【2017台風1号のたまご】気象庁と米軍の最新進路予想「今年は早く台風が発生する?」

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2017年台風1号のたまごが、フィリピンの東に発生しました。

このたまご(熱帯低気圧)は、西北西にゆっくり進んでいますが、台風1号になる可能性が指摘されています。

2016年の台風1号の発生は7月3日という遅さ。しかし昭和31年には台風3号がすでに4月25日に九州上陸するほど、台風シーズンは早い訪れでした。果たして2017年台風1号の発生はいつになるのか?
 
 

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■ 2017台風1号たまごの進路「気象庁」最新予想


2017台風1号たまごは、フィリピンの東に位置しています。
西北西の方向に、ゆっくりの速度に進行中。
中心気圧1004hPa、中心付近の最大風速15m/s、最大瞬間風速23m/s というスペック。

画像引用:気象庁

■ 2017台風1号たまごの進路「JTWC(米軍)」最新予想


画像引用:米軍jtwc

■ 2017台風1号たまごの進路「wunderground.com」最新予想


画像引用:wunderground.com

■ 2017台風1号 発生が早いかも


2017年は、台風1号の発生が早いかもしれません。

また、太平洋の西部では、平年よりも南で積乱雲が多く発生しているので、たまごの発生場所は平年よる南。これが日本にどう影響してくるのか?注目です。

2017年は台風1号の発生が早そうですが、今までに上陸が流行った年はこうなっています。
・1956年 4月25日 鹿児島
・1965年 5月27日 千葉県
・2003年 6月7日 熊本県
・2004年 6月11日 高知県

ちなみに2016年は台風1号の発生は7月3日という遅さでしたが、台風の発生が遅い理由は、エルニーニョ現象の終わった年です。

エルニーニョ現象とは、南米沖の海面水温が、平年よりも高くなる現象のこと。
太平洋高気圧の場所が東へ移動して、日本の夏があまり暑くならないことになります。

今年は早めに台風シーズンが訪れそうですね。

▼現在の大気の様子

 
 

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豆知識 台風のたまごから発生、衰退まで


 
台風は、たまご~発生期~発達期~最盛期~衰弱期という段階を経過します。

「たまご」とは熱帯低気圧のことです。赤道付近の海上で発生することが多く、海面水温が高い熱帯の海上で発生しやすい上昇気流によって、積乱雲(いわゆる入道雲)が次々と発生します。積乱雲が多数まとまると渦を形成するようになって、渦の中心付近の気圧が低下、またさらに発達して熱帯低気圧になります。これが台風の「たまご」です。

「発生期」には、熱帯低気圧の風速が17m/sを超えたものが台風と呼ばれます。

「発達期」は文字通り発達する期間のことで、最盛期に向けて勢力を増していく期間のことです。暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギーにどんどん発達します。

「最盛期」は、勢力のピークです。

「衰弱期」は、台風が衰えていく期間のことです。日本付近に接近すると、熱帯よりも海面水温が低いので、海面からの水蒸気エネルギー供給量が減って、台風は衰弱し、熱帯低気圧や温帯低気圧に変化します。

豆知識 台風の強さ


台風の強さは、台風、強い台風、非常に強い台風、猛烈な台風 というように区分され、
風速が
64ノット(32.7m/s)が強い台風、
85ノット(43.8m/s)が非常に強い台風、
105ノット(54.1m/s)が猛烈な台風、
となっています。

豆知識 昨年2016年の台風発生数


7月☓4
8月☓7
9月☓7
10月☓4
11月☓3
12月☓1

 
 

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