アーサーT社長の従業員愛が凄い!マーケットバスケットの奇跡(アンビリバボー)

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アメリカのスーパー「マーケットバスケット」のCEOであるアーサーTは、2008年から社長に就任。従業員と顧客を大切にして会社を成長させました。

しかし同族株主の配当金を多くしたい従兄弟のアーサーS牛耳る取締役会にクビにされ、追放されます。

するとアーサーTを支持する従業員と顧客たちが「アーサーTを返せ!」と抗議運動を行い、全米をも着込む超大きなお家騒動に発展。

果たしてアーサーTは社長に復帰できたのでしょうか?11月9日アンビリバボー放送されますが、先にネタバレしたいと思います。
 
 

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■アメリカのスーパー「マーケットバスケット」とは?


1916年、ギリシャ系移民の兄弟が食品店を開始。その後、1954年に兄弟の子供たちが相続し、「マーケットバスケット」のスーパーマーケットチェーンを拡大していきました。

典型的な同族経営でしたが、利益の取り合いで仲が悪かったのも事実です。経営権と利益配分を巡って裁判も起こしています。

■アーサー・Tとは?


アーサー・Tとは、2008年から就任した「マーケットバスケット」三代目CEOの名前です。

当時「マーケットバスケット」は、アメリカ北東部・ニューイングランド地方に75店舗を展開する低価格・低コストを特徴の店。地元の食材を積極的に仕入れ、ウォルマートなど他のどの店よる安く、200万人が買い物をする地元に愛されている店でした。

三代目CEOのアーサー・Tは「会社は社会のためにある」「商売よりも、人々が優先」を公言。従業員も地元民を積極的に採用し、賃金も世間並より高め、ボーナスや奨学金制度など福利厚生も充実。取引先との関係も大事にしました。

安く売る店なのに従業員への待遇がよかったのは、アーサーTの手腕の賜物でした。就任した2008年から6年間で、会社は二桁成長を遂げていきます。

■アーサー・Tとアーサー・S お家騒動


「マーケットバスケット」のCEOはアーサー・Tですが、役員で従兄弟のアーサー・Sは取締役会を牛耳っていました。

2人は創業者の孫で従兄弟
名前は
アーサー・T・デモーラス
アーサー・S・デモーラス
苗字が同じデモーラスなのでTとSの愛称で呼ばれました。

株式49.5%を持つアーサー・Tは人情派
株式50.5%を持つアーサー・Sは打算派
という違いがありました。

■アーサーTは人情派

アーサーTは、従業員を家族同然と公言し、会社の利益は「追加投資(低価格への投資)」「出店のための蓄え」「従業員へのボーナス」としました。賃金も世間並以上で、福利厚生も充実し、人財への投資=人を育てることを商売の基本としました。

従業員が交通事故にあうと協力を申し出る、従業員の身内の葬儀に駆けつけるなど、従業員思いは本物で人望はとても厚かったです。

待遇をよくするだけでなく、アーサーTは定期的に店を回り従業員たちに親しく声をかけました。わわざわざ職場にきて声をかけてくれるので、みな社長を好きになりました。

■アーサーSは打算派

一方、アーサーSは真逆。できるだけ利益を自分のものにしようとする、アメリカで嫌われる典型的MBA上がりでした。

同族株主の利益だけを求め、店舗数が71に増えて利益が増えたのに同族株主への配当が少ないと不満を漏らし、怒りました。

■お家騒動でアーサー・Tが解任される


2014年6月
従業員よりも同族株主の配当金を多くしたい、アーサー・Sが牛耳る取締役会は、議決でアーサー・Tを解任して追放しました。まるで日本の大塚家具のお家騒動のようです。

アーサー・Tの後釜に外部から2人のCEOが雇われましたが、1人は経営した有名企業を売却するほどボロボロにした人物。
 
 

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■アーサー・T社長の復活を求め、抗議活動


アーサー・Tがクビになり、「マーケット・バスケット」を愛する人々がアーサーT復活を求め前代未聞の抗議活動を起こします。

■従業員がボイコット

最初、本社の幹部8人がボイコットを始め、すぐに解雇されました。
続いて店の従業員も仕事をボイコットして、プラカードや顔写真を手に「社長を取り戻せ」とデモを始めました。

配送センターの従業員やトラックドライバーもボイコットし、やがて取引先からも商品が納品されなくなりました。

当然、店の売り場は空っぽに。

■顧客もボイコット

今度は地元の顧客たちが「アーサーTのいない店では買い物しない」と買い物をボイコットしました。

ウォルマートなど他のスーパーで買い物をしたレシートを「マーケット・バスケット」店に貼りつけて、「今日あなた達はこれだけ損をしましたよ」というメッセージを伝えます。

フェイスブックやツイッターでも抗議運動は広がりをみせ、いいネが9万件もつきました。

■全米を巻き込む騒動に

抗議の動画がYoutubeにも投稿され、気付けば200万人以上の巨大な抗議運動となり、地元マスコミはもちろん全米のニュースになりました。

果たしてアーサーTは復活できるのでしょうか?

■アーサーTが社長に復活


抗議運動は6週間、約2か月にわたり、州知事や政治家160人をも巻き込んでいきました。

「マーケット・バスケット」に商品を卸せない納品業者が困って、何とかしてほしいと州知事にかけあい、マサチューセッツ州とニューハンプシャー州の知事が解決交渉に動き出しました。

そうして最終的に、アーサーSと親類が保有していた55.5%の株式を、アーサーTが15億ドルで買うことでお家騒動に決着がつきました。

アーサーTを支持する地元有志・店の支持者・投資会社がお金を援助しての実現です。

■アーサー・T復活!


アーサー・TはすぐCEOに復帰して、従業員たちも戻ってきて店を営業再開しました。

6週間もボイコットしたので損失も大きいですが、顧客もすぐ戻ってきてくれました。

アーサーTは本社前でトラックの荷台からスピーチを行い、従業員と顧客らの抗議活動を称えました。そして

働く人にとって誇りと尊厳ある職場を提供すること、その文化を守ることが人の道であり企業の社会的責任である

と述べたのでした。

「従業員が大事」と言葉では言っても、実際は真逆の社長が多いなか、アーサーTのような社長は素晴らしいです。ついていきたくなるのは当然ですね。
 
 
 

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