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2016年台風14号のたまごが発生することが、ヨーロッパ最新進路予想でわかりました。
たまごは9/11(日)頃に発生し、その後、沖縄・九州地方を襲う予想となっています。
目次
■ 2016年台風14号のたまご進路「ECMWF(ヨーロッパ)」最新予想
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の最新予想図・GIF動画です。
これによると
9/11(日)に日本のはるか南にたまごが発生
勢力を増しながら
9/15(金)に台湾・沖縄へ
9/17(日)には九州地方を襲う
という最新進路予想となっています。
■ 2016年台風14号のたまご進路 米軍や気象庁の最新予想は?
米軍、気象庁はいまのところ最新進路予想図は発表されていません。
気象庁はたまごから台風になった頃に発表されます。
米軍はもう少し早めですが、まだですね。
ヨーロッパは10日先まで予想しているので、かなり早めにわかります。
ただその分、予想がずれることもよくありますね。
数日先に発生する台風は、あくまで参考にしておいたほうがよさそうです。
▼現在の大気の様子
■ 夏の台風と秋の台風の違い
夏は過ぎてみればあっという間に終わり、もう9月です。
秋の台風と夏の台風は実は違いがあります。
夏台風の特徴は
スピードが遅く、動きが複雑。
秋台風の特徴は
日本の南で発生し進路は北東、スピードをあげながら日本に接近することが多いです。
また、秋雨前線を刺激して、大雨を振らせることもあります。
※今回の台風14号たまごは、秋台風の特徴に当てはまらないですね。
まだ夏気分なのでしょうか
■2016年の台風は7月~9月に集中発生?
2016年の台風1号発生は7月3日で、1951年以降の史上2番目に遅い発生となりました。
ちなみに史上1番に遅かったのは1998年で、7月9日でした。
その1998年には、7月に7個もの台風が、そして9月までの3ヵ月で14個もの台風が発生しています。
2016年も1998年並みの集中発生になるかもしれません。
そうなればダブル台風やトリプル台風となるでしょう。
・7月発生数☓4(1~4号)
・8月発生数☓7(5~11号)
・9月発生数☓2(12号、13号マーロウ)
豆知識 台風のたまごから発生、衰退まで
台風は、たまご~発生期~発達期~最盛期~衰弱期という段階を経過します。
「たまご」とは熱帯低気圧のことです。赤道付近の海上で発生することが多く、海面水温が高い熱帯の海上で発生しやすい上昇気流によって、積乱雲(いわゆる入道雲)が次々と発生します。積乱雲が多数まとまると渦を形成するようになって、渦の中心付近の気圧が低下、またさらに発達して熱帯低気圧になります。これが台風の「たまご」です。
「発生期」には、熱帯低気圧の風速が17m/sを超えたものが台風と呼ばれます。
「発達期」は文字通り発達する期間のことで、最盛期に向けて勢力を増していく期間のことです。暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギーにどんどん発達します。
「最盛期」は、勢力のピークです。
「衰弱期」は、台風が衰えていく期間のことです。日本付近に接近すると、熱帯よりも海面水温が低いので、海面からの水蒸気エネルギー供給量が減って、台風は衰弱し、熱帯低気圧や温帯低気圧に変化します。
豆知識 台風の強さ
台風の強さは、台風、強い台風、非常に強い台風、猛烈な台風 というように区分され、
風速が
64ノット(32.7m/s)が強い台風、
85ノット(43.8m/s)が非常に強い台風、
105ノット(54.1m/s)が猛烈な台風、
となっています。
豆知識 昨年2015年の台風発生数
1月☓1 2月☓1 3月☓2
4月☓1 5月☓2 6月☓2
7月☓3 8月☓4 9月☓5
10月☓4 11月☓1 12月☓1
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