元看護師4人組保険金殺人事件 久留米の黒い看護婦吉田純子と堤美由紀!ニッポンお騒がせ人物伝で全容があきらかに

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「元看護師4人組保険金殺人事件」が、主犯格の吉田純子にマインドコントロールされたを堤美由紀にスポットをあてて2015年10月21日(水)21時00分からテレビ東京で放送の「ニッポンお騒がせ人物伝」で紹介されます。

この事件では、元看護師4人組が保険金目当てに関係者を次々に殺害していきました当時の報道では、共犯者たちをマインドコントロールで操ったという主犯格の吉田純子は、3人をマインドコントロールして共犯者にしました。中でも一番深い関係にあったのが堤美由紀。彼女は自分の夫を殺しました・・・いったいなぜこのようなことになったのでしょうか?
 
 

 
 

久留米 元看護師4人組保険金殺人事件


1998年1月24日、主犯格の看護師の吉田純子(当時33才)は、看護学校時代の同級生3人(堤美由紀、池上和子、石井ヒト美)をマインドコントロールして、池上和子の夫の平田栄治さん(当時39才)を睡眠薬で眠らせて静脈を空気を注射し、殺害しました。

これによって彼女たちは、保険会3500万円を手に入れました。

この事件は「黒い看護婦」というノンフィクション書籍となりました。2015年2月にはフジテレビでドラマ化されています。

久留米 元看護師4人組


主犯格の看護師の吉田純子と堤美由紀・池上和子・石井ヒト美らの4人は看護師学校時代の同級生であり、学生時代からも顔見知りでした。

吉田純子は貧しい家の出身のため金銭欲が強い女性で、10代の頃から言葉巧みに周囲の人間をマインドコントロールして、金銭を巻き上げていました。

そして、堤美由紀・池上和子・石井ヒト美も同様にマインドコントロールされ、金を巻き上げられていました。その挙句、保険金殺人の共犯者にされたのです。

事件のあと3人は、吉田純子が住むマンションに各自部屋を購入して、吉田純子のまるで召使いのごとく扱われていました。

吉田純子と堤美由紀はレズビアン


吉田純子と堤美由紀はレズビアンの関係にあり、3人の中ではもっとも深い関係にありました。2人は同じ病院に勤めていて、堤美由紀が男性のことで相談を持ちかけたのをきっかけに、2人の関係は急激に深まりました。

吉田純子は、自分のバックに「先生」がいると嘘をついて、その「先生」に相談内容を解決してもらうと偽って金を騙しとリました。そうやって堤美由紀をマインドコンロールして、やがて肉体関係を迫りました。

ちなみに、池上和子・石井ヒト美に対しても同じ手法でマインドコントロールしています。彼女たちは夫婦関係に悩んでいたのですが、そこへ吉田純子が嘘のトラブルをでっち上げて「先生」に解決してもらう名目で金を騙し取り、従属させていきました。

堤美由紀たちには自分のことを、「吉田様」と呼ばせる女王様のような存在でした。

吉田純子 贅沢と借金のために大金が必要


吉田純子は夫とは別居中で、久留米市内にある高級マンションの最上階に、3人の娘と住んでいました。娘3人は、堤美由紀たちに面倒をみさせていました。

吉田純子は、堤美由紀・池上和子・石井ヒト美と、他の同僚からも金を騙しとっていましたが、「贅沢な暮らし」と「借金返済」のため、大金が必要でした。

池上和子の夫の平田栄治さん(39才)を殺して保険金を手に入れる計画です。

吉田純子は池上和子に、夫が池上和子と子供を殺そうとしているとマインドコントルールして思い込ませました。池上和子の夫はそれまで女性関係のトラブルがあり、そんな夫のトラブルを池上和子は吉田純子に解決してもらっていたので、殺害疑惑をすっかり信じてしまったのです。

殺害方法は、睡眠薬で眠らせたあとにカリウム製剤と空気を注射するというものでした。
 
 

 
 

殺人決行


1998年(平成10年)1月21日、計画を実行しますが失敗に終わりました。池上和子の夫が途中で目を覚ましてしまったのです。

1998年(平成10年)1月23日、再び計画を実行します。ビールに睡眠薬を入れて眠らせて、吉田純子たち4人は池上和子の夫の静脈にカリウム製剤と空気を注射し、殺しました。

そして保険会社からまんまと保険金3450万円を手に入れました。その額のほとんどは吉田純子のものとなり、池上和子は子供を養護施設に預けて、吉田純子といっしょに暮らすことになりました。

2度目の殺人決行


味をしめたのか、金の亡者は2度目の殺人を決行します。1度目から1年と少し後。
今度のターゲットは、石井ヒト美の夫の久門剛さん(44才)です。
吉田純子は石井ヒト美に、石井ヒト美の夫が金銭トラブルを抱えていると吹き込んで、解決するには保険金を得るしかないとマインドコントルールして思い込ませたのです。

1999年(平成11年)3月27日、急性アルコール中毒での死亡を装うため、ビールに睡眠薬を入れて眠らせて、吉田純子たち4人はチューブを用いて彼の胃袋にダイレクトに酒を流し込みました。

しかし彼がなかなか死ななかったため、吉田純子は我慢できなくなり静脈に空気を注射をしました。すると容態が急変し、救急車で病院に搬送後、死亡が確認されました。

そして保険金3300万円のほかに退職金も手に入り、やはりほとんどが吉田純子のものとなりました。

3度目の殺人決行 堤美由紀の母親・・・未遂に終わる


2000年(平成12年)5月、堤美由紀の母親の家に侵入して、彼女にインスリンを注射して眠らせ、首を絞めて殺し、金品を盗もうとしたしましたが、未遂に終わっています。

石井ヒト美が自首して事件が発覚


2001年(平成13年)8月、夫を殺してから2年が過ぎましたが、後悔の念に耐え切れず石井ヒト美が警察に自首して事件が発覚しました。

2002年(平成14年)4月28日、石井ヒト美の供述に基いて行われた捜査によって、吉田純子と堤美由紀・池上和子・石井ヒト美の4人全員が逮捕されました。

その後、警察が主犯格の吉田純子を徹底的に取り調べした結果、
1997年(平成9年)に同僚の看護師から500万円を騙しとっていたことが判明、
他にもいくつもの余罪があったことがわかり、保険金殺害で得た金額を含めてなんと2億円もの大金を騙しとっていました。

4人のその後


・吉田純子(主犯格)
主犯格だと認定され1審で死刑判決。高裁は控訴を棄却。上告しましたが棄却され、死刑が確定しました。
・堤美由紀(純子のレズカノ)
1審で無期懲役を言い渡され、控訴は棄却。上告することはなく、無期懲役が確定しました。
・池上和子
1審の判決前に病死しました。
・石井ヒト美
1審で懲役17年の判決、控訴は棄却。上告することはなく、懲役17年確定。
 
 

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コメント

  1. 恐ろしい事件ですね・・・。
    殺人まで犯すマインドコントロールって信じられませんが。

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