【画像】五輪エンブレム「組市松紋」野老朝雄の経歴プロフィールから人柄に触れる。最終選考A案は「つなげること」がテーマ 

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パクリ騒動などいろいろあった東京五輪エンブレムが、ついに決定しました。
最終候補4案の中からA案「組市松紋(くみいちまつもん)」が選出され、作者は野老朝雄(ところ・あさお)さん(46才)という珍しいお名前のデザイナーの方です。

経歴・プロフィール、手掛けてきた作品などから人柄に触れていきます。

野老朝雄さんの画像、組市松紋の画像はもちろん、最終候補4案の画像も紹介します。
 
 

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野老朝雄 経歴・プロフィール、画像


野老朝雄(ところ・あさお)さん(46才)は東京都出身で、
大学は、東京造形大学に通い、
建築家でアーティストの江頭慎さんに師事しました。

9.11を契機に「何かしなければ」と、オリジナルの紋様の制作をスタートしました。
3ヵ月で1,000個も作ったといいます。
2005年の愛知万博でトヨタグループのパビリオンの視覚デザインなども手掛けています。

受賞歴もあり、2006年に「PPPマグネット」が新日本様式100選に選ばれ、2011年には、FRP Ftownビルで日本建築仕上学会の学会賞・作品賞・住宅部門受賞を受賞しています。

その他、野老朝雄の作品

・PPPマグネット
・2007年「ユナイテッド・シネマ前橋」カーペット
・2012年「工学院大学」125周年記念総合教育棟のファサードデザイン

・2016年「国際芸術センター青森」の企画展「個と群」
2~3月に青森市で開催。
津軽地方伝統の刺し子「こぎん刺し」と自分の作品をコラボさせました。

・2016年「大名古屋ビルヂング」の外装のデザイン
3月に名古屋駅前にオープン。
2~4Fの外壁ガラスに、幾何学模様をデザイン。

・衣類のデザインも手掛けています。
「AAO」とコラボしてワンピースやコート。
「giraff」とコラボしてネクタイ。
「ooito」で柄デザイン。

野老朝雄 コメント

「頭が真っ白になった。とても長く時間を掛けて作った我が子のような作品。これから色んな形で広がり、繋がっていくことを考えています」

「広く開かれていた。僕はアスリートになれないが、金メダルを作ることに関われる。五輪への憧れは子供の頃からあった」

引用:ヤフーニュース

野老朝雄のテーマは「つなげること」

野老朝雄さんのテーマは「つなげること」だといいます。
9.11が起きたのがきっかけで作り始めた紋様にはそんな想いがありました。
「大きな断絶に対して、くっつくということがあった」
と野老朝雄さんは語っています。
紋をつなげることで初めて紋様になるデザインは、断絶されたものをつなげたいという願いが込められているようです。

野老朝雄の人柄

顔つきも穏やかで、優しいけど信念はしっかりしていそうです。
お金はもちろんかなり稼いでいると思いますが、それよりも紋様に込めたテーマ「つなげること」などから、温かさを感じます。
東京五輪のエンブレムを作ったのが、この人でよかったです。
 
 

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野老朝雄 A案 組市松紋(くみいちまつもん)


「組市松紋(くみいちまつもん)」とは、江戸時代に広まったチェックのデザインです。
これを、日本の伝統色「藍色」で描きました。

エンブレム委員会の宮田亮平委員長によると、
「市松模様は歴史的にも世界中で愛されている。1色で寡黙でありながら多弁。日本人らしさを秘めている」
と評価しています。

また、良いとする意見として
・シンプルで良い
・日本の伝統や粋を感じる
・クールな印象
否定的な意見として
・地味
・目がチカチカする
といったものがあったそうです。
すべて肯定的な意見ということはあり得ないですからね。

世間の感想

「シンプルでいい。いろいろごたごたはあったが、日本ならうまくやってくれるはず」
「今までにないデザインだが、色彩に乏しいのが少し寂しい」
「地味ですね」
「日本の伝統は感じるが躍動感に欠ける。私はB案がよかった。決まるまでに時間がかかりすぎた。今後は問題が起きなければいいけど」
「華やかさがなくてあんまり好きでねえな」
「エンブレムは日本らしくていいデザイン。選考過程でいろいろと問題があった分、印象に残るのでは」

引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160425-00000082-mai-spo

東京五輪エンブレム最終候補4案 当選結果


東京五輪エンブレム最終候補の当選結果
A案:組市松紋(くみいちまつもん):13票
B案:輪「つなぐ輪、広がる和」  :1票
C案:風神雷神「超える人」    :2票
D案:朝顔「晴れやかな顔、花咲く」:5票

最終審査では21名のエンブレム委員が投票し、その中には、プロ野球ソフトバンク王貞治会長もいました。
そして、過半数を得て、A案を選出されたのでした。

A案の作者である野老朝雄さんには、賞金100万円が贈られました。
B・C・D案の3人には、最終候補作品賞が贈られました。
B案:輪   :久野梢さん(38才)
C案:風神雷神:後藤崇亜貴さん(49才)(ペンネーム)
D案:朝顔  :藤井智恵さん(49才)

東京五輪エンブレム 佐野研二郎パクリ騒動

東京五輪エンブレムは、去年2015年7月24日に発表された選ばれた佐野研二郎さんのエンブレムが、ベルギーの劇場のロゴと酷似しているとパクリ・盗作疑惑が持ち上がりました。
すると佐野研二郎さんがそれまで手掛けてきた作品でも、次々とパクリ疑惑が浮上し、結局、39日後には五輪エンブレムは白紙に戻されました。

東京五輪エンブレム 公募

佐野研二郎パクリ騒動のあと、エンブレム委員会が発足され、募集条件を緩和して幅広い層からエンブレムを公募しました。
前回とは違い、「参画」と「透明性」をキーワードにして、オープンな選考をアピールし、最終候補4案に絞られ、A案が選出されました。

エンブレムの公募は
応募総数:14,599点
意見総数:約11万件
でした。

東京五輪エンブレム 最終候補4案の画像

A案:組市松紋(くみいちまつもん):13票
B案:輪「つなぐ輪、広がる和」  :1票
C案:風神雷神「超える人」    :2票
D案:朝顔「晴れやかな顔、花咲く」:5票


 
 

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