今回3度目【博多駅前が道路陥没】原因は地下鉄「七隈線」工事か「水と砂、ナトム工法との関係とは」(画像・動画あり)

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福岡の博多駅前の交差点で道路が巨大埋没して混乱が続いています。
原因は、地下鉄「七隈線」の延伸工事だと思われす。

実は地下鉄「七隈線」延伸工事による埋没事故は、実は過去に2度、起きています。
つまり今回で3度目ということです。

博多駅前の道路陥没の、画像と動画など状況、そして詳しい原因に迫ります。
 
 

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■【博多駅前が道路陥没】


11月8日あさ5:15頃、福岡の博多駅前2丁目交差点付近で、巨大な道路埋没事故が起こりました。

■午前5時過ぎ
福岡市博多区博多駅前 通称「はかた駅前通り」の道路2か所が大きく埋没
現場では市営地下鉄のトンネル掘削工事中で、現場に水が流れ込んできたため作業を中断
■午前5時15分頃
工事作業員から「道路が埋没した」と110番
一時800戸が停電
■午前7時30分頃
埋没が広がり1つの穴に

場所:博多駅前2丁目交差点付近
埋没:幅約27m、長さ約30m、深さ15m
埋没の大きさは今後も大きくなる恐れがあり心配です。

博多駅から歩いてすぐの場所です。

■道路陥没 画像と動画


こちらの動画は衝撃的です。その瞬間を目撃した恐怖が伝わってきます。

■ケガ人は?
道路陥没事故による怪我人はいません。
これだけの大規模な埋没にも拘わらずけが人がいないのは幸い、奇跡的。

■通行止め
博多口交差点から、博多区役所南口交差点の区間は、全面通行止めです。
いつまで通行止めになるかは未定とのこと。
■避難勧告
危険なので避難勧告も発令されています。
「博多駅前2丁目3番12号と14号」
「博多駅前2丁目5番5号と7号」
「博多駅前3丁目25番21号」
「博多駅前3丁目26番1号,29号」

■停電
道路陥没事故が原因で、博多駅前周辺で停電もおきています。
現在、九州電力が復旧作業を進めています。
■水道・ガス停止
道路陥没事故現場の周辺では、ガスの匂いが充満しているとの情報もあり、福岡市交通局はガス中圧管を停止しました。
また、陥没した穴に水が流れ込んでいるので、付近の上水道・中水道も停止しています。
 
 

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■【博多駅前が道路陥没】原因は?


原因はどうやら地下鉄工事と考えられています。

実は埋没した道路の真下で、地下鉄「七隈線」の工事が行われていました。
「七隈線」の利便性を高めるための工事です。
現在の「七隈線」は「天神南駅」終点。そこから「博多駅」へのアクセスは、直通がなく500~600m地下道と地下鉄を乗り継いで遠回りしなければいけません。
そこで、「七隈線」を延長して「博多駅」へつなげる工事をしている最中でした。
埋没した場所は、「七隈線」新しい駅になる場所でした。

工事中に地下水が出て結果的に陥没に至ったと見られています。

■実は埋没事故は3回目
地下鉄「七隈線」延伸工事による埋没事故は、実は過去に2度、起きています。
つまり今回で3度目ということです。
3回とも、水絡みで埋没しています。

1. 2000年6月20日
中央区薬院の道路
長さ約10m・幅約5m、深さ約8m
地下鉄工事現場内へ土砂が流出➝通行止め
夕方の帰宅ラッシュ時と重なり大渋滞、怪訝人なし

2. 2014年10月27日
博多区祇園町市道
長さ約5m・幅約4m・深さ約4m
杭内へ土砂が流出していることが事前に発覚➝交通規制
その6分後に埋没、けが人なし
今回の場所からたった350mの距離の場所です。
今回と同じ秋。

■砂と水
このあたりは、砂州という砂交じりの土地。
砂と水が流出しやすく、空洞を形成しやすい。
工事をするうえで、地下水があると難しい場所だといいます。
砂州が、埋没が拡大した原因のひとつかもしれません。
ちなみに砂州は液状化もしやすいです。

■工法はナトム工法
埋没事故が起きた場所の駅工事は、ナトム工法で行われていました。
まず大きく地下空間を作り
内側をコンクリで固め
その中で工事をする、という工法。

地下に大きな構造物をつくることによって、地下水の流れをせき止めることになると思われます。
それが原因で水の行き場がなくなり、うえにあがってきたとも考えられます。
地下に大きな構造物を作ってコンクリで遮蔽すると、水の流れ自体が変わってしまいます。

実は東京でも、井戸水のくみ上げをやめたりして、地下水の水位があがっているといいます。

■【博多駅前が道路陥没】生活の心配


この地区の会社・店舗、働いている人や住んでいる人などの今後が心配です。
とても仕事できる状況ではないですし、避難勧告も出ています。

現実問題、会社・店の売上、働けない分の給料なども心配になってくるでしょう。
県や国がどういった対応をするのか注目です。
 
 

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