大村智のイベルメクチン 医学生物学賞は微生物がスゴイ!2億人を救った化学者

嬉しくなるニュースです。大村智さんが「ノーベル賞」の「医学生物学賞」を受賞したことでニュースが盛り上がっていますね。スウェーデンの「カロリンスカ研究所」によって選ばれた「医学生物学賞」、授賞式はストックホルムで12月10日に行われます。

微生物から見つけた「エバーメクチン」を改良した「エバーメクチン」は、アフリカな南米などの風土病である「オンコセルカ症」や「フィラリア症」に有効な薬となりました。大村智さんは特許を得て莫大な財産を手に入れることもできたはずでしたが、特許権を放棄して10億人以上に無償配布したのです。

大村智さんのことは、HONZで紹介の中央公論新社「2億人を病魔から守った化学者」に詳しく記されています。また、NHK「ニュース7」の電話取材では、「微生物に賞を」とコメントし、ユーモアのセンスを見せてくれました。

ツイッターなどネットでは、がんや生活習慣病でもなく抗寄生虫薬が取り上げられたことを評価する声も。


 
 

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●「ノーベル医学生物学賞」


受賞者は3名
・大村智さん(北里大)
・ウィリアム・キャンベル博士(アイルランド出身)
・トゥ・ヨウヨウ博士(マラリアの治療法開発に貢献)(中国籍)

ノーベル賞の授賞式はストックホルムで12月10日に行われます。
賞金の合計は800万スウェーデンクローナ
(日本円にして約1億1500万円)です。

●「大村智」


大村智さんは、北里大の特別栄誉教授で、
元定時制の教諭という異色の経歴の持ち主。

★微生物から、400種類を超える様々な機能をもつ化合物を発見
「微生物」によって創りだされる有用な化合物をたくさん発見し、
医薬品などの開発につなげてきた人物です。
発見した化合物は、
熱帯地方の風土病を治療する薬として実用化されています。

医療および科学研究の発展への大きな貢献が評価され、受賞となりました。
 
 

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●「エバーメクチン」を発見し「イベルメクチン」に改良


「イベルメクチン」とは大村智さんが開発した寄生虫駆逐剤のことです。

★「エバーメクチン」を発見
1975年、静岡県内の土壌に新種の放線菌を見つけた大村智さんは
その放線菌の中から「エバーメクチン」を発見しました。
「エバーメクチン」とは、寄生虫や昆虫を麻痺させる力を持つ抗生物質です。

★「イベルメクチン」の開発
大村智さんは「エバーメクチン」の化学構造を改良して、
アメリカの大手製薬会社メルクによって家畜の寄生虫駆逐剤
「イベルメクチン」が開発されました。

★「イベルメクチン」を「オンコセルカ症」治療薬に
1982年、「イベルメクチン」が、
アフリカなど熱帯地方の風土病である「オンコセルカ症」に
大変高い有効性があることがわかり、
メルク社は、その治療薬として製品化しました。

「オンコセルカ症」とは、別名「河川盲目症」と呼ばれていて
線虫の幼虫が目に侵入することによって発症する病気。
発展途上国においては、失明のおもな原因になる非常に怖い病気ですが
「イベルメクチン」の登場によって、
症状の悪化防止および感染防止を実現し、人々を失明の危険から救いました。

★「イベルメクチン」が「オンコセルカ症」の撲滅
2013年にコロンビア、2015年9月にはエクアドル
「オンコセルカ症」の撲滅を宣言しました。

★「イベルメクチン」はフィラリアなど他にも有効
象皮症と呼ばれる「リンパ系フィラリア症」にも有効で、
寄生虫やダニの感染症に対する薬としても使われています。
万能薬ですね、大村智さんはたくさんの人を救ったのですね。

★「特許権」を放棄
大村智さんは「イベルメクチン」の放棄して、
WHO(世界保健機関)を通してアフリカや中南米などの地域に
10億人以上の人々に「イベルメクチン」を無償提供しました。
お金よりも、ひとの命を大切にしたのですね。
  
 

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