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アメリカ・ミシガン州に住むスーザン・ルフェーブルは、19才の時なんと「麻薬組織のリーダー」として逮捕され懲役10~20年の判決を受けました。
すると刑務所に入って14ヶ月後にスーザンは脱獄。警察はその後現在の足取りをつかめずにいました。
それから30年以上たち、カリフォルニア州のマリー・ウォルシュは旦那と子供3人と幸せな家庭を築き、近所からも評判の良き母親でした。
しかしマリーが家族にも秘密にしていた衝撃的な過去が発覚。脱獄囚スーザンとマリーのアンビリバボーな関係とは?
現在、スーザンとマリーはどうなったのか?2018年2月15日アンビリバボーでも放送されますが、一足先に内容をネタバレします。
目次
■スーザン・ルフェーブル事件の概要(アンビリバボー)
2008年、アメリカ・カリフォルニア州。この地に住むウォルシュ家は幸せを絵に描いたような家族だった。父・アランと母・マリーと3人の子供たち。マリーは家族を第一に考えるだけでなく、ボランティアにも積極的に参加する理想の主婦だった。
しかし、ある日、何者からか監視されている気配を感じるようになる。家族の運命は一体どうなってしまうのか!?
ミシガン州デトロイト女子刑務所から1人の女性受刑者が脱獄。脱獄したのは、19歳のスーザン・ルフェーブル。麻薬取引を現行犯逮捕、麻薬組織のリーダーとして懲役20年の判決を受け、服役中だった。
家族への聞き込みなど捜査を行うもスーザンの足取りはつかめずにいた。しかし、警察のHPに目撃情報が寄せられた。そして、スーザンが住んでいると思われる家へとやって来ると…。一見関係ない2つの物語に隠された驚くべき真実とは一体!?
引用:アンビリバボー
マリーの正体は、30年以上前にデトロイト女子刑務所から脱獄したスーザン・ルフェーブルだったのです。
スーザンは19才で逮捕後、どうやって脱獄したのでしょう?
その後マリーに改名して何があったのでしょう?
■スーザン・ルフェーブル 19才で逮捕された
アメリカ・ミシガン州の町サギノー
スーザン・ルフェーブルは、厳格なカトリックの両親のもとで育ったせいで成長とともに不満が爆発し、高校時代はマリファナ、ダイエット薬、精神安定剤を摂取するなど荒れ、19才で不良とつるむようになりました。
■1974年2月20日 19才で逮捕
スーザンは毎日夜遊びしていたある日、彼氏から頼まれて車を出します。彼氏から言われるまま運転すると目的地には男が1人いました。
彼氏は200ドル相当2.5gの違法薬物を売りました。ところが男の正体は警察官で、スーザンはなんと「麻薬組織のリーダー」として逮捕されました。
■1975年2月7日 懲役10~20年
逮捕されたスーザンは弁護士から、罪を認めれば執行猶予になり保護観察になると言われたので罪を認めました。しかし約束は破られます。
スーザンは初犯で、彼氏に騙され車を運転しただけの冤罪なのに懲役10~20年という重い判決が下されました。再審請求も却下されました。
そうしてスーザンはミシガン州の郊外のデトロイト女子刑務所に収監されてしまいました。
■スーザン・ルフェーブルの脱獄理由と方法は?
脱獄理由は祖父からの提案でした。
刑務所にいる間、祖父が定期的に面会に訪れ、スーザンを励まし続けたある日、祖父は脱獄を勧めます。
■1976年2月2日 脱獄
刑務所暮らし14ヶ月目、祖父の提案でスーザンは脱獄に成功しました。孫思いの祖父は脱獄を手伝いました。
★脱獄方法★
スーザンは、古いシーツを捨てに行く際、看守がいないタイミングを見計らって、ジャケットを有刺鉄線のフェンスの上に投げ乗せて、金網を登って壁の外に出ました。
そして外で待機していて祖父の運転する車で自宅へ行き、両親から衣服・歯ブラシ・現金200ドルを渡されました。
ここからは家族に脱獄の疑いがかかるのを防ぐため、友達の車でカルフォルニア州へ逃亡しました。
■1986年に結婚、子供3人を出産
その後、スーザンは名前をマリーに変えて、運転免許証もマリーで申請、社会保障番号も作って、遠く離れた地で真面目に働きました。
脱獄から8年後の1985年、マリー(スーザン)はアラン・ウォルシュと出会い、約1年後に結婚。3人の子供を出産し、幸せな家庭を築いてきました。彼女は近所からも優しく良い母親として評判でした。
しかし旦那のアランも子供たちも、マリー(スーザン)が脱獄囚だという秘密は知りませんでした。
2004年にはマリー(スーザン)の母親が死去しましたが、逮捕される危険があるので葬儀に出席できないということもありました。
■スーザン・ルフェーブルの現在はマリー・ウォルシュ!再逮捕される
スーザンは他の州に逃亡したので時効が成立せず、警察は再捜査していました。再逮捕される数年前には、誰かがを探してるという情報がマリー(スーザン)の耳にも届いていました。そんななか
■2008年4月24日 53才で再逮捕
カリフォルニア州
ウォルシュ家の自宅
マリー(スーザン)が庭に花を植えている時、匿名の密告を受けて警察が訪ねてきて、脱獄から30年以上たち再逮捕され、本名スーザン・ルフェーブルとして、もといたミシガン州の刑務所に戻されました。
旦那も仰天、まさかのアンビリバボーです。
■2009年1月28日 裁判で判決
裁判が始まると、スーザンの家族や友人、さらにアメリカ中からミシガン州知事宛てに、彼女の減刑をお願いする数百通の手紙が寄せられました。
刑務所を脱獄した罪は重いですが、真面目に働いていたことや、もともとの逮捕が冤罪だったことが考慮されました。
結果、通常は逃亡犯は無期懲役なんですが、刑期は13ヶ月に大幅減刑されました。アンビリバボー!仮釈放理事会も満場一致で5年間の保護観察と18ヶ月間の仮釈放を宣告。
■2009年5月 刑務所を出所
スーザンは13ヶ月の刑期を終え出所し、名前をマリーに戻して、旦那と子供の待つカリフォルニア州に帰ったのでした。
■スーザン・ルフェーブルの現在
スーザンは現在は、マリーとして家族と幸せに暮らしています。
自叙伝「A Tale of Two Lives」も2011年に出版しました。
■まとめ
スーザン・ルフェーブルは19才の時、薬を売った冤罪で逮捕され、懲役10~20年の判決を受けました。
刑務所に入ってから14ヶ月後に脱獄した理由と方法は、心配した祖父の提案でした。
脱獄後にカリフォルニア州に逃げて名前をマリーに変え、脱獄から9年後に結婚して子供3人を出産。
真面目に幸せな家庭を築いてましたが脱獄から32年後に再逮捕。
しかしたくさんの人たちのおかげで大幅に減刑され釈放され、現在はマリー・ウォルシュとして家族と暮らしています。
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