠しいですね。
個人的には村上春樹さんに受賞してほしいです。

 
 

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