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「TBS緊急公開大捜索2017」が2月1日(水)に放送されます。
「TBS緊急公開大捜索」は、行方不明や、記憶喪失による身元不明者を、家族の元へ返すために視聴者に情報提供を呼びかける番組です。
2014年・2015年に続き、今回の2017年が3回目。
実際に行方不明者がその後見つかったかは定かではありませんが「TBS緊急公開大捜索2015」では発見につながる有力情報も寄せられました。
また、2016年に放送された類似番組「TBS公開大捜査2016」では、オレオレ詐欺事件の犯人が発見され事件解決につながったこともあります。
「TBS緊急公開大捜索2017」は、全生活史健忘で記憶喪失になった2人の若者・・・自分が誰なのか家族などから発見されることを期待します。
目次
■「TBS緊急公開大捜索2017」の内容
「TBS緊急公開大捜索2017」で家族の元へ返すために視聴者に情報提供を呼びかけるのは、全生活史健忘で記憶喪失になった2人の若者。
■1人目「山陰本線に記憶がある推定23才」
公園で保護された時の年齢は推定23才。
自分は誰なのか、何もわからない。
気付いたら記憶を失くしていたそうですが、断片的に記憶のカケラはあるようです。
断片的な記憶にあるのは、山陰本線。
山陰本線とは、京都駅から日本海沿岸の山陰地方を経由して、下関へ至る路線のことです。
記憶の断片をたどることで、何か思い出したり、彼を知っている視聴者が現れればよいのですが。
■2人目「駅前の若者」
2016年3月
ある駅前
自分が記憶喪失であることにいきなり気づいたそうです。
今回、自分と家族の記憶を発見するため番組に登場。
過去の記憶を知りたいと願う一方、知るのが怖いとカウンセラーに語っています。
■全生活史健忘とは?
記憶喪失には、部分的に記憶がない「部分健忘」と、すべての記憶がない「全健忘」があります。
原因は、心的外傷やストレスだったり、頭を怪我したときや、精神作用のある薬を使用した場合。
認知症でも記憶喪失が起こります。
「全生活史健忘」とは、ドラマや映画でよくある「ここはどこ?私は誰?」の記憶喪失です。
事故や怪我がきっかけで過去の記憶、自分の名前まで忘れてしまいます。
原因の多くは、心因性なんだとか。
「TBS緊急公開大捜索2017」の2人も、何か心的外傷やストレスが原因で記憶喪失となったのかもしれません。
治療は、催眠療法で記憶を呼び起こす方法がありますが、番組に登場するということは治療の甲斐がないからなのでは。
■「TBS緊急公開大捜索2017」 1人目は西京太郎?
1人目の若者は、公園で保護された時の年齢は推定23才でした。
実は同じような状態で発見された人物が過去にいます。
2011年の8月
京都市内の公園で彼は目覚めました。
しかし全く見覚えのない公園です。
近くを歩いていて見えた西京警察署に保護を求めたといいます。
診断は「全生活史健忘症」の記憶喪失でした。
ただ、最後に東日本大震災の記憶があったといいます。
彼は自分の名前もわかりませんでした。
そこで、京都の西京で発見されたので、仮で「西京太郎」と名乗ることに。
もしかしたら、「TBS緊急公開大捜索2017」1人目の若者は、この西京太郎さんかもしれません。
■「TBS公開大捜査2016」 犯人が発見され事件解決がした
類似番組「TBS公開大捜査2016」では、いくつかの事件とともに「オレオレ詐欺」を扱いました。
犯人が映った防犯カメラの映像を生放送して、視聴者に情報提供を呼び掛けました。
すると放送終了からたった1時間半後に事件が解決しました。
放送を見た母親が「息子に似ている」と気づいて、本人を問い詰めたら犯行を認めて、警察に出頭したのでした。
「TBS緊急公開大捜索2017」では記憶喪失の若者を扱うので、事件の犯人とは違いますが家族や友人・知人などから有力な情報が寄せられることを願います。
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