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三井不動産グループが2006年に販売を開始した神奈川県横浜市都筑区のマンション「パークシテシLaLa横浜」が、杭の長さの種類が違い硬い地盤に達していないなど、杭の工法による施工不良がありマンションが傾き大変な問題になっていますね。
施工を請け負った旭化成建材が杭打ち工事を手がけたマンションやビルなど全国の3000棟のリストを、旭化成は10月中に公表すると明らかにしました。
また、横浜市のマンションの杭70本を工事したのは、「現場管理担当者」と「機械を扱うオペレーター担当」の2人だという話です。これについては、会社が担当者に罪をなすりつけているとネット上で批判の声があがっています。
旭化成建材の累計施工実績を見ると、2005には1000件ほどだったのが、2009年には3000件、2014年には6000件と、右肩上がりで施工実績を伸ばしています。ただ今回の横浜のマンションの杭問題で、せっかく築き上げた顧客からの信頼は失われることになりそうです。
<h4>旭化成建材の杭 3000棟リストは10月中!
旭化成建材の親会社の旭化成は、旭化成建材が杭打ち工事をしたマンションやビルなど全国およそ3000棟について調査する方針を示していました。公表されるリストでは、都道府県別の所在地などの調査内容が明らかになるようです。
また、三井不動産グループが過去10年間に販売したマンションのなかで旭化成建材が杭打ちを施工したのは、3棟だそうです。ちなみに、現在販売中のマンション95物件は旭化成建材は杭打ち工事はしていないということです。「パークシテシLaLa横浜」だけが旭化成建材が杭打ちをしたようですね。
10月中に3000棟のリストが公表されるということですが、いま、マンションに住んでいる人々は「もしかしたら、うちのマンションも?」と不安になっていることだと思います。とにかく今は公表を待つしかないですね。
<h4>旭化成建材の杭 担当者は2人
神奈川県横浜市都筑区のマンション「パークシテシLaLa横浜」の杭70本を工事したのは、「現場管理担当者」と「機械を扱うオペレーター担当」の2人だということです。
旭化成建材は、2人がこのマンションの他に関わったマンションやビルがどれだけあるのか調査を進めるそうですが、この二人は、姉歯事件のような国会も巻き込む大事件に発展すれば名前が明らかにされるかもしれないですね。
<h4>旭化成建材の杭 データ改ざんは70本
神奈川県横浜市都筑区のマンション「パークシテシLaLa横浜」の杭でデータが改ざんされていたのは、合計で70本です。
・最初に判明したのが38本(硬い地盤に達していない6本+長さ不足2本)
+
・流量計の改ざん45本(杭の先端を固めるセメント量データ改ざん)
(西棟4本+南棟5本+中央棟36本)
=
・あわせて70本
旭化成建材の前田社長によると、杭うちデータの改ざんの目的は、「杭が地盤に達していないのを隠そうとしたしていた可能性が高い」そうです。
ちなみに、改ざんに関わったとされる「現場管理担当者」は、15年間同じ仕事についていたそうで、また二重チェック体制もなかったそうですので、会社の責任は大きいと思われます。
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