_
マンティテオ事件とは、2012年に全米を感想の渦に巻いた、フットボールスター・マンティテオ選手の、死んだはずの恋人が実は架空の恋人だったという、とんでも事件です。
当初、祖母と恋人が続けて亡くなり、悲しみの中チームを大勝利に導いた感動エピソードはアメリカ中のマスコミが報じました。チームの快進撃の裏にあった若いカップルの悲しい愛物語は感動を呼んだのです。
しかし、あるスクープによって全てが一転。フェイスブックの写真の恋人は、別人でした。マンティテオ事件の真相とは?犯人は?
目次
■マンティテオ事件とは?
■全米大騒動 悲劇の物語の裏に大ウソ!
大学フットボール界のスター選手テオが最愛の恋人を白血病で亡くした。
その恋人の死は、シーズン開幕3日前の事だった。
仲間に起きた悲劇はチームの結束を一層強くし、シーズンは連戦連勝。
チームの大快進撃と、その裏にあった若い2人の悲しいラブストーリーは
アメリカ中に報道され感動を呼んだ。悲劇のヒーロー、マンティ・テオはたちまち注目の的に。
しかし、あるスクープがキッカケで状況が一転。
なんと、死んだと思っていた最愛の恋人が生きていた!?
一体誰がウソをついているのか?衝撃の事実に仰天!
引用:日テレ「世界仰天ニュース」公式サイト
■大学フットボールスター・マンティテオ選手 プロフィール
ハワイのオアフ島出身・1991年、6人兄弟の長男として生まれます。
両親は敬虔なモルモン教徒で、ハワイ・サモア・プエルトリコの血筋を継ぐマンティテオ選手は運動能力に長けていました。
オアフ島ではフットボールが盛んで、5才でフラッグ・フットボール、8才でボールを扱うようになります。
■高校
高校はオバマ大統領の母校で有名なハワイの名門「プナホウ高校」
マンティテオ選手は文武両道で、学業でも優秀、フットボール・チームで活躍して、学校では信頼できるリーダーとして人気でした。
高校の卒業式では「校長賞」の名誉を受け取るほど。
■大学
高校時代に活躍をみせたマンティテオ選手は、USC・スタンフォード・UCLAなどの大学からスカウトがありましが、選んだのはフットボールの超名門校「ノートルダム大学」です。
インディアナ州にあるのでハワイからはずっと遠く。それでも選んだのはフットボールを愛してるからでしょう。
マンティテオ選手は大学1年生からレギュラーを獲得し、4年生になると、スランプに陥ったチームをリーダーシップで牽引し、「全米大学王者決定戦」に出場を果たします。
個人でも大学フットボール界のMVPともいえる「ハイズマン賞」にノミネートされるなど、たくさんの賞に輝き、まさにハワイの誇るスターでした。
■マンティテオ 恋人の死が感動を呼ぶ
シーズンが佳境に入った頃、マンティテオ選手に不幸が訪れます。
2012年9月10日
祖母が癌が死去し、その6時間の11日には恋人が白血病で死去。
恋人は闘病中
「私の傍にいるよりはあなたにはフットボールのフィールドで戦ってほしい」
と応援してくれました。
恋人はスタンフォード大学の卒業生ルネー・ケクアさん(22才)
カリフォルニアで交通事故で大怪我をして、さらに白血病と診断ささ、6月に骨髄移植を受けていたとか。
大切な人を続けざまに失い、悲しみに打ちひしがれながらも、逆にパワーに変えてマンティテオ選手は大活躍。
シーズン最多12タックルを決めて、20-3でミシガン州立大学を圧倒して勝利したのでした。
悲劇のヒーローの勝利をアメリカ中のマスコミがこぞって美化し、全米が涙にくれました。
■恋人の死は嘘だった!マンティテオ事件!
■スクープがキッカケでマンティテオが注目の的に
ニュースサイト「デッドスピン」が、恋人の死が嘘だったと衝撃スクープを報じます。
「デッドスピン」によると恋人ルネー・ケクアさんは
・スタンフォード大の学生名簿に名前がない
・アメリカ社会保障局の記録にもない
・死亡記録がない
・事故の記録がない
・あるのはTwitterとInstagramだけ
※祖母の死亡記録はあり本当でした。
フェイスブックに投稿された恋人ルネー・ケクアさんの写真画像は、完全の別人の写真でした。
2009年11月に出会い、2012年から交際をスタートさせていたというのですが、いったい?さらにはマンティテオ選手の父親もマスコミの取材を受けて恋人についてコメントもしていたのですが。
■死んだと思っていた最愛の恋人が生きていた!?
テレビはマンティテオ選手の死んだ恋人ルネー・ケクアさんの追悼番組まで放送するほど盛り上がっていました。
画面に、フェイスブックの恋人顔写真が大きく映ったわけですが、番組を見たカリフォルニアの22才女性が「私の写真!」と名乗り出ました。これは一大事。
■真相!一体誰がウソをついているのか?
マンティテオ事件の真相、誰がこんな事件を起こした犯人なのでしょう?
犯人は、写真の実物女性の高校の同級生男性。高校ではフットボールをしていました。
男性は「ルネー・ケクア」を名乗って、マンティテオ選手とツイッター上で交際していたんだとか。
男同士で愛の会話をしていた・・・
■マンティテオ選手もグルだった?
さらにその犯人男性は、マンティテオ選手と知り合いでした。
マンティテオ選手は、騙された側の被害者だと主張したのですが、グルではという指摘もありました。
真相は当事者にしかわかりませんが、マンティテオ選手はグルではないでしょう。こんな騒ぎを起こせば、大きなイメージダウンとなり、今までの功績も台無しになりかねません。
ただ、マンティテオ選手はスクープされる前の段階で、恋人が偽物だと気付いていたみたいです。
しかし大々的に報じられてために引くに引けなくなってしまい、つい乗っかってしまったとか・・・
■マスコミは事実確認しなかった
全米中のマスコミやテレビがこぞって報道した感動エピソードでしたが、フェイスブックとマンティテオ選手の話を信用して、誰も事実確認はしなかったそうです。スクープした「デッドスピン」を除いて。
アメリカはそのあたりしっかりしてるイメージありましたが、違うんですね。びっくりです。
騙した犯人もこんなに大騒ぎになってびっくりだったでしょうね。
■その後
将来を期待されていたスター・マンティテオ選手は、大炎上し、ドラフトも当初の予想をはるかに下回る結果でした。年俸も少ないです。
しかしここで終わらないのがスゴイところです。
2巡目38番指名でアメリカ西海岸「サンディエゴ・チャージャーズ」に入りますが、ハワイイアン・コミュニティーもある温暖な気候に恵まれ、大活躍をみせ復活しています。
注目されていないチームだったことも幸いしてか、のびのびプレーできたのでしょうか。
マンティ・テオがセインツと2年契約。ドラフト前に妄想彼女事件で騒がせたが払拭できたか。 Manti Te'o could be nice fit for Saints https://t.co/keoON2dgwX #nfljapan
— JETS狂のつぶやき (@jetskyou) 2017年3月21日
この記事へのコメントはありません。