新国立競技場「聖火台がない」B案にあったのに。消防法上の懸念「屋根に火が燃え移る可能性」

2020年東京オリンピックのメインスタジアムである新国立競技場が、なんと「聖火台を設置できない」とわかり騒ぎになっています。日本らしさを出すために屋根を木材した結果、消防法上に問題になるといいます。つまり、聖火台の火で屋根が燃えてしまうという、なんともお粗末なことになる可能性が出ています。

新国立競技場の聖火台は、選ばれなかったB案では設置場所がきちんとありました。このままだと、消防法上の懸念から、聖火台が競技場の外に置かれる可能性もあります。
 
 

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新国立競技場A案 消防法で聖火台がない


新国立競技場A案が発表された時には、スタンドの最上段の上のスペースに、聖火台を設置するとの記載がありました。旧国立競技場の聖火台を置く想定だったようです。

しかし、JSC(日本スポーツ振興センター)によると、聖火台の火が、木製の屋根に燃え移る可能性があるというのです。今頃なにを言っているのでしょうか。

JSCと大会組織委は責任を押しつけ合う


言い訳「応募要項に聖火台はなかった」

JSCは、大会組織委から「聖火台を競技場内に置くとう要望を聞いていない」と言い訳をしています。ザハ案撤回後の公募の際にも聖火台を設置する場所は想定しなかったとも。

本当に東京オリンピックを成功させようという気があるのか、大変疑問に思います。聖火台を競技場内に置くのは当たり前でしょう。応募要項になくても、想定したり、提案したり、もしくは「聖火台はどうますか」と一言聞けば済む話です。JSCの対応はあまりに事務的ですし、大会組織委も無責任です。

森喜朗会長は馳浩のせいに

東京オリンピック大会組織委の森喜朗会長は、JSCのことを「少し頭のおかしな連中」と批判し、聖火台を作るのを忘れたのは彼らだと責任を押し付けています。また、一番悪いのは文部科学省の馳浩文部科学大臣だと批判しています。
 
 

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B案には聖火台があった!


新国立競技場のデザイン「B案」を作った建築家の伊東豊雄さん(74才)によると、「B案」には聖火台はあったといいます。

伊東豊雄さんは、聖火台をどこに置くかは東京オリンピックの開会式などを演出するプロデユーサーの意向が優先されるから、応募要項に入っていないのだと考えていました。デザインの時点で建築家が聖火台の置き場を決めてしまうと、政府やJSCに逆らうことになるとも。

しかし伊東豊雄さんには、1964年の東京オリンピックと同じ聖火台を2020年にも使って、後世に語り継がれるようにしたいという想いがありました。なので、設計図にはこっそり聖火台の置き場をデザインしていたのです。場所は、旧国立競技場の聖火台と同じ、バックスタンド最上段の中央です。

聖火台の場所は、
・観客全員が見える
・期間中は外からも見えるよう可能な限り目立つ場所に設置
という、IOCが定める2つの条件もきちんと満たしています。

4月中に聖火台の置き場を決める


木材を多用したA案が選ばれ決定したのは、2015年12月のことです。あれから3ヶ月も経ちなぜ今頃、聖火台を設置できないことに気づいたのでしょう?頭のいい人たちがたくさん関わっているいるはずですが。

遠藤利明五輪相はこういった疑問に答えることはなく、5月中に新国立競技場A案の基本設計が終わるので、聖火台の置き場について早急に検討したいとコメントしています。大会組織委員会は、4月中に聖火台の置き場を決める方針です。

新国立競技場の中に聖火台を設置するなら、設計を変更する可能性もあり、そうなればまた建設費が変更になるでしょう。高くなるかもしれません。

もしくは、IOCが決める2つの条件を満たすために、競技場の外に聖火台を設置する可能性もあります。ちなみに、ザハ案は聖火台を外に設置するデザインでした。
 
 

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