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東京都北区にある「中村印刷所」という小さな印刷所が
手作りした「方眼ノート」が話題になっています。
特許をとり製品化したものの、宣伝費用がないので宣伝できず
在庫を数千冊抱えていて、それを知った家族で孫の女子専門学生が
ツイッターで宣伝したところ、大反響となり、
一気に注文が殺到する事態になったのでした。
あの方眼ノートニュースになってるじゃん!凄いね pic.twitter.com/ceYUIHRaEI
— 桐﨑らてぃ (@298Hz) 2016, 1月 5
目次
中村印刷所とは
「中村印刷所」は、印刷一筋77年の老舗。
創業は昭和13年(1938年)、当時の店の場所は
台東区浅草蔵前でした。
現在の代表取締役社長は、創業者の息子の中村輝雄さん(72才)。
印刷所は家族4人による昔ながらの家族経営だそうです。
方眼ノートの開発
「中村印刷所」は印刷業を営んでいましたが、
ノートの制作は行っていませんでした。
そんなとき、近所の製本業の男性が店をたたむことになり、
中村輝雄社長が彼に声をかけました。
「印刷と製本は関係が深い。うちを手伝ってくれないか」
男性はアルバイトで「中村印刷所」で働くことになり、
中村輝雄社長と2人で2年もの歳月を費やして完成させたのが
「方眼ノート」です。
方眼ノートの特徴
「中村印刷所」の方眼ノートの特徴は、
ノートを開いたときに水平に開くことです。
普通のノートだと、開いたときに真ん中の折り目部分がふくらんでしまいますよね。
あれがないのです。
なので、コピーしたり、スキャンしたりするときに
真ん中の折り目部分がふくらんだせいで黒くなってしまうということがありません。
ノートに書くときにも、水平だから書きやすいです。
「中村印刷所」は、この製法で特許も取得しています。
方眼ノート発売!しかし
2014年10月、方眼ノートは発売されました。
東京都の「トライアル発注認定制度」に選ばれて
テスト的に購入され、評価、応援されるなど滑り出しは順調だったようですが
販売はなかなか厳しかったそうです。
大量発注の話があったので制作したはいいが
実際注文になることはなく、現在の数千冊の在庫を抱えることになったんだとか。
孫がツイッターで方眼ノートを宣伝
中村輝雄社長といっしょに方眼ノートを開発した
元製本業の男性は、使ってもらえれば良さがわかるという想いがあり
専門学生の孫娘に、学校で友達にあげてくれとノートを渡しました。
孫娘は、学校ではノートを使う人はあまりいないと思ったものの
ツイッターで宣伝することを思いつき、投稿したところ思わぬ大反響となりました。
孫娘は、ツイッターで絵描きの人などとやりとりしいたので
彼らなら需要があるかもと思ったのです。
元旦に投稿したそのツイッターは、あっという間にリツイートが3万を超えたそうです。
中村印刷所の方眼ノート どこで買える?
「中村印刷所」の方眼ノート(水平開き 方眼ノートA4 5mm 30枚 )は、
インターネット通販なら
・Amazon
・ヨドバシカメラ
で買えます。
>>左右のページがつながって1枚の方眼紙のように使用可能 コピー・スキャナが撮りやすい 水平開き方眼ノート B5 30枚 5冊セット
また、実店舗なら、
ヨドバシカメラのアキバ店
ヨドバシカメラの西口本店
ヨドバシカメラの吉祥寺店
で買えます。
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