_
2018年台風21号(チェービー)が発生したので、最新進路予想図(気象庁・米軍・ヨーロッパ)を紹介します。
8月は現時点で9個の台風が発生していますが、今後9月にかけてまだまだ台風シーズンが続きます。
台風は暴風域を伴い、大雨や暴風を引き起こし、直撃を受けなくても付近では湿った空気の影響で激しい雨が降りやすくなる恐れがあるので大雨被害などに注意です。
そして今回の2018年台風21号(チェービー)の最新進路予想図では、非常に強い台風に発達し、日本に向けて進路をとる恐れが・・・
目次
■2018年台風21号(チェービー)発生!
2018年台風21号は、8月28日(火)朝9時に南鳥島近海でたまご(熱帯低気圧が)から発生。
8月28日(火)12時現在は
中心気圧:1000ヘクトパスカル
中心付近最大風速:20m
最大瞬間風速:30m
北西の進路で、時速20kmの速度で進んでいます。
■2018年台風21号(チェービー) 最新進路予想時図(気象庁)
気象庁の最新進路予想図をみると
今後も西寄りに進路をとり、海水温がまだ高いので発達を続けながら、9月2日ごろ小笠原諸島に接近する予想です。
■2018年台風21号(チェービー) 最新進路予想時図(米軍)
JTWC(アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター)の最新進路予想図をみると、やはり週末に小笠原へ近づくいう進路で、そのころには非常に強い台風に発達する予想。
もしそのあと北上したら、九州から本州にかけて直撃の恐れも。
■2018年台風21号(チェービー) 最新進路予想時図(ヨーロッパ)
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の最新進路予想図をみると、小笠原へ接近したあと進路を北よりに変えている予想です。
この予想通りなら、九州に上陸する可能性があります。
■2018年台風21号の名前「チェービー」の意味は?
「チェービー(Jebi)」は韓国語で、つばめ(燕)という意味です。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)で事前に140個決められていて、台風が発生するごとに順番につけられます。
ちなみに次の台風22号の名前は「マンクット(Mangkhut)」で、意味はタイ語でマンゴスチン。
■2018年台風21号の被害予想
2018年は24年ぶりの台風の多さで、8月は21号で9個目。1994年以来24年ぶりの多さです。
台風の発生も過去と比べて早め
台風13号 8/3 9時
台風14号 8/8 12時
台風15号 8/12 0時
台風16号 8/13 9時
台風17号 8/14 3時(3番目に早い)
台風18号 8/15 12時(4番目に早い)
台風19号 8/16 9時(2番目に早い)
台風20号 8/18 21時(2番目に早い)
台風21号は沖縄と九州に被害をもたらしそうです。
■大雨・雷・突風・洪水
雷を伴った激しい雨が降って、大雨災害が発生する恐れがあります。険しい山や急流が多い地域は、川の氾濫や土石流、がけ崩れ、地すべりなどの被害が起きやすいです。
雨で増水した川や田んぼを見に行った人が流されてしまったり、浸水した道路の側溝が見えず転落する事故も発生します。
都市部では、川が急激に増水したり、道路や住宅の浸水、道路の地下空間の水没などの被害も予想されます。ゲリラ豪雨など短時間に狭い範囲で非常に激しく降る雨にも注意です。
■強風・暴風・高波・高潮
強い風が吹いて海は大しけに。うねりを伴った高波が発生、強風にも注意が必要です。
海岸や河口付近の低い地域は、高潮による浸水や冠水にも警戒。
■台風の対策
台風や大雨のニュースを知ったら、興味があっても危険な場所には近づかないようにしましょう。
川の氾濫や土砂災害などの災害は、突然一気に起こるので避難が遅れると命にかかわるからです。
■台風が時の家の対策
・家の周りの点検を行う
・窓や雨戸の補強
・床上浸水対策
・ライフラインの断絶対策
■日頃から避難する時のために
・非常用持ち出し品の点検
・ハザードマップで危険箇所をチェック
・避難場所をチェック
■非難するときは
・避難前に必ず火の始末
・持ち物は最小限にして両手を自由に
・危険だから忘れ物は取りに戻らない
■最後に
現在のところ沖縄に直撃予想なので、漁業や農業を営む人をはじめ、住民や観光客に被害が出ないよう祈ります。
この記事へのコメントはありません。