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2016年「春の選抜高校野球」が3月20日(日)から、休養日を含む12日間の日程で開催されます。
岩手の釜石高校野球部は、大会2日目の3月21日(月)9:00第1試合で香川の小豆島高校と対戦します。ちなみに釜石高校も小豆島高校も21世紀枠なので、21世紀枠対決となります。
2016年「春の選抜高校野球」の釜石高校野球部のメンバーと出身中学、注目選手などを紹介します。
目次
釜石高校野球部
釜石高校は岩手代表、1996年以来20年ぶり2度目の出場です。夏の甲子園は出場経験がありません。秋季大会では初戦敗退でした。今回、21世紀枠の出場です。
釜石高校は2008年に釜石北と釜石南が統合して出来た学校で、スーパーサイエンスハイスクールに指定された文武両道の岩手県立進学校です。
2011年の3.11東日本大震災で釜石高校は、行方不明152名、991名が亡くなるなど甚大が被害を受け、釜石高校野球部メンバーの自宅も全半壊が9名、親族が行方不明3名が在籍していて、仮設住宅で暮らしています。そんななか活躍する釜石高校野球部は、復興の希望となっています。
釜石高校OBにシンガーソングライターの故・大瀧詠一さんがいます。
「2016年春の選抜」釜石高校野球部のメンバーと出身中学
岩間大 投手 3年(大槌市立大槌中)
大尻悠矢 捕手 2年(釜石市立太平中)
新沼康大 一塁手 2年(釜石市立釜石南中)
石崎仁鵬 二塁手 3年(釜石市立釜石中)
菊池勇貴 三塁手 3年(釜石市立釜石東中)※4番バッター
奥村颯吾 遊撃手 3年(釜石市立釜石中)
佐々木尚人 左翼手 3年(大槌市立大槌中)
岡道雄斗 中堅手 3年(釜石市立釜石東中)
佐々木航太 右翼手 2年(釜石市立釜石東中)
菊池智哉 捕手 3年(釜石市立太平中)※主将
畑山洸一郎 投手 2年(遠野市立遠野中)
中村翔斗 内野手 3年(釜石市立甲子中)
澤田一輝 内野手 3年(釜石市立釜石中)
菊池将人 内野手 2年(遠野市立遠野中)
沖千聖 外野手 3年(釜石市立釜石東中)
平野雄哉 外野手 2年(釜石市立甲子中)
佐藤光翼 外野手 2年(遠野市立遠野中)
小林龍一 外野手 2年(釜石市立釜石東中)
「2016年春の選抜」釜石高校野球部の注目選手など
秋季地区大会の結果
東北地区
1回戦:東北 3 – 2 釜石
1回戦で敗退ではありますが、強豪の東北高校を相手に1点差という好ゲームでした。
注目選手
注目選手は、2年生エースの岩間大投手です。公式戦はほとんど1人で投げ抜きました。球速は右投げストレート120キロですが、制球力を活かして、打たせて取る投球をします。
岩間大投手は「出るだけじゃなくて、全力プレーで被災地の人たちに元気を与えたい」と被災地復興の星になることを誓っています。
捕手の大尻悠矢選手は、1年生で正捕手を任された逸材で、強気なリードが持ち味です。
監督
監督は、東学大出身の佐々木偉彦監督(31才)です。昨年2015年春から釜石高校野球部を率いている若い監督です。佐々木偉彦監督の釜石市内にあった自宅は3.11の津波で流されました。
「復興は進んでいるようで進んでいない。もう1度被災地を見てほしい」と、春の選抜で釜石高校が活躍することで被災地に目を向けてほしいと訴えています。
2016年「第88回春の選抜高校野球大会」・大会初日3月20日(日)対戦 |
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