【林真須美の冤罪説】夫の「真犯人わかった」現在も子供たちは母を信じでいるのか

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4人が亡くなった「和歌山カレー事件」の犯人とされる林真須美には現在、冤罪説があります。なぜカレーにヒ素を混入したのか?納得いく動機もありません。

夫の「真犯人わかった」発言を週刊誌も取り上げていて、他にもネットでは娘(次女)が真犯人ではという意見も。

林真須美と夫には子供が4人いますが現在どうしているのでしょう?

息子(長男)は2017年3月にテレビインタビューで現在までの苦労を語っていて、施設では施設職員(女性教師)から性的虐待の被害にもあっていたことが週刊誌で報じられています。
 
 

 

■【和歌山カレー事件】事件概要


■和歌山カレー事件

1998年7月25日
場所は和歌山県和歌山市園部の夏祭り
カレーを食べた67人が腹痛や吐き気を訴え、4人が死亡。
警察の捜査で、カレーにヒ素が混入していたことがわかった。

10月4日、カレー作りの当番だった林真須美と夫が逮捕された。

犯人とした理由は
・カレーに混入したヒ素と林真須美の自宅から見つかったヒ素が同じ。
・12:20~13:30の間、林真須美が1人でカレーを見張っていてヒ素混入のチャンスがあった。
・逆に他の人間はヒ素を混入するチャンスがなかった。
・林真須美とその家族はカレーを食べていない。
・3月にヒ素を使って保険金目当てで殺人未遂を起こしていた。
などの状況証拠。

2009年4月21日に最高裁で林真須美の死刑が確定した。
林真須美は2009年に、祭り会場のヒ素と、自宅のヒ素は異なるという理由で無罪を主張するが、棄却された。

■【和歌山カレー事件】林真須美は冤罪?


ネットでは、林真須美は冤罪ではないかという意見があります。

■林真須美は冤罪説1. ヒ素
「和歌山カレー事件」で使われたヒ素は、当初の鑑定結果では林真須美の自宅から見つかったヒ素と同じということで、逮捕となりましたが、その後、鑑定がかなりずさんで、それぞれ違うヒ素だったと、林真須美側は主張しています。

また、林真須美を犯人とする証拠のヒ素は、住んでいた地区のドラッグストア1店舗で売られたものでした。同じ薗部地区の近隣住民たちも、ネズミやシロアリ駆除の為にヒ素を買っていました。

林真須美と同じヒ素を持っている近隣住民は6軒もありました。

さらに林真須美の自宅のヒ素は当時、夫が容器に入れて施錠していないガレージに置いていて、誰でも入ることができました。自宅のヒ素とカレーに混入したヒ素が同じだったとしても、林真須美が入れたとは限りません。

■林真須美は冤罪説2. カレーの見張りは1人ではなかった
林真須美はカレーの見張り中、次女とずっと一緒だったことが、近隣住民と次女の証言でわかっています。カレーの場所には、次女意外の子供たちもいたので、林真須美がカレーにヒ素を混入する動機がわかりません。

■林真須美は冤罪説3. 他の人間にも混入のチャンスが
カレー鍋は、15:00に夏祭り会場に運ばれ、17:00から蓋を開けて再加熱し、交代で複数の人がカレーをかき混ぜました。会場にはたくさんの近隣住民が出入りしていました。

■林真須美は冤罪説4. カレーを食べなかったのは偶然
林真須美とその家族がカレーを食べなかったのは、亭主関白な夫無理やり家族を連れてカラオケに行ったからです。長女と三女は自宅に残りましたが、カレーを食べるなとも言っていません。
夕飯も用意せず急遽カラオケに行ったので、長女と三女が夏祭りのカレーを食べる可能性は十分あります。

■林真須美は冤罪説5. 動機がない
林真須美は3月にヒ素を使って保険金目当てで殺人未遂を起こしていました。
しかし「和歌山カレー事件」のターゲットはどう考えても無差別ですし、保険金も入りません。状況的に自分が犯人だと疑われるのをわかっていてヒ素を入れる動機がありません。
自分の子供がカレーを食べて死んでいまう可能性もありますし。

キレやすい性格で住民と揉めて怒ったのが動機ともいわれてますが、動機としては弱いです。
 
林真須美は夫にこう言っています。

「金儲けのためなら別として、(カレー事件は)何の利益にもならない。それにヒ素ならすぐにウチがやったとバレるので、そんなバカなことはしない」
引用:日刊ゲンダイ

  

  
 

■【和歌山カレー事件】林真須美の夫が「真犯人わかった」発言 現在は車いす


林真須美の夫・健治は、真犯人に心当たりがあるようで、真犯人がわかったと明言しています。

夫・健治が言う真犯人とは、近隣住民のA氏。林真須美を犯人に仕立てあげた真犯人だと考えているようです。

事件当時、林真須美はカレー作り担当で、ヒ素は自宅にあったから簡単にカレーにヒ素を入れることができた。キレやすい性格で、住民と揉めて激高したのが動機だとされました。

夫・健治によるとA氏は同じ条件を満たています。

A氏は林真須美がカレー作りをしていたガレージにも不審に思われず簡単に近づくことができました。

A氏は自営業で、外部からの出入りが多いせいで揉め事を起こす、園部地区の元祖トラブルメーカー。林真須美ともよく揉めていて、クラクションを鳴らして怒鳴りあいをしたほど。林真須美以上にキレやすい性格。

カレー事件当日の映像を見ると、A氏はカレーを食べたと言っている一方で、平然と笑っています。カレーを食べたほかの住民はみんな吐いて大変ななか、A氏だけ苦しむどころか笑っているのです。

夫・健治はA氏が真犯人だとバレるのを恐れて、ちょっとだけカレーを食べて被害者を偽っているのでは?と考えています。

林真須美も控訴審で
「カレー調理場のガレージに戻った時、近くに男2人が立っていた」
「二女とカレー鍋の見張りをしている間、別の男が通りかかった」
と怪しい第三者がいたことを証言しています。

林真須美の夫・健治は現在、保険金詐欺の刑期を終えて出所後、脳出血で倒れて自宅で車いす生活をしています。収入は、生活保護を受けているといいます。
  
 

  
 

■【和歌山カレー事件】林真須美の子供は4人 現在は?


林真須美の子供は4人、娘3人と息子が1人です。

2017年現在
・長女:
 結婚して子供が2人(20才の時に早産)
・長男:(当時小学4年生)
 和歌山県内の運送会社で働いている
・次女(当時中学2年生)
 現在33才。情報なし
・三女(当時4歳)
 高校時代は法律の勉強をしていたので、現在は法律に関する職業の可能性。

■【和歌山カレー事件】林真須美の子供 真犯人は娘(次女)?現在は?


林真須美には娘3人と長男という子供が4人いますが、「和歌山カレー事件」の真犯人は、娘(次女)ではないか?という意見があります。

事件当日、林真須美は黒いTシャツでショートカット、娘(次女)は白いTシャツで首にタオルを巻き髪は長かったです。2人は似た体型をしていました。

近所の女子高生が、12:00~13:00にかけて「白いTシャツで首にタオルを巻いた髪の長いおばさん」が1人でカレー鍋の周りを歩き回って蓋をあけたと証言。

しかしそれは林真須美ではなく、娘(次女)です。女子高生はよく似た体型の娘(次女)を林真須美だと勘違いした模様。

ネットでは娘(次女)が、ヒ素をヒ素だと知らずにカレーに入れてしまった。もしくは当時イジメられてたので仕返しするためヒ素を入れたという意見が。

それが本当なら、林真須美は真犯人である娘(次女)をかばっているということになります。

■【和歌山カレー事件】林真須美の子供 息子(長男)は施設で被害にあっていた


■カレー事件ですべて変わった

息子(長男)は2017年3月、29才の時「激撮! 直撃スクープ!!」でテレビインタビューに初めて答えています。

子供時代、自宅には数億円の札束やアクセサリー・腕時計などはあふれかえり、欲しいものは何でも買ってもらえたし、最新ゲームが複数あり贅沢な暮らしをしていました。

息子(長男)は子供ながらにどうしてこんなに金があるのか不思議でしたが、両親は保険金詐欺を繰り返して莫大な利益を得ていたのでした。

林真須美の夫・健治は自らヒ素を飲んで保険金2億円を手に入れたことも。金庫には多いときでなんと5億円近くが保管されていました。

息子(長男)は事件当時、小学4年生。それまでの何不自由ない生活は一変しました。
 
 

 

■施設でイジメ

林真須美が逮捕されたあと子供たちは、親戚が引き取りを拒否したので和歌山の養護施設に保護されました。

施設で息子(長男)は日常的な暴力のイジメにあい、顔に傷があるとバレるので体の生傷が絶えませんでした。「カエルの子はカエル」と言われ、毒を意味する「ポイズン」のあだ名をつけられ、給食のカレーに乾燥剤を入れられ嘔吐したことも。

姉妹たちも施設で殴られる・小遣い3000円を取り上げられるなどイジメを受けました。しかし施設の園長は子供たちに差別はしてないと否定。

■施設職員(女性教師)から性的虐待

息子(長男)は施設で女性職員から性的虐待の被害にもあっています。

女性職員は息子(長男)を含む3人の少年を相手に行為を繰り返しました。から2年にわたり続き、2005年に息子(長男)が告白して明らかになりました。

養護施設に入ったから数年後2003年の中学3年生になると、女性職員が「和歌山カレー事件」をネタに脅して行為を強要してきました。

行為を拒否すると、夕食なし・風呂が水など仕返しをされたので我慢するしかなく、2年間で行為は50回以上に及びましたが、施設の園長は「2年続いたなら恋愛感情があったんだろ」と十分な調査もしなかったといいます。

■施設を出たあとの現在

数年後に施設を出ても「林真須美の息子(長男)」であることを理由にひどい目にあいます。

飲食店でバイトをしますが林真須美の家族だと分かると「衛生的に良くない」という理由でその日に解雇されました。

29才の現在は和歌山県内の運送会社で働いています。何か悪いこと一つでもすると「死刑囚の息子だから」と後ろ指を指されるので、道を踏み外さないように真面目に生きてきました。

■現在、母親と父親との関係は?

保険金詐欺の刑期を終えて出所した後に脳出血で倒れ、車いす生活となった父親の自宅にも頻繁に行き来きしています。

林真須美と面会するのは1年に1回くらいで、2017年3月時点で最後に会ったのは2016年6月。その時には林真須美は歯が抜け落ちてしまっていたそう。

「和歌山カレー事件」で夫は林真須美の冤罪を信じでいます。子供たちは現在も林真須美を信じているのだと思います。

■【和歌山カレー事件】林真須美 死刑執行日はいつ?


林真須美は死刑囚ですが死刑執行日はいつなのでしょうか。

2009年にはヒ素が自宅と祭り会場で違うものだったとして和歌山地裁に再審請求を申し立てたものの、2017年3月に棄却されています。

このまま真犯人がはっきりしないまま、冤罪の可能性を残したまま、死刑執行日が訪れるのでしょうか。
  
  
 

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