【日本で一番わるいやつら】原作実話「稲葉事件」とは。ネタバレの結末は「一番わるいのは体制のやつらか」

映画「日本で一番わるいやつら」のあらすじと、原作でもある実話「稲葉事件」とは何かネタバレします。
映画を見る時間がなかったり、見るほど興味はないけどあらすじや、実話「稲葉事件」とは何か?結末・ネタバレは知っておきたいという人は参考になると思います。

主演の綾野剛さんが映画「日本で一番わるいやつら」で諸星要一の26年間を演じるにあたり、10kgの体重増減をしたといいます。本気の演技ですよね。前評判も含めて傑作映画になりそうな予感です。
 
 

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■ 原作は実話「稲葉事件」。映画「日本で一番わるいやつら」キャスト


■北海道警

・北海道警エース刑事・諸星要一(綾野 剛)
・諸星のライバル刑事(青木崇高)
・道警随一の敏腕刑事・村井定夫(ピエール瀧)

■諸星を慕うS(スパイ)

・スパイ1「暴〇団幹部」黒岩勝典(中村獅童)
・スパイ2「麻薬の運び屋」山辺太郎(YOUNG DAIS)
・スパイ3「盗難車バイヤー」アクラム・ラシード(植野行雄(デニス))

■ほか

・すすきの高級ホステス(矢吹春奈)
・警視庁・銃器対策室刑事(音尾琢真)
・関東大物ヤ〇ザ(木下隆行(TKO))

■ 原作は実話「稲葉事件」。映画「日本で一番わるいやつら」あらすじ


日本警察史上最大の不祥事。奴らはいったい何をしたのか!?

大学時代に馴らした柔道。その腕っ節の強さを買われ、北海道警・刑事となった諸星要一。
強い正義感を持ちながらも、うだつの上がらない日々を過ごしていた。
ある日、署内随一の敏腕刑事・村井から刑事の“イロハ”を叩き込まれる。
それは「刑事は点数。点数稼ぐには裏社会に飛び込み、S(スパイ)をつくれ」というものであった。
言われるがままに“S”を率い、「正義の味方、悪を絶つ」の信念の元、規格外のヤバすぎる捜査をまっとうしていく諸星だが―。

引用:http://www.toei.co.jp/movie/details/1206599_951.html

 
 

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■ 原作は実話「稲葉事件」。映画「日本で一番わるいやつら」ネタバレ


「稲葉事件」とは、どういった事件なのでしょうか。
簡単にネタバレするとこうなります。

2002年7月、北海道警察の生活安全特別捜査隊班長である稲葉圭昭警部が、覚せい剤取締法違反容疑と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕、有罪判決を受けた。
公判において、単純な犯罪ではなく、北海道警察による「やらせ捜査」や「銃刀法違反偽証」などの不祥事が明るみに出るとともに、北海道警裏金事件が2003年に発覚するきっかけともなった。日本警察史上、最大の不祥事が明るみになった事件である。

引用:http://www.toei.co.jp/movie/details/1206599_951.html

ここからは実話「稲葉事件」とは何かを詳しくネタバレします。

1953年に北海道沙流郡紋別町で生まれた稲葉佳昭(いなばよしあき)さんは、1976年23才の頃、北海道警察に入りました。

■1989年から「首なし銃」やらせ押収

稲葉佳昭さんは、1989年頃から銃のやらせ押収をしていました。
Sと呼ばれるスパイ(捜査協力者)との裏取引で手に入れた銃でした。
Sから入手した銃を、摘発で押収した銃だと偽った「やらせ押収」です。
上司から銃の摘発を「何とかならんか」と言われたのがきっかけですが、いつしか銃の摘発の数で新記録を樹立するまでに成長?していました。

1993年40才の頃、銃器対策室が設置され、稲葉佳昭さんは初代捜査員となりました。
それからの8年間では、100丁近い拳銃を押収するなど目覚ましい活躍を見せます。

■Sへの資金が足りず、密売を始める

S(スパイ)たちには、捜査協力と引き換えに、食事をおごったり、小遣いを渡す必要がありましたが、その資金は警察からはほとんど出ず、刑事たちが自腹を切っている状態でした。
実は警察には資金があったのですが、現場の刑事たちに回されずに、裏金として警察幹部の接待に使われていたのです。

S資金を自腹で切っていた稲葉佳昭さんですが、やがて資金がなくなって困った結果、S(スパイ)と協力して拳銃を覚醒剤の密売をして金を手に入れるようになります。
なんだか本末転倒のような気がしますが。

稲葉佳昭さんはその金で外車を購入したりなど、私利私欲にも使いました。

■違法なおとり捜査で銃の摘発も

1997年、ロシア人船員「パキスタン人」おとり捜査。
小樽市内で、拳銃と実弾を持ったロシア人船員が逮捕されました。
実はSの1人パキスタン人、銃と中古車の交換を持ちかけた「おとり捜査」でした。
しかしK警視(片山俊雄)の指示でパキスタン人がいなかったと偽証しています。

■稲葉佳昭が逮捕される

2002年7月5日
親しかったS(スパイ)の1人・W(渡辺真)が、稲葉佳昭さんが覚醒剤を使用していることを警察に告発します。
金銭トラブルが引き金でした。
W(渡辺真)は600万円を無心してきたのですが、稲葉佳昭さんは断り、腹を立てたW(渡辺真)が稲葉佳昭さんを告発したのです。

稲葉佳昭さんは現職の刑事でありながら薬物で逮捕されたのです。これは衝撃的です。

■密売で得た利益がすごかった

稲葉佳昭さんは、覚醒剤の密売で4000万円以上、銃の密売で100万円以上の利益を得ていました。

■稲葉佳昭の元上司が自殺

稲葉佳昭さんが逮捕されたあと、元上司のK(片山俊雄)が自殺しました。
遺書はなかったですが、刑務所に入るのが怖くて自殺したのでは。

■稲葉佳昭を告発したW(渡辺真)も自殺

K(片山俊雄)が自殺したあと、今度は稲葉佳昭を告発したW(渡辺真)も自殺しました。
拘置所のなかで靴下を口に詰めて死んでいました。

■裁判

★稲葉佳昭さんが犯したおもな不祥事
・Sを使った「やらせ」で銃の押収
・覚醒剤の密売で4000万円以上の利益を得た
・銃の密売で100万円以上の利益を得た
・覚醒剤の所持・使用

2002年に初公判が開かれ、2003年50才の頃に、懲役9年・罰金160万円の判決が確定します。

■刑期満了

2011年9月58才の頃、稲葉が刑期を満了してます。


 

※2003年には、北海道警の裏金がテレビで報道され、一大スキャンダル発覚となりました。
翌2004年には、元釧路方面本部長の原田宏二さんが道警の裏金を告発しています。

※映画「日本で一番わるいやつら」では、実話「稲葉事件」の主人公・稲葉佳昭さんを、名前を変えて諸星要一という役で綾野剛さんが演じています。
映画では、諸星要一の26年間について描かれます。

※「日本で一番わるいやつら」とは、一見、諸星要一とS(スパイ)たちのような印象を与えますが、個人的には刑事に不正をやらせる環境を作った道警など体制側の「やつら」を指しているのだと思います。

以上、実話「稲葉事件」とは何か ネタバレでした。

 
 

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