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選抜高校野球2017年「春の甲子園」は、3月19日(日)から休養日を含む12日間の日程で開催となります。
熊本・秀岳館高校野球部の初戦は、大会3日目の3月23日(木)第2試合11:30~、奈良の高田商高校と対戦です。
2017年もアツい選抜高校野球「春の甲子園」、秀岳館高校野球部のメンバー一覧と出身中学、注目選手(写真画像)・鍛治舎巧監督を紹介します。
秀岳館は他県メンバーが多いことで知られますが、強豪・枚方ボーイズ出身の選手は今年は何名いるのでしょうか
目次
■秀岳館(熊本)
春のセンバツは2年連続3度目
夏は2度出場していて、2016は春夏4強でした。
2016秋の熊本大会で優勝し、九州ベスト4。鍛治舎巧監督が就任してからの躍進が話題です。
私立校
1923年(大正12年)創立。1956年に野球部が創部され、現在の部員数は57人。
OBには、元ソフトバンク内野手の松中信彦氏・DeNA国吉佑樹投手・ソフトバンク九鬼隆平(昨年4番キャプテン)・中日の藤吉優捕手
■選抜高校野球【春の甲子園2017】秀岳館高校野球部のメンバーと出身中学
部長:久木田拡吉(51才)
監督:鍛治舎巧(65才)
■野球部メンバー一覧
ポジション・名前・学年・出身中学
■スタメン 01投手 田浦 文丸 3年 (福岡 大野城市平野中)糸島ボーイズ 02捕手 幸地 竜弥 3年 (沖縄 南城市玉城中)中学軟式 03一塁手 木本 凌雅 3年 (京都 京都市嵯峨中)枚方ボーイズ 04二塁手 竹輪 涼介 3年 (佐賀 武雄市武雄中)中学軟式 05三塁手 広部 就平 3年 ※キャプテン (京都 宇治市北宇治中)枚方ボーイズ 06遊撃手 半情 冬馬 3年 (福岡 直方市直方第三中)直方ボーイズ 07左翼手 山下 竜哉 2年 (福岡 大野城市大野東中)糸島ボーイズ 08中堅手 藤本 舜 3年 (福岡 久留米市良山中)久留米東ボーイズ 09右翼手 赤坂 銀次郎3年 (大阪 守口市第一中)守口ボーイズ ■控え 10投手 川端 健斗 3年 (京都 木津川市木津中)南都ボーイズ 11投手 西村 思努 3年 (京都 八幡市男山中)枚方ボーイズ 12捕手 橋口 将崇 2年 (福岡 宇美町宇美東中)福岡フェニックス 13捕手 上原 敦己 2年 (沖縄 那覇市立古蔵中)沖縄ダイヤモンドベースボールクラブ 14選手 渡辺 瑠維 2年 (岡山 岡山市福浜中)ヤンキース岡山 15内野手 寺西 大輔 3年 (大阪 羽曳野市高鷲中)藤井寺ボーイズ 16内野手 橋本 大輝 3年 (熊本■八代市第一中)中学軟式 17外野手 平山 陸登 2年 (佐賀 唐津市鬼塚中)佐賀東松ボーイズ 18外野手 石井 卓弥 3年 (沖縄 那覇市神原中)那覇国際ポニーズ |
秀岳館のメンバーは地元熊本出身の選手がほとんどいない・・・他県の選手ばかりですね。強豪・枚方ボーイズ出身は3名です。
■選抜高校野球【春の甲子園2017】秀岳館高校野球部の注目選手など
■秋季東北大会の結果
2回戦 :8-0 長崎東
準々決勝 :6-1 鵬翔
準決勝 :福岡大大濠 5-0
■秀岳館の注目選手
注目は2016夏の甲子園も経験した強力左腕コンビ、田浦文丸投手と川端健斗投手の2人です。強力打線とともに優勝を狙います。
田浦文丸投手は、170cm75kg左投げ左打ち。
最速144kmストレートに、スライダー・カーブ・チェンジアップとのコンビネーションで三振を奪います。
全国大会など経験豊富だからかメンタルが強いです。中学時代は福岡の硬式野球「糸島ボーイズ」で活躍し、中2の夏ジャイアンツカップで準優勝。知名度は全国的です。
地元から離れた熊本の秀岳館に入学した理由は、ある投手との出会い。準優勝した中学2年ジャイアンツカップで対戦した「オール枚方ボーイズ」先発の堀江投手投手の速球とスライダーに衝撃を受け「一緒に野球がしたい」と想い、同じ秀岳館に入ったのでした。
秀岳館では1年生からベンチ入りし、2年生で春夏ベスト4とさらに経験を積み、鍛治舎巧監督からも「天性のセンスがある」と注目されている逸材です。
川端健斗投手は、175cm70kg左投げ左打ち。
常に135~140前後で最速145kmのストレートを軸に、鋭く曲がるスライダーも使い打者をねじ伏せる力投型。コントロールもよく、ピンチに強いと評判。
しなやかな腕のふりから繰り出す球はどれもキレがよく、特に直球は本人も一番自身を持っています。
中学時代は南都ボーイズでプレーするも2~3番手の投手でした。かつて無名だった左腕が、秀岳館で存在感を見せるまでに成長しています。
~秀岳館・守備~12失点
田浦文丸、川端健斗の左二枚看板が秀岳館の売りでもある。どちらも投球回数を上回る奪三振を記録しており、140㌔以上のストレートが武器。投手力もさることながら、秋の大会で失策0の鉄壁も、この失点の少なさを演出している。#高校野球 pic.twitter.com/Ws5AbuRxyN— 高校野球情報 (@sakushin_tenri) 2017年3月10日
■秀岳館の監督
鍛治舎巧監督は岐阜生まれの65才
県立岐阜商高校3年生で、エースかつ4番で春のセンバツ出場、8強。
早稲田大学卒業後、松下電機の社会人野球でチームの軸となり、選手引退後は部長と監督も歴任。
鍛治舎巧監督は実はNHKの高校野球解説委員でもありました。1985~2010年という長期間務めたのですっかりお馴染みの存在に。
2014年に秀岳館の監督に就任。中学の強豪・大阪の「オール枚方ボーイズ」監督を務めたこともあり、大阪を中心に優れた選手たちが秀岳館に進学しました。それだけ鍛治舎巧監督が慕われたいたという証拠なのですが、結果的にほとんど大阪の選手になっていまい色々批判もありました。
鍛治舎巧さんが新監督となってからは甲子園を目指し、練習も3倍に。その甲斐あって2016春夏で甲子園ベスト4を達成。わずか数年ですっかり優勝候補の強豪になりました。
鍛治舎巧監督は3月末で退任・辞めるという報道もあったようですが、本人は途中で辞めることはないと明言しています。
今年は大阪出身の選手が少ないようですが、やはり他県が多く熊本出身はわずか。今年も色々言われそうですが、選手たちには関係ないので頑張って勝利してほしいです。
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