【友罪】映画原作からネタバレ!あらすじの結末は「鈴木と益田の罪、犯人は過去をどう償う」

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生田斗真さん瑛太さんWさん主演映画「友罪」の原作を読んだので結末まであらすじネタバレします。

「平家伝説殺人事件」の原作は、薬丸岳さんの小説。

益田純一(生田斗真)はジャーナリストの夢に破れた27才。仕事を求め就職したカワケン製作所で、過去を語りたがらない男・鈴木秀人(瑛太)と出会うがその正体は連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始め・・・

原作を読んだので結末まであらすじネタバレするので、映画「友罪」に興味のある人参考になればと思います。
 
 

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目次

■映画「友罪」原作読んで結末まであらすじネタバレ(出会い)


■ネタバレ1 益田と鈴木がカワケン製作所に入社

ジャーナリスト志望の27才・益田純一は、所持金10万円で住む家もないので、採用翌日から社員寮に入れる埼玉県・川口の町工場「カワケン製作所」の面接を受けた。

4ヵ月の試用期間でバイト入社し、同じ時期に面接した同い年の鈴木秀人も同じように入社した。

社員寮は川口駅からふたつ先の蕨(わらび)駅から徒歩5分で、寮の住人は寮長の山内・少し強面の清水(29才)・メガネの内海(21才)がいた。

益田の部屋の2号室で、鈴木は窓のない3号室になり、居間で歓迎会が開かれたが鈴木は早々に部屋に戻った。夜になると鈴木は激しい唸り声をあげ、益田はイヤホンをしてスマホで日課のブログを書いた。

■ネタバレ2 美代子と鈴木の出会い

美代子は半年前、新潟県長岡市の実家を飛び出し、大宮のネットカフェで一番明かしたあと蕨で、保証人不要でオートロックつき家賃49000円のワンルームを借りて、カワケンで働き始めた。

しかし履歴書が高校卒業後8年間がすべて白紙だったため、入社後も社長夫婦にあれこれ詮索されてる気がして気がめいっていた。

そんなある日、美代子が気晴らしに1人で河川敷にいくと、同じ新潟出身だという鈴木が食事していた。鈴木が猫に異常に怯える様子が気になり美代子が声をかけると「生き物は苦手なんだ」と言って鈴木は去って行った。

その日の帰り道、雨のなか震える子猫が孤独な自分と重なり、部屋に連れて帰り「ミミ」と名付けた。

■ネタバレ3 17年前に桜井学がイジメで自殺

益田は肉体労働未経験なので1週間で体が悲鳴をあげていた。

一方で鈴木は資格を持っているので、すぐに溶接の仕事を任されていた。ただ鈴木は誰とも人付き合いをせず、寮のみんなが寝るまで公園で時間をつぶして帰ってくる。寝ると唸されてるし謎だらけだ。

そこで外出中の鈴木の部屋をスペアキーで開け、清水・内海・益田の3人で捜索してみると、1冊のノートを発見。ほとんど風景が描かれたいたが、女性の裸のデッサン画を見つけ清水が携帯のカメラで撮った。家族の写真もあり益田はなぜか既視感を覚えた。

深夜2時、益田は桜井学の夢を見てで目が覚め、居間で鈴木とばったり会ったので一緒にビールを飲み、鈴木が桜井学に似ていることを話した。

桜井学は益田と同じ中学2年の新学期の転校生で、両親が離婚して母親と一緒に神戸にやってきた。1人で本を読むことが好きでクラスに馴染めずいたが、母親が間に入り益田は家に遊びに行く仲になった。

やがてクラスで浮いた存在の桜井学に対するイジメが始まった。益田は人付き合いのアドバイスをしたが桜井学は鼻で笑うような態度をとったので、それ以来関わるのをやめた。

半年後に桜井学は自殺した。遺体にはアザや傷が残っていたが学校はイジメを否定。

しかし匿名で新聞社にイジメを告発する手紙が送られ、マスコミが報道すると学校はイジメを認めた。桜井学の母親さちこは益田が手紙を送ったと思い、感謝の言葉とこれからも正しくいてねと言った。

益田は自分が送り主ではないと言えなかった。桜井学とそんなに親しくなかったが救えなかったことを今でも後悔している。

■ネタバレ4 鈴木の母親役だった白石弥生

鈴木は過去に犯罪を犯した。6年前に医療少年院を退院したあと、保護観察期間は過ぎてるが、世間の憎悪から守るため、今後の生活をサポートする矯正局チームが監視していた。白石弥生は鈴木の母親役だった。

鈴木は監視されるのが嫌で、半年前から行方不明だったが、公衆電話から電話があり、年院でとった資格を活かしてステンレス加工の会社で働いてるというが会社の名前は教えてくれなかった。白石弥生は鈴木が自殺未遂をした過去があるので心配だ。

■ネタバレ5 美代子の過去

1ヶ月後、美代子の前に元彼氏・達也が現れた。

美代子は高校卒業後、女優に憧れて親の反対を押し切って上京。バイト先の居酒屋で出会った達也は音楽が夢でフリーターだった。やがて美代子の部屋で同棲し、美代子は下北沢のアマチュア劇団で端役を始めた。

すると達也は音楽をあっさり辞めてパチンコ三昧。そして美代子を騙して偽タレント事務所に連れていき、AV撮影を強要し、マネージャーになった達也が金を搾り取った。

美代子は新潟の実家に逃げ帰ったが、達也は中学校の校長である父に娘のAVを見せて100万円を脅迫要求。父親は金を払わず仕事を辞め、美代子は実家を飛び出した。

達也はカワケンにもDVDをばらまくと脅してきた。そのとき美代子の忘れ物を届けにきた鈴木が、達也を突き飛ばしたが、反撃されてボコボコにされた。美代子は鈴木を部屋に入れて看病し、携帯のメアド交換した。
 
 

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■映画「友罪」原作読んで結末まであらすじネタバレ(恋と友情)


■ネタバレ6 益田が指を切断する怪我

益田が鈴木に、以前は出版社でバイトしててジャーナリスト志望だと告白。益田は大学時代、匿名ブログでイジメの自殺について書き評判が良かった。

益田の大学時代の彼女・杉本清美は現在、大手テレビ局の女子アナで、キャスターとして活躍している。

そんな清美から仕事中にメールがきて、うっかりスマホを落としてしまい、益田は思わず機械に手を突っ込んで右手の親指と人差し指が第一関節から切断する大怪我を負ってしまう。

すると鈴木がとっさの事態に冷静に対処。指をキレイに拭って氷で冷やしてビニール袋でうまく保存したおかげで縫合手術に成功した。

鈴木が助けた理由は「益田くんは僕を救ってくれた。僕を救ってくれた唯一の親友だから」

■ネタバレ7 鈴木と美代子の恋

美代子は鈴木を誘い池袋で映画デート。その後、猫のミミに会いに美代子の自宅へ行き、鈴木が猫を書くとデッサンがプロ級だった。次に美代子を書くと生き生きした表情で描かれていて、美代子は鈴木にキスした。今度タイタニックのDVDをる約束した。

■ネタバレ8「黒蛇神(こくじゃしん)事件」

14年前、益田が中学2年生のとき隣町で起きた「黒蛇神(こくじゃしん)事件」は、1ヶ月間に小学校低学年の男児2名が殺され、両目がくりぬかれた前代未聞の事件。

犯人は「黒蛇神(こくじゃしん)の使途」を名乗り、神に捧げる生贄として子供を殺した。犯行声明文には両親あてに「このことを至上の喜びと受け止めよ」とあり日本を震撼させた。

当時の益田は桜井学が自殺したショックで頭がいっぱいだったが、逮捕された犯人が同じ中学2年生だとわかったときは愕然とした。

清美が番組で少年犯罪の特集をやると聞き、益田はネットで犯人の同級生がつくった事件をまとめたサイトをは発見。犯人は青柳健太郎。写真もいくつかあった。コメント欄は犯人と家族に対する誹謗中傷で荒れていた。

青柳健太郎は弟が生まれて高学年になるにつれ、友達をさけて一人で過ごすようになったという。小学校を卒業するころから、野良猫を殺して目玉をくりぬいて生贄にするようになった。

動機は、弟が生まれて愛情が減った母親との関係にあると推測された。

また、青柳健太郎は絵だけは抜群にうまかった。

■ネタバレ9 白石弥生と息子・智也

白石弥生は鈴木が心配で尾行し、カワケン製作所を突き止めた。しかし矯正局に知らせたら監視が再開して鈴木の生活を壊してしまうから、白石弥生は鈴木と親しいとわかった益田に頼むことにした。

白石弥生は、自分は親戚で、鈴木が家出して家族が心配してると嘘をつき、様子を定期的に教えてほしいと益田に頼みんだ。

■ネタバレ10 青柳健太郎=鈴木?

益田は鈴木のノートに書いてあった裸の女性が白石弥生に似ていると気づいたが、なぜ親戚の裸を書くのか理由がわからない。

また、家族写真の場所は益田の奈良の実家近くの遊園地に似ていたと気付く。鈴木は新潟出身のはずなのに変だ。

サイトで「黒蛇神(こくじゃしん)事件」の犯人。青柳健太郎の写真と比較すると、鈴木の部屋で一瞬見た少年時代の鈴木に似ていた。まさか鈴木が青柳健太郎なのか?

■ネタバレ12 鈴木と美代子が抱き合う

来週の金曜は鈴木の誕生日だから、美代子は色鉛筆をプレゼントに買って上機嫌。

しかし帰宅するとドアに封筒。中身は達也からでAVのDVDを会社にばらまくと脅迫だった。絶望した美代子は鈴木に会いたいとメールして呼んだ。鈴木は「一緒に逃げようか。僕も過去から逃げてる」と言ってくれて、両手首にはリストカットの跡があった。2人は裸で抱き合った。鈴木は眠るとうなされだした。
 
 

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■映画「友罪」原作読んで結末まであらすじネタバレ(疑い)


■ネタバレ13 益田と杉本清美

益田は大学卒業後、飲食店で2年働いたあとサークルの須藤先輩から誘われて週刊誌のバイトの転職したが、思い描いていたジャーナリストの世界と現場が違い過ぎて、上司を殴ってクビになった。

■ネタバレ14 白石弥生と益田

益田は青柳健太郎のドキュメント番組を見返した。青柳健太郎は逮捕後、医療少年院で4年間治療をうけたあと、社会復帰のため中等少年院に転院して様々な資格を取得。絶望して自殺を図ったが、母親役のS先生たちの働きかけで生きる気力を取り戻したという。

その後、益田は白石弥生を喫茶店呼び出し、本当に鈴木の親戚なのか確かめる質問をした。出身地や兄弟、絵の才能のことなどを聞くと報じられてる内容と一緒だったが、写真にあった奈良の遊園地と「黒蛇神事件」について聞いたときは動揺を見せた。

別れ際、益田がわざと「先生」と呼ぶと白石弥生は振り返った。

■ネタバレ15 先輩・須藤

益田は『ウィークリーセブン』で働いている大学サークルの須藤先輩と会い「黒蛇神事件」について尋ねる。

青柳健太郎の家族は逮捕後に雲隠れし、本人は名前も経歴もすべて別人として暮らしているという。須藤が取材した10人(学校の教師、同級生、近隣住民、被害者家族)の名前を教えてもらった。

■ネタバレ16 カラオケ

木曜日みんな(益田・鈴木・清水・内海・美代子)でカラオケに行き、鈴木は人生初のカラオケで「ドラゴンボール」を明るく歌った。美代子も楽しかったが、益田なぜか鈴木の画像や動画を撮りまくっていた。

帰りは益田が促し、鈴木が美代子を送った。鈴木の携帯には先生(白石弥生)から何度も「会いたい」とメールがきていた。

■ネタバレ17 ずっと友達でいてほしい

益田たちが帰宅すると、寮のポストに差出人不明の封筒があり中身はAVのDVDで、映っていたのは美代子だと気付いた。清水・内海は興奮し、益田は悪質なイタズラに嫌悪感を抱く。そこへ鈴木が帰宅し、バットでテレビを破壊してしまう。

益田は鈴木と話した。鈴木は美代子の「過去に苦しめられる気持ち」がわかるという。鈴木は益田に自分の過去を告白する代わりに、ずっと友達でいてほしいと約束を求めた。

■ネタバレ18 鈴木が美代子に殺人を告白

翌日から社内で美代子を見る周囲の目がおかしくなったが、美代子は理由がわからない。

今日は鈴木の誕生日なので美代子は帰宅すると、ケーキと料理とタイタニックのDVDを用意する。しかしチャイムが鳴ってインターホンに出ると鈴木でなく達也だった。達也は寮と会社にDVDを届けたといい、美代子はすべてを理解した。

そこへ鈴木がきたが達也にボコボコにされてしまう。美代子は通行人に警察を呼ぶよう求めるが全員傍観。

鈴木は「もっと殴ってくれよ」「殺してくれよ」「僕を楽にしてくれよ」「今のうちに僕を殺したほうがいいよ」「人を殺すなんて簡単だよ、経験者の僕が言うんだから」と石で自分の頭を打ち始め、達也は気味悪がって逃げて行った。

病院で手当てしたあと帰宅して、美代子は鈴木の28才の誕生日を祝った。

すると鈴木は「少年時代に人を殺した」「少年院に入って以来、親と弟に会ってない」と告白。誰を殺したのか美代子は聞いたが、鈴木はそれ以上は言わなかった。最初に話すのは、鈴木が死んだら悲しいと言ってくれた益田だと決めてるという。鈴木は子供のように泣き美代子は何も言えなかった。

■映画「友罪」原作読んで結末まであらすじネタバレ(正体)


■ネタバレ19 青柳は鈴木だった

土曜。益田は須藤先輩の取材先に取材しようと奈良に行った。そこで偶然、桜井学の母さちこに9年ぶりに会ってしまい、益田は遺影に線香をあげる。さちこは周囲が迷惑なのをわかっていて意地で奈良に住んでいた(イジメで自殺した生徒の親は、当時の同級生や学校関係者にとってうっとおしい存在)
 
取材するのは青柳健太郎の同級生4人。1人目は留守で2人目は旅行中、3人目は怒って追い返された。残る1人は東大阪の小杉裕次。青柳健太郎と幼稚園も小学校も一緒でサイトの制作者だった。カラオケで撮った鈴木の画像を見せると、青柳健太郎で間違いないと認めた。

一方その頃、白石弥生は鈴木に、親戚だと嘘ついて益田に近づいたことを告白し、正体に気付いてるかもしれないから会社を辞めたほうがいいと警告。しかし鈴木は大切なものがたくさんある場所だから出て行かないと断った。

■ネタバレ21 寮に帰宅

益田は、2人の子供を殺した鈴木と会うのが怖くなった。自分がどんな表情をしてしまうかも怖い。指を切断したのを助けてくれたことも、友情を抱いてくれたことも、今では忌まわしく思える。

そのとき鈴木から「寮に帰りたいけど1人だと心細い。一緒に帰ってほしい」とメールがきて、駅で合流した。美代子の元彼氏がDVDで脅してきて鈴木がボコボコにされたことも知った。

寮に帰宅すると鈴木は内海と清水にテレビを壊したことを土下座して謝罪、許しを得て仲直りした。

■ネタバレ22 美代子は社内で針のむしろ

2ちゃんには元AV女優の南涼香が現在カワケン製作所で働いていて、本名は藤澤美代子だと書き込みがあった。達也の仕業だ。

美代子は社内で針のむしろだが、それより鈴木の「人を殺した」発言が気になる。そんな美代子に益田が「鈴木と別れたほうがいい」と警告。美代子は自分が元AV女優だから別れろと言われたと勘違いし怒る。

社長夫婦から誘われ食事に行くと、DVDの話をされたので美代子は過去を説明した。社長夫婦は美代子に会社にいてほしいが、辛いのではと心配してくれた。

■ネタバレ23 青柳健太郎の記事を依頼される

益田は今の状況から逃げたい。でも次の仕事のあてがない。そんなとき大学の須藤先輩から新宿の居酒屋に呼び出され、青柳健太郎の現在を記事にする仕事を紹介してきた。

小杉裕次は須藤の大学の同級生だったので、益田が須藤に黙って青柳健太郎の写真を見せたことが筒抜けだった。益田は同じ寮に住んでることも白状した。

記事のタイトルは『友人が明かす、黒蛇神事件 少年Aのいま』で6ページの大スクープだ。原稿料はなんと50万円で、その後は益田の名前を出して記事も書かせてくれるという。週刊誌で署名記事を書けば、1冊の本を出すジャーナリストになれことも夢じゃない。

しかし鈴木からどんな話を聞いても友達でい続けると約束したから「書ける自信がない」と答える。須藤はジャーナリストの使命感を持ち出して説得、益田は返事をいったん保留にした。

帰り道、キャバクラ帰りの内海・清水・鈴木とばったり遭遇。鈴木が益田の切断した指の写真を記念に撮ってて多いに盛り上がったと聞き、益田は鈴木の残虐性は本質的には何も変わってないのではないか?と恐れと嫌悪を抱いた。

益田はネットカフェにこもって原稿を書き、須藤と『ウィークリーセブン』編集長と会った。しかし原稿には、親しい人間しか知り得ない人間性や、指の写真のことは書けなかった。須藤は益田に、鈴木と会って原稿を書きなおせと要求した。

その後、益田は鈴木と居酒屋の個室で過去について尋ねた。鈴木は過去を告白する前に、鈴木が桜井学のことで悩んでるなら、一緒にこれからどうやって生きていけばいいか悩みたいと言った。益田は「おまえと一緒にするな」と店を出て、須藤に電話して「絶対に記事を出さないでください」と頼んだ。

寮に帰ると山内が益田を心配して声をかけてきたので、益田は「黒蛇神事件の犯人は鈴木」だと話した。山内は益田の悩みを理解してくれた。

翌朝、益田は通勤電車の中づり広告で、鈴木のことが記事になったことを知る。

■ネタバレ24 美代子が記事を見た

美代子は疲弊していた。会社には嫌がらせの電話が殺到し、自宅もバレてチャイムが鳴らされることも増えたからだ。でも鈴木と一緒にいたいので耐えてるが 最近鈴木が冷たくて1週間以上一緒に過ごしてない。理由がわからない。

そんなときコンビニで『ウィークリーセブン』の見出しが目にとまり読んでみると手が震えた。名前は伏せられていたが、カラオケの写真で少年Aが鈴木だとわかった。鈴木から今日部屋に行っていいかメールが来たが、体調が悪いから明日でと断った。
 
 

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■映画「友罪」原作読んで結末まであらすじネタバレ(罪の償い)


■ネタバレ26 記事が出て鈴木が消えた

益田は須藤に何度も電話するがつながらない。記事は半分が書き換えられていた。読者はきっと誤解して、再犯すると思い込む。

益田は出版社に直接行き須藤に会って抗議するが、「おまえは匿名のブログでは偉そうなことを書けても益田純一という名前を出して人に訴える勇気がない」と一蹴される。

寮に帰ると、鈴木が液晶テレビとDVDを弁償していた。内海・清水は記事をみてないようだ。益田は鈴木に何も言えなかった。

翌朝、テーブルに『みなさん今までありがとう。さようなら。鈴木』と置手紙を残して鈴木が消えた。

■ネタバレ27 白石弥生は自分を責めた

白石弥生は、自分が益田と接触したことが原因で鈴木の過去がバレたと自分を責めた。

鈴木に謝るため親戚だと嘘をついてカワケン製作所に行ったが、鈴木がいなくなったことを知り、さらに自分を責めた。

■ネタバレ28 美代子もショック

美代子は益田に鈴木が出て行った原因を聞いたがわからない・連絡もないと言われるが、『ウィークリーセブン』の記事について聞くと、記事にある友人Bは益田で少年Aは鈴木だと断言した。

美代子は信じられずショックを受ける。カラオケは写真を鈴木の撮るための口実だったのだ。益田はジャーナリストが夢だったから。美代子は親友を裏切った益田を非難したが、益田は友達じゃないと否定する。

美代子が帰宅すると、ポストに鈴木のスケッチブックが入っていた。美代子は子供2人を殺して目玉をくり抜いた手で愛撫されたことを思い出し、発狂しそうになり、スケッチブックをゴミ箱に捨てた。

■ネタバレ31 鈴木と美代子のさようなら

社内は鈴木の話題で持ち切りだ。社長はあれだけ評価していた鈴木を「あんなの」と呼び、同僚たちは益田をヒーロー扱いした。

美代子が終業後、会社を出ると会社を出ると『週刊現実』の記者が待ち伏せしていて、鈴木と交際してたのか聞いてくる。記者は同僚に取材をしていて、美代子が元AV女優だとも知っていた。取材を受けなかったら自由に記事を書くと言ってきたが、美代子は無視して帰った。

美代子は鈴木の『逃げ回ることなんかないよ』という言葉が脳裏をかすめた。捨てたスケッチブックを拾ってめくると、美代子の裸のデッサンはなく、最後のページには初めて見る風景画。それは美代子と鈴木が初めて会話した荒川の河川敷だった。

そのとき鈴木から電話があり出られず留守電になった。『傷つけてごめんなさい。さようなら』美代子はとっさに電話に出た。鈴木は東京にいるという。1人で生きてくと決めた鈴木は今はネットカフェで寝泊まりしていて、これは自分への報いだという。

風景画の意味は『あの日に戻りたい』『(美代子は忘れたい記憶だろうから)破り捨ててもらいたい』という意味だった。

■ネタバレ32 14年前の学のように鈴木を自殺させたくない

寮長の山内は益田に、益田と同い年の山内の1人息子も思い十字架を背負っていたと話す。

山内の息子は暴走族で、16才のとき無免許で知人から借りた車で 通学途中の小学生の列に突っ込んでしまった。友達を乗せて夜通し運転したあとの居眠り運転で、3人の子供が死んだ。その中には山内の親友の娘もいた。

息子は逮捕され少年院に入ったきり会ってない。山内は家を売って遺族の賠償にあてたがそれで償えるわけじゃなかった。嫁と悩んだあげく家族を辞めたのだ。離婚して子供にも会わない、それが償い。

息子に思うのと同じように、鈴木にも罪から逃げずに1人でしっかり生きてほしいと山内は願っている。

益田も同じ想いだ。鈴木を死なせたくない。

14年前、葬式ごっこでクラスメイトがお悔やみの言葉を書き、益田も『じゃあね』と書いた。夕方、学から電話があり『もう限界だよ。死んでもかまわない?』と聞かれたが、益田は周りにイジメッ子たちがいたプレッシャーで『勝手にすれば』と言ってしまった 。

夜、益田は学を探し回ったが見つからず、自殺してしまった。益田が学を死なせたのだ。

益田は学の母ちさこに、新聞社への告発の手紙を書いたのは自分ではないと謝罪した。するとさちこは自分が書いたと明かした。学はレポート用紙5枚の遺書を残していて、イジメに関わった生徒や教師の名前、クラスメイトへのメッセージがあったが、なぜか益田の名前だけはなかった。

だから母親は、益田が学を一生忘れないよう、益田に「手紙を書いてくれたありがとう」とプレッシャーをかけたのだ。益田は自分の罪を見つめるため、学を死なせた最後の電話のことを告白し、母親は号泣。

益田「今度こそ友達を死なせたくないんです」

■ネタバレ33 美代子の過去も記事になる

『週刊現実』に美代子が鈴木と交際していたと記事が出た。名前は出てないが目線を隠した写真でわかる。社長は鈴木を雇ったことを美代子に謝罪し、知人のパチンコ会社の経理の仕事を紹介してくれたが、美代子は自分は何も悪いことしてないから会社に残ることにした。

一方、美代子は益田が今週いっぱいで辞めると知り「鈴木さんを追い出すようなことをしたくせに、自分は逃げるんですか」と非難した。しかし益田「絶対に死なせたくないから、恐れないで踏み出すことにした」と意味深発言。

■ネタバレ34 鈴木あてに手記

益田は奈良に戻り実家近くの食品工場で寮で暮らし正社員として働きながら、手記を書いた。

大手出版社で実名で発表することに清美は反対したが、嫌がらせや中傷も覚悟のうえだ。

そうして実名で手記が発表された。
『特別寄稿 Sくんへの手紙 益田純一』
読者ではなく鈴木1人に向けた手紙だ。
・学を死なせたしまった後悔
・鈴木の記事を提供してしまったこと
・鈴木には優しい一面があること
・Y(山内)の息子のこと
などが書かれ、最後に
『もう一度会って今後のことや償いについて一緒に考えたい。友達でい続けるという約束を果たしたい』
 
 


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