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高校野球2018年「春の選抜甲子園」の出場校が決定し発表されたので、優勝候補のチェックと優勝予想をしてみます。
今回は90回記念大会なので出場校の数は例年よりも4校多い36校。うち10校が初出場。21世紀枠の3校のうち膳所高校はデータ野球が持ち味。
優勝候補のダントツはなんていっても大阪桐蔭。ドラフト候補7人を擁する最強銀河系軍団。2008年夏から春夏5回優勝を誇り、史上3校目の春連覇を狙います。
優勝候補筆頭・大阪桐蔭を追うのは、智弁和歌山・東海大相模・明徳義塾といった優勝候補たち。
ネットでも高校野球2018年「春の選抜甲子園」のいろいろな優勝予想がされてますが、どんな結果になるのか?優勝予想どおりにいかないのも、高校野球の面白いところです。
出場校組み合わせは、3月16日の組み合わせ抽選会で決定発表され、高校野球2018年「春の選抜甲子園」は3月23日に開幕します。
目次
■高校野球2018「春の選抜甲子園」36出場校決定 一覧と優勝候補
出場校は1月26日に選考会で決定し、発表は15:00からライブ配信されました。
高校野球2018年「春の選抜甲子園」は記念となる90回大会なので、出場校の数は例年よりも4校多い36校。うち10校が初出場となりました。
36出場校
■北海道☓1
● 北海道:駒大苫小牧(4年ぶり4回目)
2年の舞原陽和内野手を中心した打線は、どんな打順でも得点につながる実力。
■東北☓3
● 福島:聖光学院(5年ぶり5回目★優勝候補)
優勝候補筆頭の大阪桐蔭の対抗馬。
初優勝した東北大会で4試合で1試合平均13安打11得点だった最強打線が武器。
● 岩手:花巻東(6年ぶり3回目)
粘り強い野球で東北大会準優勝。
● 山形:日大山形(36年ぶり4回目)
仙台育英など強豪を無失点に抑えて4強入りした。
■関東☓5
● 千葉:中央学院(※初出場)
関東大会初優勝。要領よく得点を稼ぐ攻撃力。
● 茨城:明秀日立(※初出場)
● 神奈川:東海大相模(7年ぶり10回目★優勝候補)
優勝候補筆頭の大阪桐蔭に対抗する実力校。
● 神奈川:慶応義塾(9年ぶり9回目)
● 栃木:国学院栃木(18年ぶり4回目)
県大会から3投手継投で勝ち上がった安定の投手陣
■東京☓1
● 東京:日大三(2年連続20回目)
東京大会6試合中4試合をコールド勝ちした強力打線
■東海☓3
● 静岡:静岡(2年連続17回目)
1年生右腕・春投手の打たせて取る投球と積極的な打線
● 愛知: 東邦(2年ぶり29回目)
強力打線が武器
● 三重:三重(4年ぶり13回目)
右横手・福田投手の打者を惑わす巧みな投球術で注目の選手
■北陸☓3
● 石川:日本航空石川(※初出場)
北信越大会で初優勝した投打のバランスの良さ
● 石川:星稜(13年ぶり12回目)
最速146キロの1年生右腕・奥川が光る
● 富山:富山商(9年ぶり6回目)
総合力が高い
■関西☓6
● 大阪:大阪桐蔭(4年連続10回目★優勝候補筆頭)
頭ひとつ抜きん出ている強すぎなダントツ優勝候補。2008年夏から10年で、春夏5回優勝はまさに21世紀の横綱。投打ともに全国トップレベルの戦力を誇る最強銀河系軍団。
投手陣は近畿大会で3投手が4試合それぞれ完投し、計1失点という高い実力。ドラフト候補は根尾昂内野手・藤原恭大外野手を始め7人も。第一神港商(1929~30)・PL学園(81~82)に続き、史上3校目の春連覇を狙います。
● 奈良:智弁学園(3年連続12回目)
近畿大会で準優勝した力強い打線
● 滋賀:近江(3年ぶり5回目)
林優樹と金城登耶というタイプの違う2投手を1年の有馬諒捕手が完封に導く
● 京都:乙訓(※初出場)
左の富山・右の川畑、両エースと多彩な攻撃力
● 滋賀:彦根東(9年ぶり4回目)
昨夏に完投した左腕・増居投手は安定感
● 和歌山:智弁和歌山(4年ぶり12回目★優勝候補)
優勝候補筆頭の大阪桐蔭に対抗する実力校。
エース左腕・伊原、昨年の選手権で好投した平田など投手陣と、強力打線を武器に逸材が多い。
■中国☓3
● 岡山:おかやま山陽(※初出場)
優勝した中国大会で全4試合2桁安打の強力打線
● 山口:下関国際(※初出場)
エース右腕で4番の鶴田投手が軸
● 広島:瀬戸内(27年ぶり3回目)
■四国☓4
● 高知:明徳義塾(3年連続18回目★優勝候補)
明治神宮大会で優勝した実力校。
投手は最速140km以上の市川が安定感がありチームの総合力が高い。しかし明治神宮大会ではたまたま勝てたという見方もあります。
● 香川:英明(3年ぶり2回目)
● 愛媛:松山聖陵(※初出場)
● 高知:高知(5年ぶり18回目)
■九州沖縄☓4
● 福岡:東筑(20年ぶり3回目)
右横手のエース・石田は昨夏の甲子園を経験している
● 長崎:創成館(4年ぶり3回目★優勝候補)
明治神宮大会で大阪桐蔭に勝った。
九州大会で初優勝し、エース左腕・川原は全4試合で防御率0.78と安定感で他を圧倒。攻撃も多彩。
● 宮崎:富島(※初出場)
2番で主将の中川は打率5割8分8厘のスラッガー。
● 宮崎:延岡学園(12年ぶり3回目)
エース右腕・上野は投打で活躍し、4番・小幡をはじめとする長打力の打撃陣。
■21世紀枠☓3
21世紀枠に選ばれた理由を紹介します。
■東日本枠
● 秋田:由利工(※初出場)
全校生徒の2割近い野球部員たちが中心になり学校改革に取り組んだことが高く評価され21世紀枠に選ばれました。エース佐藤亜蓮は最速142kmの本格派右腕。
■西日本枠
● 滋賀:膳所(59年ぶり4回目)
野球部員がボランティアで少年野球大会の審判を務めるなど、野球の底辺拡大に取り組んでいて、地域の期待も大きいことが21世紀枠に選ばれた理由。膳所野球部の持ち味は「セイバーメトリクス」を用いたデータ野球。
■地区を問わない残り1枠
● 佐賀:伊万里(※初出場)
文武両道の実践と、注目はデータ管理担当の女子部員を置いていること。女子生徒がマネジャー以外にも野球に関われることを示したことが評価され21世紀枠に選ばれました。
■高校野球2018「春の選抜甲子園」初出場は
2018年の春の選抜の初出場は
● 千葉:中央学院(※初出場)
● 茨城:明秀日立(※初出場)
● 石川:日本航空石川(※初出場)
● 京都:乙訓(※初出場)
● 岡山:おかやま山陽(※初出場)
● 山口:下関国際(※初出場)
● 愛媛:松山聖陵(※初出場)
● 宮崎:富島(※初出場)
以上の8校と、21世紀枠から2校です。
● 秋田:由利工(※初出場)
● 佐賀:伊万里(※初出場)
21世紀枠以外の出場校はみな、打倒大阪桐蔭を目標に掲げているのでは?
■高校野球2018「春の選抜甲子園」出場校 優勝予想
優勝候補をまとめると
■ダントツ
● 大阪:大阪桐蔭(4年連続10回目★優勝候補筆頭)
■対抗馬
● 和歌山:智弁和歌山(4年ぶり12回目★優勝候補)
● 神奈川:東海大相模(7年ぶり10回目★優勝候補)
● 福島:聖光学院(5年ぶり5回目★優勝候補)
■明治神宮大会での成績から
● 高知:明徳義塾(3年連続18回目★優勝候補)
● 長崎:創成館(4年ぶり3回目★優勝候補)
となります。
ダントツはもちろん大阪桐蔭高校。あまりに強すぎて憎たらしいほどの最強軍団。他校からの「打倒大阪桐蔭」のプレッシャーはもの凄いものがあるでしょうが、それを押しのけて優勝して絶対王者の風格を見せつけるのか注目です。
大阪桐蔭高校を筆頭に、智弁和歌山・東海大相模・明徳義塾が追う展開になるのでは?
毎回優勝予想するとき、明治神宮大会での成績が重視される傾向がありますが、必ずしも参考にはならなかったりします。
大阪桐蔭はたまにコロっと敗れる時があるので、実際に試合が始まってみないとわかりません。高校野球は優勝候補がそのまま優勝することあれば、緒戦でえ?と負けてしまう波乱が起きる場合も。投手の調子次第で何が起きるかわかりません。
それが高校野球の面白さでもありますが。
組み合わせは、3月16日の組み合わせ抽選会で決定発表され、3月23日に開幕します。
※組み合わせ抽選会は3月16日(金)あさ9時から、場所は毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われます。
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